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【ドバイ不動産投資】 2024年1~7月のドバイ不動産市場トレンド
今回は、2024年1~7月までのドバイ不動産市場データをまとめました。ドバイ不動産投資の現在地はどうなっているのか、簡単な数字で理解することができます。
この記事はこんな人に向いています
✅ これからドバイ不動産に投資したい人
✅ 今の状況を把握しておきたい人
ドバイ不動産市場全体のトレンド
2024年1~7月の売買取引データ
住宅用物件に絞って分析をします。データは下記です。
総取引数: 84,127件
主な取引タイプ: 売買("Sales")
物件タイプ: ユニット("Unit")約80%
平均販売価格: 約2,300,141 AED
物件サイズの中央値: 約91.24平方メートル
価格/平方メートルの中央値: 約15,000 AED
マーケット価格のトレンド
アパートメントとヴィラの価格トレンド
まずは、アパートメント物件の面積あたりの価格トレンドです。
2024年の月毎の平均データを使用しています。
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続いて、ヴィラの価格トレンドです。
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Sqftあたりの価格で、アパートメントはほぼ横ばい、ヴィラは上昇傾向にあります。
取引件数の推移
アパートメントとヴィラの取引件数をみていきましょう。
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アパートメントは、月間8,000~10,000件で推移しています。ヴィラは、月間1,000件前後で推移しています。
価格帯のシェア
アパートメントの価格帯シェア
アパートメントの価格帯別の取引数シェアです。
<500k : 6094件
500k~1M : 20,267
1~2M : 23,256
2~5M : 15,084
5~10M : 1,586
10~50M : 655
50M+ : 35
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アパートメントの取引は、8,000万円以下の取引が65%を占めています。10年の居住が認められるゴールデンビザが取得できる最低ラインである 2M~5M(8,000万円~2億円)の取引は、22.5%でした。
ヴィラの価格帯シェア
ヴィラの価格帯の取引数シェアは以下です。
<500k : 26件
500k~1M : 457
1~2M : 1,727
2~5M : 5,779
5~10M : 391
10~50M : 115
50M+ : 1
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ヴィラは、68%が2~5M(8,000万~2億円)の価格帯という結果でした。日本円で1億円台の物件が安定して流動性が高いことがわかります。
オフプランと完成物件の価格推移
面積あたりの価格推移を、オフプランと完成物件に分けて見てみます。
まずはアパートメントの価格推移です。
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2024年7月のオフプランは 1,951 AED/Sqft 、完成物件は 1,251 AED/Sqftとなります。オフプランと完成物件、両者とも横ばいに推移しています。2024年7月では、完成物件が前月よりも下落したデータになっています。
続いて、ヴィラの価格推移です。
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オフプラン、完成物件、共に緩やかな上昇傾向が見られます。2024年7月は、オフプランが 1,374 AED/Sqft、完成物件が 1,175 AED/Sqftでした。
アパートメントは、オフプランの方が完成物件よりも約614.14 AED/Sqft 高く、46.10%の価格差です。ヴィラも同様に、オフプランの方が完成物件よりも約290.55 AED/Sqft高く、26.23%の価格差でした。
まとめ
2024年1~7月までのドバイ不動産市場トレンドは、
アパートメントはほぼ横ばい
ヴィラは緩やかに上昇傾向
ということがわかりました。
取引件数で見ると、アパートメントの取引が減少しているわけではなく、月毎の取引件数は堅調に伸びています。需要が減少しているとまでは言えないと思います。
アパートメントのオフプラン物件の市場価格も、ほとんど横ばいの動きをしています。オフプランの市場価格は、デベロッパーが設定する価格と一部マーケットのリセール価格を反映しているものです。デベロッパーは、マーケットで売れる価格を慎重に決めているため、投資家のドバイ不動産に対する期待値の指標としてみることもできます。その意味で、期待値は変わらずといった状況と、みることができます。
ヴィラについては、完成物件、オフプラン物件、ともに市場価格が上昇しており、取引件数が急激に減少しているわけではないことから、需要の高さが伺えます。ドバイのヴィラは、ほとんどが3BR ~ 5BRの間取りが多く、ファミリー層への需要の高まりが予想できます。
現在ヴィラのコミュニティが複数開発されており、今まで以上に広大な緑やラグーンのある総合的な住宅コミュニティの物件の供給が増えます。都心部の価格高騰が続けば、郊外のヴィラの需要も少なからず増えることが予測されます。郊外といっても、都心部まで車で20~30分程度の距離であるため、車社会のドバイではそこまで重大な問題ではありません。
今年はこのような傾向が続くのではないかとみています。
以上、簡単な1~7月までの市場トレンドでした。
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