
Python: データ型について
Pythonのデータ型について、
学んだことや使い方などをメモします。
復習や新たな気付きに繋がれば幸いです。:)
なぜデータ型を理解する必要があるの?
1. エラーの対応が上手くなる
例えば、数値と文字列は連結できませんが、「数値を文字列に変換」すれば連結できます。
number = 2024
text = "年"
print(number + text) # TypeError
print(str(number) + text) # 2024年
このようにデータ型の扱いを理解することで、事前にエラーを防止して、エラーの少ないコードが書けるようになります。もしエラーが発生したとしても、エラーの原因を素早く特定し、スムーズに作業を行うことができます。
2. 最適なコードを書いて処理スピードを上げられる
各データ型には、特定の操作が最適化されています。
例えばint型、float型、str型に演算処理をさせた場合、int型が最も高速です。
# int型 1番処理が速い
a = 10
b = 20
c = a + b
print(c)
# float型 2番目に処理が速い
a = 10.0
b = 20.0
c = a + b
print(c)
# str型 最も処理が遅い
a = '10'
b = '20'
c = int(a + b)
print(c)
このようにデータ型の特性を理解することで、合理的かつ効率的なコードが書けるようになります。
3. 他の人が見やすくメンテナンスしやすいコードが書ける
データ型を適切に使うことで、コードが何を意図しているのかが明確になります。これにより、他の開発者がコードを読んだときにすぐに理解できるようになります。
自分の言葉でうまく説明できるようになったら追記します。:<
データ型の種類
str: 文字列型
・str: string(文字列)の略
・テキストデータを表現するデータ型
・値を『''』か『""』で囲って定義する
a = 'banana'
print(a) # banana
print(type(a)) # <class 'str'>
int: 整数型
・int: integer(整数)の略
・整数を表現するデータ型
・小数点を含まない数値で定義する
a = 100
print(a) # 100
print(type(a)) # <class 'int'>
float: 少数型
・float: Floating Point Numbers(浮動小数点数)の略
・小数点を含む数値を表現するデータ型
・小数点を含む数値で定義する
a = 5.5
print(a) # 5.5
print(type(a)) # <class 'float'>
bool: 論理型
・bool: boolean(論理型)の略
・真偽値『True』『False』を表現するデータ型
・if文を使った条件分岐などで大活躍する
if 1 < 10 :
a = True
else:
a = False
print(a) # True
print(type(a)) # <class 'bool'>
list: リスト型
・list: リスト
・複数のデータを順序付きで保持するデータ型
・値を『[]』で囲って定義する
a = [10, 20, 30]
print(a[0]) # 10
print(type(a)) # <class 'list'>
dict: 辞書型
・dict: dictionary(辞書)の略
・keyとvalueの値をペアで保持するデータ型
・値を『{}』で囲って定義する
a = {'apple': 100, 'banana': 200, 'melon': 300}
print(a['banana']) # 200
print(type(a)) # <class 'dict'>
まとめ
以上、自分なりの解釈でデータ型の情報をまとめました。
データ型はまだまだ他の種類もあるので、使いこなせるようになったら随時追記しようと思います。
もし今回の情報が役に立ったと感じましたら、イイネいただけると嬉しいです。一緒にPythonの勉強、頑張りましょう!:))
ひとりごと
文字列型がなぜstring(糸)?
歴史的背景
文字列は連続した文字の列であり、この連続性がまるで糸(string)が連続して繋がっているようなイメージと似ていたため、「string」という用語が採用されたそうです。
比喩的な意味
糸が一続きで繋がっているのと同様に、文字列も文字が連続して並んでいます。この連続した順序性が「string」という言葉の由来となったとのこと。
面白い。
少数型がなぜfloat(浮く)?
PCで小数の表現方法は、浮動小数点型と固定小数点型の2つがあり、Pythonでは浮動小数点型を使用する仕組みになっているらしい。
固定小数点数: お金のように、常に同じ桁数で表示されるもの。精度が重要な場面。
浮動小数点数: 大きな数や小さな数のように、範囲が広く変動するもの。スケールが重要な場面。
お金の例では固定小数点数が自然で、距離や科学の例では浮動小数点数が適しているのです。
…ちょっとレベルが足りずよく分からないので、浮動小数点数は小数点がフワフワ(float)動いて大きい数字が表現しやすいんだなーとざっくり理解しておきます。