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有名だから安心!? UAEの不動産デベロッパーTOP20の特徴を比較解説

今回は、UAEの不動産デベロッパーを徹底的に解説します。この記事を読めば、それぞれの不動産デベロッパーの特徴や購入前の注意点を理解できます。ドバイに来た時の不動産視察が有意義になること間違いないでしょう。
私の独断と偏見で4つの項目で評価(△ ◯ ◎)をしています。こうした評価で、お客様のニーズにあったデベロッパーをセレクトしています。

この記事はこんな人に向いています。
✅ ドバイ不動産に投資したい人
✅ デベロッパーで吟味したい人
✅ デベロッパーリスクを知りたい人


政府系デベロッパー

EMAAR

立地:◎  クオリティ: ◯ 未完成リスク:◎ Exitの容易さ: ◎

  • 創立者: モハメド・アラバー (Mohamed Alabbar), UAE出身

  • 設立年: 1997年

  • 本拠地: ドバイ, UAE

  • 創業ストーリー: EMAARは、ドバイを世界的な観光地にするために政府支援を受けて設立されました。ブルジュ・ハリファなど、世界的に有名な不動産プロジェクトを手掛けています。

  • 売上規模: 約60億米ドル(2022年)

  • 特徴
    ファミリー層やマス向けの住宅、一貫した街づくりの開発をします。標準化された仕様、部屋ごとの特別な差がないため、どんな人にも受け入れられる物件が多いです。ドバイで最も買い手が集まるデベロッパーで、Exitも比較的売りやすい物件です。

  • 不動産取引
    いわゆる個人のブローカーとはあまり付き合いをしないため誰でも良い物件を紹介できるわけではありません。仲介会社やエージェントによって、同じプロジェクトでも良い物件が抑えられるか左右されます。

NAKHEEL

立地:◯-◎  クオリティ: ◯ 未完成リスク:◎ Exitの容易さ: ◯

  • 創立者: ドバイ政府

  • 設立年: 2000年

  • 本拠地: ドバイ, UAE

  • 創業ストーリー: 世界最大の人工島である「パーム・ジュメイラ」プロジェクトを開発し、人工島を不動産市場の中心に押し上げました。

  • 売上規模: 約30億米ドル(推定)

  • 特徴
    ドバイ政府のデベロッパーで、人工島やインフラ工事をメインに行っています。一部で住宅開発もしており、メイダンエリア、MBR City、パームジュメイラ、ドバイアイランドにプロジェクトがあります。民間よりも安心感があり、クオリティも担保されています。

  • 不動産取引
    オフプラン物件の購入申込の際には、まずは個人情報を登録しておく必要があります。VIPから先に物件が案内されるため、興味があるプロジェクトは早めに登録し、価格が発表されてから判断することが求められます。

MERAAS

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