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メンバーシップ用に立ち上げたシリーズものの序章部分です。
読みやすく目次と後鍵を含めてまとめてありますので、同じ様なシリーズを読んでっみたいヒトはぜひともご購入を!
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#仲間意識
[小説][バラッド]-序章-⑦
歌えないオッサンのバラッド
-序章-⑦
オフィスを出るとリサを先頭に風間、橘と続いて歩き始めた。
行き先をリサしか知らないんだから仕方ない。
「なんて店に行くんだい?小泉。
まさか、大の大人が雁首揃えて夜の公園ってわけでもあるまい?」
橘がわざと気の抜けたような声で問いかけた。
この尋常ならざる空気をちょっとでも変えていきたいと言う思いが見え隠れする。
「えっと、私もさっき初めて入ったお店なん
[小説][バラッド]-序章-⑫
歌えないオッサンのバラッド
-序章-⑫
「わ、私がですか?」
「そうだ。タイゾー、問題ないよな」
「へっ、精神と時の部屋へご案内ってわけだ」
ここでドラゴンボールを出してくるあたりは、なんというかタイゾーらしいと思った。
この短い会話の中で、俺は徐々にこのトールとタイゾー、そしてリサについて共感出来るところがいくつもあるような気がしてきている。
三人とも今の仕事が大好きで、でもトールはその大好