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神田沙也加さんを思ってみる

あんたは神田沙也加という人物について思いを馳せることがあるかい?

俺が最初に見たときは実に可愛らしいアイドルって感じで見てたんだよ。

アイドルって言うと、ただ可愛ければ良いて軸線で語られちゃうけれど、それってすごいことなんだよな。

彼女の場合は、その大変さの上に松田聖子って言うベラボーなハードルが課せられる人生だったんだと思う。

そらそうだよな。
あんな化け物級の芸能人を超えることを使命として担わせられたら、誰だって「絶望」って言葉にたどり着いちまう。

今回は神田沙也加さんという人物が感じていたことを想像してみる回だ。

もう一回。
もう一回だけさ。
泣いておこうぜ。

神田沙也加さんを思い出させた作品

俺の記事を見てくれているヒトならわかるかもしれないけれど、俺は宇宙戦艦ヤマトが大好きなわけよ。

オリジナルの作品大好きで当時のベータマックスって言うビデオで録画したものを何度見返したかわからないくらいだ。
それをきっかけに日独伊三国同盟なんて言葉を考えることを小学生ながらにしていた記憶がある。

同時に宇宙って言葉に魅了されたってのもあるけれどね。

で、その数々の興味を刺激してくれた宇宙戦艦ヤマトのリメイクである作品にだ。
神田沙也加さんが出ているわけよ。
まるで神様みたいな存在として。

その役割ってのは、なんつーのかすべてのことを超越しているような存在として描かれている。

すべての苦しみを「そうである」って認識しちゃう事ができるようなキャラクターなんだよ。

そのキャラクターの名前はテレサ。
現実世界ではマザーテレサの名前で知られているヒトと同じ名前を冠されたキャラクターだね。

現在では賛否両論ある彼女だけれど、テレサという名前は「愛」の象徴として宇宙戦艦ヤマトという物語の文脈では扱われていたと思うんだ。

そして、そのリメイクの作品でテレサの声として神田沙也加さんは抜擢された。

神田沙也加さんの感じていたこと

こっからは完全に俺の思い込みなんだけれどさ、神田沙也加さんって俺たちが経験できっこないプレッシャーを日々感じながら過ごしていたと思うんだ。

だって、神田正輝さんと松田聖子さんの子どもだぜ?

子どものころから、どんだけの視線を感じて、どんだけのプレッシャーを感じていたのかなんてわかりっこないくらいのもんだ。
しかもご両親が離婚をしてある意味では自分から父親を奪ってしまった母親と同じ芸能という道を選んだとか、普通だったら出来ない選択をした御仁だと思うんだよ。

そう考えると、神田沙也加さんのご両親が離婚してしまっていたってのが実に悲しい話だってことなのかもしれない。

もちろん、神田正輝さんと松田聖子さんの決断を否定するもんじゃない。

それでも神田沙也加さんの最終的に頼れる大地みたいなものがなかったってことなんだろうな。

子どもたちが踏みしめる大地

じゃあ、例えば俺の息子の「頼れる大地」なるものに俺はなれているのか?

ぶっちゃけなれてない。
じゃあ妻はなれているのか?
ぶっちゃけなれてないと思う。

なら両親二人でなりきれているのか?

ぶっちゃけなれてないと思う。

なぜか?

だって、どこに踏み出すか息子はまだ考えてないんだもんよ。

ホントの意味でだよ。
神田沙也加さんの悲劇がなぜ起こったのかってのは俺には理解できていない。
何に苦しんでいたのかもわからないし、何に喜んでいたのかすら知らない。

それは芸能人って言う直接の関係のないヒトだからだろうって?
じゃあさ。
あんたはあんたの家族が何に苦しんでいて、何に喜んでいるのかって言葉にできるかい?

たぶん、こうだろうは言えるし、なんなら「そうなんだろ?」って思考を誘導することだってあるだろう。

それでも今、この瞬間に家族が感じていることを理解する術はない。
出来るのはそばにいて「見る」ことだけなんだよな。

そして「そばにいる」ことが出来なくなるってのは各家族が前提となっている現代という時代では普通のことなんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはあの悲劇をどうやったら防げるんだろう?

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