2拠点生活のススメ|第333回|ワクワクする車とは・・・
別に買い換えるつもりも余裕も無いのだが、SUV車が気になっている。
目線の高い運転姿勢、サーフボードなど大きな荷物も積めるし、運転姿勢も楽で腰にも優しい。まあ妄想するだけはタダなので、お気に入りの1台を見つけようとYOUTUBEを彷徨って楽しんでいる。
最近は、面白いカスタム車も数多く有り、見ていて飽きない。
これは光岡自動車が作ったバディという車(トヨタRAV4がベースのカスタム車)
これは往年のランクル60を彷彿させるカスタム車(プラド95系ベース)。今この手の古いランクルのリメイクが人気らしい。
確かに現代の日本車はどれも同じような威嚇顔をしているし、装備もインテリアもよく似たようなものばかり。実用性や安全性は優れているのかも知れないけど、好みの服やインテリアを選ぶように車を選びたいとなると、カスタムという選択肢しか無いのかもしれないな。
一方で、EV(電気自動車)は、エンジンというもっとも複雑で介入するのが難しい部品を取り除くことで、まったく新しい発想の企業が参入し、従来の常識や当たり前を破る新しいカタチや発想が生まれているようだ。
これは、新興勢力であるテスラー社のSUV。SUVならではワイルド感は無いけど、他には無い斬新なデザインで、EVながらスポーツカー並の加速性能を持っているらしい。最近はちょくちょく街でも見かけるようになってきた。
そんな中、久しぶりに心揺さぶられるSUVを発見した。古き良きアメ車SUVの雰囲気も残しつつ、斬新な機能とユニークな顔つき持つ RIVIAN R1Sという車。
まったく新しいスタートアップ企業で、どうやらアマゾン社から7億ドルという巨額な出資を受けて、この車を作ったらしい。もう実用化まで来ていて、アメリカでの販売も始まっているらしい。
カタチこそ、従来のSUVと変わらないが、各タイヤにそれぞれ備えられる計4基のモーターは、各200hpを発生し、システム総出力は765hp、最大トルクは114.2kgmを誇り、フル充電で500kmを走るという。
燃費の悪さ、運転の楽しくなさ、苦手なハイウェイ走行など、ピックアップやSUVのネガティブ要素を、EVにすることで長所へと昇華、まさにSUVの常識を打ち破る車のよう。アメリカの巻き返しが始まっているということか。
日本産業の屋台骨といえる自動車だが、このまま国内の細かいニーズに振り回されてガラパゴス化してしまうと、携帯電話やテレビがそうだったように、一瞬で他国に凌駕される時が来るのかも知れないな。
「自動車とはこういうもの」というような固定概念は、エンジンを捨て去った瞬間、まったく新しい考えを持った新興勢力に駆逐されてしまうのではないか。私が心配したところで何も変わらないのだろうが、そういう時代に来ている気がする。
まだ日本には上陸さえもしていない車だが、数年後には日本を席巻しているかもしれない。日本に電気自動車のインフラさえ整っていれば、今すぐ飛びつきたくなるような車だが、お値段が日本円で800万円ととても手が出せない金額。
あくまで妄想しているだけだが、今の車が機嫌を損ねそうなのでこの辺で(笑)。