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ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022: Vol. 4「蘇生し続けるVaporwave」
コロナ禍の2020年以降、Vaporwaveシーンはどのように変容していったのか——〈Local Visions〉主宰sute_aca氏を迎えてお送りする短期連載。最終回となる4回目は、3人の推薦作と配信イベントについて語ります(連載第3回はこちら)。
* * *
ΔKTR 最後に、各自がオススメするVaporwave作品を3枚ずつ紹介して今回の鼎談を終わりにしようと思います。
ΔKTRの選ぶ3枚
① Windows96『Magic Peaks』(2021)
ΔKTR これは『新蒸気波要点ガイド』の刊行後にレコード屋さんで見かけて面白かったものです。Windows96自体は本のなかでも紹介していますけど、このアルバムはディスクユニオンのラテン・ブラジル館が“ブラジル音楽”として紹介してました。
ヒタチ ユニオンの実店舗にはCDが置いてあったね。
ΔKTR レコードも新譜で入荷してました。サンパウロ出身なんですけど無国籍感というか、聴いていてどこの国の音楽かすぐにわからないんですよ。Synthwaveっぽいアプローチもあれば、Vangelisのような部分もあるし、いろいろな要素がグチャッとしててポップ・ミュージックとしても面白く、すごい印象的でした。
ヒタチ 2曲目はレゲエっぽくなかった? Synthwaveのイメージで聴いてたから、こういうのもやるんだ?と思った。
捨てアカ Vaporwaveとして馴染みのあるアーティストがワールド・ミュージックにカテゴライズされているのは面白いですね。
② Pepin『85』(2020)
ΔKTR Pepinさんは盛岡の人で、元々ヒップホップのビートメイカーなんですが、本作はイリノイ州シカゴの〈Star Creature〉というレーベルから出ています。厳密にいえばVaporwaveじゃないかもしれないけど、レーベルとしてはVaporwaveとかVaporubとしてタグ付けされてたり、モダンファンクの流れでリリースされてる。Hotel Poolsとかupusen君と同じようなSynthwaveの聴き心地が面白かったので挙げました。
ヒタチ sauce81さんも参加してるんですね。
ΔKTR この〈Star Creature〉自体が面白くて、前述の竹間ジュンさんの再発とかも出してる。モダンファンクもVaporwaveもこのレーベルは面白いです。
捨てアカ これ、めちゃくちゃクールですね。
③ Channel 505『Complete Collection』(2020)
ΔKTR で、3枚目。Channel 505の〈adhesive sounds〉から出た再発BOXセットです。Signalwaveのなかでもすごいインパクトがありました。2020年の10月発売ですけど、いまだに衝撃的。〈adhesive〉から出る作品はおしゃれだなって思いました。
(捨てアカ:BOXセットを持ってくる)
ΔKTR あっ、やっぱり持ってるんですね。
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ヒタチ 完全な立方体じゃない! おしゃれだなあ。このジャケットのトートバッグがあったら欲しいもん。
捨てアカ 日本の天気予報をモチーフにしたSignalwaveは好事家の間でカルト的な人気を誇っているんですが、Channel 505はその始祖にあたる人物です。天気予報(asu tenki)というプロジェクトの中の人であるNoryokunは、自身の天気予報について「Channel 505に影響を受けて始めたプロジェクト」と語っていました。
ヒタチ “天気予報”がSignalwaveの代表格みたいになってるけど、逆なんですね。
hitachtronicsの選ぶ3枚
① FM Skyline『Illuminations』(2021)
ヒタチ 正直いうと、NEO GAIAの人たちやVAPERROR、さよひめぼうさんとかイベントに出てくれた人たちのリリースを聴いていることが多かったんですけど、いい機会なので今回はそれ以外の新譜を挙げてみました。1枚目のFM SkylineはNEO GAIAと同じく〈100% Electronica〉所属ということもあり以前からチェックしていて、『新蒸気波要点ガイド』にも参加してくださったばるぼらさんもこの人をオススメに挙げています。
捨てアカ FM Skyline、いいですね〜。
ヒタチ 「現代版エレベーター・ミュージック」といった趣で、特徴としてはどこかしら不穏で歪みのある世界観というか。2020年以降、アルバム2作のほかにシングルもコンスタントに出してて、そのどれもが高いクオリティで良いんです。シングル曲のなかにはWindows 96がリミックスしてるものもあります。
② FLOOR BABA『PREHISTORY』(2022)
ヒタチ よく考えたらFLOOR BABAって、2015年の『GAMEWAVE』とかも『新蒸気波』で取り上げてなかったなと思い、(収録日の)ちょうど一昨日にこの新譜が出たばかりだったので選んでみました。完全にRaveやBass Musicとかの方向で、もはやVaporwaveではないんじゃないかとも思うんだけど、ゲームのBGMのようなVaporwaveっぽい曲も後半にあったり、とにかく手数が多い印象。1曲目を聴いて、すぐに買いました。
③ Polymath Vampire『Make Me Feel Alive』(2022)
ヒタチ 最後のこれはSkeleton Lipstickの別名義らしくて。
捨てアカ これ、Skeleton Lipstickなんですか?
ヒタチ プロデュース・クレジットにSkelton Lipstickって書いてあるから、変名とかなんじゃないかなあ。Golden Living Roomって今何やってるんだろうと思ってサブスクで検索したら、このアルバムが出てきた(1曲ゲスト参加)。Vaporwaveというよりも、もはやNew Ageの方に寄ってるんだけど、CORNELIUS「Fit Song」のPVっぽいジャケがモダンだったり、サブスクで聴けるシングルのジャケが全部バージョン違いで、単純にカッコいいと思って挙げました。
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捨てアカ フィーチャリングも、Surfingでお馴染みのLee NaniaがやっているHAWAII94とかDonor LensとかChillwave系に寄せていますね。
ヒタチ 本名義よりもずいぶん洗練されているというか。マスタリングもFire-Toolzだし。これも厳密にいえばVaporwaveとは違うのかもしれないけど、カッコいいなと。〈Business Cassual〉ってFuture Funkのイメージがあるけど、手広くやってるね。
捨てアカ 幅広いですよね。王道なFuture Funkはもちろん、実験的なサンプリングミュージックもラインナップされていて面白いです。最近、個人的にAmbient Jazzにハマっていて、なかでも〈Glossy Mistakes〉というレーベルからリリースされたDanny Scott Laneの『Wave to Mikey』というアルバムをずっと愛聴しているんですが、そんな彼の新作がまさかの〈Business Cassual〉からリリースされたのには本当に驚きました。
ヒタチ 捨てアカさんのツイートで知ったんだけど、〈Glossy Mistakes〉が他に出しているのが……。
捨てアカ Susumu Yokotaも再発してましたね。
ヒタチ ついでにいうと、ちょうどddsのJamesの日本滞在最終日に『新蒸気波』の献本が出版社から届いたんで、それを渡すために彼と新宿で会ったのよ。なりゆきで「ディスクユニオンに行きましょう」となって立ち寄ったんだけど、Jamesが中古コーナーの棚で見つけたSusumu YokotaのCDを取り出して、「彼の『Sakura』を聴いて僕の人生は一変したんだ」って言ってたのね。「亡くなって超残念、ご冥福をお祈りします」って。あの人、純日本っぽい物がものすごく好きじゃない? ゲームはもちろんだけど、『Sakura』からも影響を受けてるのかも。そんな思い出がありました。
捨てアカの選ぶ3枚
① death's dynamic shroud.wmv『Faith in Persona』(2021)
ヒタチ 『Faith in Persona』は前々からことあるごとに挙げてましたね。
捨てアカ これが本当に素晴らしいんですよ。『Faith in Persona』はVaporwave、ひいてはサンプリングミュージック史に刻まれるべき名盤だと思っています。Ariana GrandeやTaylor Swiftといった王道なポップミュージックをサンプリングして解体・再構築して作り上げた、まるでキメラのようなポップアルバムです。めちゃくちゃ歪なんですが、本当に美しい。
ヒタチ しかもあのジャケっていうね。
捨てアカ ジャケも本当にかっこいいですよね。本作はdeath's dynamic shroud.wmv名義ではありますが、中身は〈Orange Milk Records〉主宰でもお馴染みのKeith Rankinのソロアルバムです。Giant Claw名義ではサウンドコラージュを主軸としつつもプログレからJukeまで様々な音楽要素を織り交ぜた実験的な作品を発表しているんですが、本作はそんなKeithがポップスに全振りしたような印象です。Keithが携わったdeath's dynamic shroudの作品といえば、Jamesとの初の共作『신세기 EVANGELIS』『I'll Try Living Like This』の2作、そしてフルメンバーで制作した『Heavy Black Heart』なんですが、それ以降彼が本格的にメンバーに加入したことで、death's dynamic shroudはネクストステージに突入した感があります。
ヒタチ Giant Claw名義の作品では、日本盤がCDで出てた『DARK WEB』(2014年)をよく聴いてた。薄暗くて上品な色気のあるVaportrapで。でも2021年の『Mirror Guide』はめっちゃNew Ageっぽくなってて、このあとどうなるのかしらって思ってたんだけど、ddsの近作にもがっつり参加してるんだね。
捨てアカ Keithがそういった様々なエッセンスをdeath's dynamic shroudに持ち込んでくれたことで、より表現の幅が広がったような印象です。おそらく『Heavy Black Heart』以来のフルメンバーのアルバムも出ると思うので期待して待ちましょう(*1)。death's dynamic shroudは『NUWRLD Mixtape Club』というサブスクリプションもやっているので、ぜひ参加してミックステープを聴いてみてほしいです。
ヒタチ 毎月出してるもんね。
捨てアカ サブスクライバー限定作品だけで、もう20作を超えましたね。毎月1本カセットテープが届くんですよ。そろそろ置き場がなくなってきました。
ヒタチ 牛乳配達みたいな(笑)。
(*1)鼎談後、『Heavy Black Heart』以来初となるフルメンバーで制作されたdeath's dynamic shroudのニューアルバム『Darklife』がリリースされた。
② christtt『A.D.』(2022)
捨てアカ 続いては、christttの『A.D.』です。やけに解像度の高い風景写真、背後で立ちのぼる不穏な煙。何かよくないことが起きているような曲名。
ヒタチ この人、前の作品もすごい不穏だよね。〈Business Casual〉のリリースって比較的明るいのが多い印象があるけど。
捨てアカ そうですね。christttは様々なプロジェクトを手がけているんですが、主宰している〈Business Casual〉はビジネスと謳っているだけあって、いっちゃえば大衆向けのプロダクトだと思うんです。その反面で、こういったシリアスな作品を個人名義で発表しているというギャップがマジでカッコいいです。様々なネットミームを通じて常に哲学しているような人ですね。
ヒタチ リリースもchristtt本人のBandcampからだし、あくまで〈Busness Casual〉のものではないですもんね。
捨てアカ そうですね。ぜひchristttのアーカイヴも聴いてみてほしいです。
ヒタチ ジャケだけ見ると、Vaporwaveというよりは電子音楽系でこういうのあるよね。
捨てアカ そうですね。Vaporwave周辺の人物のなかでも最もプランダーフォニックスの精神を体現している人だと思います。
ヒタチ さよひめぼうさんに目をつけるだけのことはあると。
捨てアカ さよひめぼうさんの最初のリリースも〈Business Casual〉でしたよね。僕がsoundcloudでさよひめぼうさんを見つけたときにはフォロワーが10人くらいだったんですが、すでに〈Busness Casual〉がフォローしていて「流石……!」と関心した覚えがあります。
③ INTERNET CLUB『FORMAT BLUE』(2022)
捨てアカ 7月に開催されたライヴストリーミング『LATE NIGHT LIGHTS II』にINTERNET CLUBが参加した際、そこで初お披露目されたアルバムです。そのとき、自分を含めストリーミングを観ていた視聴者がだんだんエモい感情になってきて、みんなチャット欄で「I LOVE YOU」って言い合っちゃうようなすごく美しい瞬間があったんです。
(一同笑)
ヒタチ そのストリーミングでは日本人って少ないわけじゃないですか。同時に聴いてた人たちのなかで、非英語圏の人のノスタルジーも刺激していたってことだよね。
捨てアカ あのときはみんな同じ気持ちになっていましたね……。そしてあらためて聴いても本当に美しい作品だと思います。一度消滅したはずのINTERNET CLUBがこういう作品をコンスタントに発表し続けてくれることは本当に意義深い。そもそもVaporwaveって、最初に発生したコミュニティの身内ネタとして消費されて、そのまま蒸気のごとく霧散する運命だったと思うんです。でも、そんなジョークのようなVaporwaveを真に受けてしまった酔狂な人たちが、今日まで絶えることなくシーンを紡いできた奇跡のような成り立ちの先にこのアルバムがあるわけで。つまり、Lopatinが『Eccojams』に託した夢はVaporwaveとなってちゃんとここで花開いているんだと実感させてくれる作品ですね。
Vaporwaveの配信イベント事情
ΔKTR この記事が出る頃にはとっくに終わってますが、10月のYung Bae主催の『Groove Continental The Tour』に出演するミカヅキBIGWAVEさん、アメリカでライヴするのはFuture Funk勢としては日本人初なんじゃないでしょうか。しかもかなり長期にわたってのツアーですし。
Hello US friends!💜
— ミカヅキBIGWAVE (@mikazukiBIGWAVE) June 1, 2022
I'll be coming along the @yungbae tour during the following dates!
I'm looking forward to my first DJ event in US!
Hope to see you!✨
Ticket link: https://t.co/h8Aub2j48y
Pre-sale password: GROOVE
Presale starts at tomorrow 10am PDT pic.twitter.com/IzUQkPu8tj
I’m just playing games…
— Doki Doki Beats (@dokidokibeats) October 23, 2022
I know that’s plastic love~@mikazukiBIGWAVE @official_hirari pic.twitter.com/D7xydGxvFO
ヒタチ リモート出演じゃないんだ?
ΔKTR リモートじゃなくて現地出演なんですって。
捨てアカ ラインナップが本当にすごいな。Future Funkのアベンジャーズ感がありますね。
ヒタチ Neon Indianも出るんだ。あ、Washed Outもか。
捨てアカ George Clantonも出演するんですね。
ΔKTR 『electroniCON 3』と接続している部分もありますよね。Vaporwaveのアクトが来日することになった場合、イベントはできそうなんですかね?
ヒタチ 今はまだコロナ禍だからなあ。
ΔKTR 日本だとイベント自体、組みづらい可能性がありますね。
ヒタチ 気持ちとしては当然やりたいんだけどね。もし仮にNEO GAIAの人たちにまた日本でライヴやりたいって言われたときに、感染の可能性とかを考えるとちょっと怖いってのはあるんだよね。
捨てアカ 『NEO GAIA PHANTASY』も、いつかヴァーチャルで開催できたら面白いのかもしれないですね。
ヒタチ George Clantonは初期にやってたんだっけ?
捨てアカ 〈100% Electronica〉の『Virtual Utopia』ですね。George ClantonはVaporwaveシーンで最も早くヴァーチャルな領域に目をつけた人物だと思います。彼が2017年に企画した『Esprit 空想 & Friends Live in VR』がその先駆けともいえるんですが、こちらは技術的な問題であえなく中止になってしまいました。現在ではその技術を活かした配信『BIG STREAM VR』を定期的に配信しています。
ヒタチ あー、あれか!〈100%Electronica〉のYouTubeアカウントでよくやってたね。配信自体、2020年の後半になると飽和してきて、ほかのジャンルはみんなやらなくなっちゃったけど、そこのところVaporwaveはどうだったんですか?
捨てアカ Vaporwaveに関しては、配信イベントが乱立していた時期を過ぎた今でも定期的に開催されています。この間も〈Utopia District〉が『L
ATE NIGHTS LIGHT』というLate Night Lo-fiなアーティストが結集したイベントの第2回を開催しました。去年は、70組以上のアーティストが出演した『WORLDWIDE.WAV』や、ラテンアメリカ系の人たちが集まった『Latin All-Stars Festival』もありました。『PCBP』には、日本からTsudio Studioさんが参加されましたね。Dreampunk系だと『PURE LIVE FESTIVAL』とか、この鼎談の第2回でもちょっと話に出た『SLUSHWAVE 202 2』もそのひとつです。細かいのも拾っていくとキリがないくらいですね。『SPF420』もそうですけど、Vaporwaveとインターネットは親和性が非常に高いので、配信イベントが定着するのも頷けます。
ヒタチ あんまりタイムラインに流れてこなくなったから、なんか地味になっちゃった印象があったけど、常態化してきてるんだ。そこで、ここに来て『ElectroniCON』が復活するっていう。
捨てアカ 配信が定番化した今『ElectroniCON』が戻ってくる!みたいな熱気がすごかったですよね。音楽体験が再びリアル志向に戻っていく反面、Vaporwave界隈では配信イベントは文化として残り続けていくんじゃないかな。
ヒタチ 『SPF』自体はそれっきりやってないの?
捨てアカ 2020年に数回やってました。はっきりとVaporwaveだといえる内容のものは、luxury eliteのリリパだけだったはずです。
ΔKTR あれっきりなんじゃないかな。ツイッターとかで検索してもわからなかったりするんですが、才ンガク毛ドキさんという方が、開催されたフェスのまとめ記事を作っていて。これを読んで、こんなにやってたんだってことを知ったんですよね。
捨てアカ 才ンガク毛ドキさんはすごいですよね。現行のVaporwaveに関してはあの方が網羅していると思います。
ヒタチ しかしどれも海外ですねえ。日本のVaporwaveの配信イベントって聞いたことないかも。配信イベント自体はフジロックの中継から小さなコミュニティのものまでちょくちょくあるけど、Vaporwaveとなると、そもそも国内で活動してる人が少ないからなあ。
捨てアカ まだまだリスクはあると思うんですが、いつかイベントやりたいですね。
ヒタチ 前回開催時はSaint Pepsiが来れなかったっていうのもあるし、Jamesが最終日に泣いてたり、次回の抱負を述べてたこととか考えると、ケジメはつけたいと思うよね。今後の状況次第ですかね。東京もあれからだいぶ変わっちゃったから。
この鼎談、始める前は「そんなに新しいトピックはないのでは……」とか言ってたんだけど、実際に蓋開けたら、“死んだジャンル”とたびたび言われ続けているのが不思議なくらいの情報量でした。今後もサブジャンルが増えたり、少しずつ変わっていきそうだし、油断がならないジャンルですね〜。捨てアカさん、本日はありがとうございました。
捨てアカ ありがとうございました。
2022年8月13日収録
『新蒸気波要点ガイド』の詳細・購入はこちら
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sute_aca(ステアカ)
島根県出雲市在住。音楽レーベル〈Local Visions〉主宰。『新蒸気波要点ガイド』『ユリイカ』『ele-king』『MASSAGE MAGAZINE』等でVaporwave関連の寄稿を行う。レコード・カセット蒐集家。Twitterが好き。https://twitter.com/sute_aca_
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ΔKTR(アクター)
ビートメイカー、音楽プロデューサー、A&R。2013年よりチリ、ローマ、台湾、LA等国外レーベルからカセット、レコードでのアルバムを発表。2015年〜20年まで〈New Masterpiece〉のA&Rとして参加。『新蒸気波要点ガイド』の編集・企画者。
https://aktr.bandcamp.com/
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hitachtronics(ヒタチトロニクス)
電子音楽レーベル〈New Masterpiece〉主宰、『新蒸気波要点ガイド』ではレーベル名義で編集を手がける(共同編集)。2018年、海外Vaporwaveアーティストの来日ツアー『NEO GAIA PHANTASY』に協賛。サブレーベルに〈WOOD TAPE ARCHIVES〉。たまにイラストも描く。
https://newmasterpiece.tumblr.com/
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「ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022」の第4回を公開しました。幾度となく(ジャンルの)“死”が囁かれたVaporwaveですが、コロナ禍の20年以降も新作リリースは絶えず。最終回では選りすぐりの推薦盤をご紹介します。Big thx to @sute_aca_ 🐬 https://t.co/5SQ5jWqGXs
— diskunion/DU BOOKS (@du_books) November 14, 2022
本連載の過去回はこちら