ダークスターという何か
あんたは宇宙の話って好きかい?
まあ俺は何度となく書かしてもらっている通り、宇宙戦艦ヤマトが好きなわけよ。
で、ガキンチョの頃にその当時の最新の宇宙の情報を盛り込んでいたのに夢中になったりしたわけだ。
※木星に輪があるとか
で、そのままオッサンになった俺はこんなニュースを見かけたんよ。
ダークスター。なにそのデス・スターっぽい名前。
※スター・ウォーズも好き
今回はこのダークスターなるワクワクワードを眺めていく回だ。
いつものことながら俺の趣味に付き合ってくれよな。
望遠鏡ではるか向こうの宇宙を見る意味
無限に広がる大宇宙。
もう、宇宙戦艦ヤマトではおなじみのスタートのナレーションだね。
無限とは言わないまでも、宇宙は実に広大な空間を抱えている。
その広大な空間のはるか向こうを眺めるために、ヒトは実に多くの労力を傾けてきた。
数多くの天文学者も夜空に思いを馳せていたんだろう。
で、はるか彼方の宇宙を眺めるってことが過去を見ることになるってのをあんたは聞いたことがあるかい?
意味がわからないって?
まあ、聞いてくれよ。
光ってのは一般的に宇宙で最も速い速度で伝わるって話は聞いたことあるじゃん。
その速度30万km/秒。
数字が大きすぎてよくわからんよね。
1秒間で地球を7回り半するスピードだ。
おおすげぇなと思うと同時に、別の現実を突きつける。
ええと……遅くね?ってね。
太陽と地球の間ですら149,597,870kmあるんだ。
太陽からの光が地球に届くのに8分位かかる。
いま見えている太陽は8分前の姿ってわけだ。
で、遠くの宇宙の光も同じ様に時間をかけて地球に届いている。
例えば100億光年先の光を捕まえれば100億年前の宇宙が観測できたことになるってスンポーだ。
で、今回話題のダークスター。
ビッグバンから4億年後くらいの位置にあったらしい。
ビックバンが138.2億年前って言われているから、134.2億光年先の光ってことか。
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡エグいな。
ダークマターという存在
まあまあ聞く名前だと思うんだよ。ダークマターって。
と言いながらダークマターってなんぞやってのを語れるヒトは俺を含めてあんましいないと思う。
俺のざっくりした感覚で言うと、銀河だとかで星がまとまっているためには恒星や惑星の質量だけだと理屈が通らない。
もっと別の質量が計算上必要だ。
じゃあ、その計算の帳尻をあわせる物質を定義しておこう。
観測できないしダークマターって名前にしとくか。
って感じ?
ダークスターという存在
前置きが実に長くなったけれど、今回の話題のダークスターだ。
ダークマターの恒星ってのが全く概念として俺にはなかったんだよね。
だってそもそも光に反応しないからダークマターなんじゃねーの?
で、どうやら通常では考えられないくらいの大きさの恒星があって、主成分は通常の恒星と同じく水素とヘリウムなんだけれども、そいつがダークマターの対消滅で発生するエネルギーで光っているんだと。
その大きさは実に10天文単位。
さっき書いた太陽と地球の間の距離が1天文単位だから、その10倍の大きさなんだと。
すげえデカい恒星で有名な恒星であるベテルギウスですら太陽の1000倍程度。
直径比でいけば10倍程度ってことだよな。
太陽の直径は140万Km。
1天文単位はざっくり1億5千万km。
その10倍のデカさの恒星。
エグくね?
で、そのエグいデカさを維持するために理屈上ダークマターが0.5%含まれていて、そいつが対消滅していることらしい。
なんつーの?
好奇心を超えて、むしろこえーわ。
宇宙の始まりの頃は、そう言う得体のしれない星がいたってことだもんな。
もうちっと言えば、俺たちの太陽系。
それもその一部だったってことだもんな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちが普段想像することすらしていないスケールの存在がはるかなる太古に存在していたって事実を俺たちはどう捕まえていくのが良いんだろうな?
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