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夫婦で平日に11日間モロッコ旅行をして感じたこと②

10月後半に、夫婦ふたりでモロッコへ旅してきました。
いつもと違う景色、文化、人に出会い、感じたさまざまなことを綴っています。
2回目の今回は、旅先で出会った人たちから学んだことをお伝えしたいと思います。

自分の失敗を笑いに変えられる人の魅力

今回のモロッコ旅はツアーに参加したため、ガイドさんが行く先々で観光案内をしてくれました。歳を重ねるごとに思うのは、観光地はやっぱりガイドさんに案内してもらうのが一番!
歴史など情報を聞きながら、実際のそのものを一緒に見て、感じることに専念する。それは幸せな時間!

このガイドさんは50歳くらいで、年中世界を飛び回っている旅のプロ。今年も残り2カ月であと最低4カ国は訪れる予定だそうです。
それだけ経験豊富だから、旅先でのハプニングも数多く、始末書を書いたり新しいルールが生まれたりするほどのエピソードをたくさん持っていました。

例えば、かつてパリのセーヌ川でお客様のキャリーケースが川に流されてしまい、ガイドさんが自ら川に飛び込んで取りに行ったという出来事があったそう。
また、別のツアーでは「パスポートは大切だから首からぶら下げておくと安心ですよ」とアドバイスしたところ、あるお客様がそのままパスポートに穴開けパンチで穴を開けてしまい、パスポートが無効になってしまう事件も発生。結局、そのお客様はツアーに参加できなくなり、賠償金を求められたとか。
お客様の人数は同じだったけど、人が途中で入れ替わっていたこともあったとか。

当時は想像を絶する大変な出来事だったでしょうが、こうした体験を笑い話に変えて周りを楽しませる彼女の力はとても魅力的です!

人生ではさまざまな出来事が起こりますが、起こったことが問題ではなく、重要なのはそれをどう受け止めたか。そしてどう活かしていくか。
その出来事を引きずってネガティブに生きることも、その出来事を糧にしてポジティブに生きることも!

自分の大変だった経験を笑いに変えられる人は、きっと人生をより楽しく、豊かに生きているのでしょうね。

同様に、自分のどん底の悲しい経験すら学びに変えて、さらっと人に差し出せるような人も、とても魅力的だと感じます!

知識がないと夢にすらならない

今回のモロッコツアーには、まさに世界を旅し尽くした旅慣れた人たちが集まっていました。考えてみれば、モロッコを選ぶ旅先に、旅初心者は少ないのでしょう。全大陸を回っていたり、世界一周・二周を経験したりしている方々ばかりでした。

ツアー仲間の話を聞くたびに生の情報にワクワクし、「ここにも行きたい!」と思う場所がどんどん増えていきました。南米と南極を巡る2026年末のツアーに本気で参加しようと、旅中に資料請求をしてしまったほどです。

ツアー仲間たちと話をしていて特に感じたのは、世界中を旅する人たちの感度の高さです。

「ここはこうだったけど」と話す何気ない会話から、経験や見識が豊富で、圧倒的な視野の広さがあるのが伝わってきました。彼らは一つの土地に留まらず、各地の文化や風景を深く知っていて、そうした知識が当たり前のようになっているため、気取ったところがまったくありません。

むしろ、旅を通して得た豊富な経験を自然体で共有してくれるその姿勢がとても印象的でした。

また、ツアー参加者の約3/4がビジネスクラスやファーストクラスを利用していたことも印象的でした。これまでファーストクラスに乗ったことがある知人はいましたが、目の前で、世界トップレベルと言われるエミレーツのファーストクラスを自然体で利用する方の姿を見るのは初めて。

ワクワクを通り越してゾクゾクするような感覚がありました。このゾクゾクは決して恐怖ではなく、心が踊るような感覚で、自分たちの未来が少し明確にイメージできたのかもしれません。

昔、師匠から言われた「知識がないと夢にすらならない」という言葉が、今回の旅を通じてより実感できたように思います。一方で、知らないからこその幸福もあるのは確かで、ブータンの人たちの幸福度が、他国の情報が入ってくるようになると劇的に下がってしまったという事実が示す通りです。

もちろん、どちらの生き方も間違っていませんが、私はいろいろなことを知った上で選び取る人生を生きていきたいと改めて感じました。

実際にさまざまな体験している人たちの話を聞くと、自分のこれからの未来像も描きやすくなりますね。今回の旅は終わりましたが、ここからがまた新たなスタートなのだと感じています。

最後に。
今回なぜモロッコに?と良く聞かれるのですが、単純にアフリカ大陸という想像できない場所に行きたかったからです!
行きたい国の中でも今回モロッコにした理由は、子どもを考えたときに、子どもを連れていくにはハードルに高いところを選びました。もちろん大きくなったら一緒に行けますが、少し時間が必要なので。

そう考えると、サハラ砂漠にベビーカーや抱っこ紐しながらはいけないな…って思い、モロッコ行きたいってなりました!

行きたいけどどうしようって迷っている方には、是非おススメです!!!

旅日記にお付き合いいただきありがとうございました!

一つ目の記事はこちら


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