俺たちみたいなカラスどもには鉛の弾を…与えてるのさ
出展:エリア88 MISSION8 渇いた希望
さて、俺たちの言霊第一回を始めようと思う。
記念すべき第一回目の作品はみんな大好きエリア88を取り上げてみよう。
エリア88の紹介ノートはこちら。
このセリフは、主人公のシンの暴走が原因で信頼を置く司令官サキの視力を奪ってしまうかもしれないという事件が起きた後の武器商人マッコイとシンとのやり取りである。
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シン:手がなくなろうが、足がなくなろうが…目だけはしっかり見開いていたい…。最後の瞬間までこの目で見ていたいんだ…
シン:暗闇の中でそのまま引きずり込まれていく死の世界なんてごめんだ…。地獄の火でこの身が焼かれようとも、燃え尽きるまで自分の目で見ていたいと思う…。
マッコイ:おまえ、サキと同じことをいうな…
マッコイ:いちばん心配だったのはあいつにチューリッヒにいくことを納得させることだと思ってた…。ところが、あいつ…あっさりいくといったんだ…。今のおまえと同じことをいってな…
シン:……………………
マッコイ:神さまってのはなに考えてんのか…わしには、もうわからんよ…
シン:かんたんさ…
シン:人には希望を…男には勇気を…女には愛を…子供たちには未来を…老人たちには安らぎを…。
シン:おれたちみたいなカラスどもには鉛の弾を…与えてるのさ
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