「エレガント」に救われる (徳島宿プロジェクト)
この週末、奥さんの徳島レッスンに便乗するカタチで鳴門入り。宿の工事進行具合を見てきた。正月に塗った漆喰以外の場所にもペンキが塗られていて、NOMAブルーが入った共有スペースが目の前に現れた。
お〜いい感じと喜んでいたのも束の間、どうも漆喰のノリが悪いところがあった様子で、ペンキの養生テープと一緒に剥がれてしまった部分があちこちに。漆喰の水分が多かったのか、はたまた使っていた漆喰との相性が悪かったのか・・・。
特に1階の水回りに塗った漆喰は悲惨な状態になっており、途方に暮れて設計事務所の方に連絡。すると休みの日にもかかわらず駆けつけてくださり、事務所にある漆喰なら問題無いと思うので、今度持ってくるので一緒に塗り直しましょうとありがたい提案を頂いた。漆喰塗りは慣れたものといい気になっていたが、所詮はやっぱりシロウト、思いがけないトラブルを招いてしまった。
何とか気持ちを立て直し、奥さんが手配してくれていた宿へ。
旅行支援で20%オフとは言え、立派なホテルがこんなに安くて大丈夫と思うほど格安に。しかも1人2000円のクーポンまで付いてくるとあって、せっかくならとホテル最上階のレストランでコースディナーを頂くことに。美味しくてすっかり写真を撮り忘れてしまったが、前菜からデザートまで、ワインを片手に満喫。すっかり機嫌を取り返しつつも、上質なホテルの接客に接し、曲がりなりにも宿を志す者として改めて身の引き締まる思いにもなりました。
翌日は、インスタチェックしていたリサイクルショップで大量のリンゴ箱をゲット。実は元々の倉庫の壁をこうした木箱で埋め尽くして、本やレコード、はたまたアート作品などを楽しく展示できるスペースへ変貌させるアイデアを温めている。
まだまだ足りないけど、コツコツと集めていきたいな・・・。
改装中の現場にいると、次々といろんな妄想が沸いてきて、どれだけ居ても飽きることが無い。そうだ、そろそろ宿のホームページにも着手しないとな・・・。
しかし、幾ら立派とはいえ、シティホテルは私にとってはつまらない場所だ。
寝るとか休むという意味では、設備もしっかりしているし、何ら問題は無いけれど
何の刺激も面白みも無い部屋、ここに居ても本を読む気にも、パソコンを触る気に
もなれない。改めて、自分の目指す宿へと思いを馳せる・・・。
間が持たず、仕方が無いからテレビをつけてみた。
すると、たまたまBSでゴッドファーザーpart2の吹き替え版をやっており、思わずガッツリ見入ってしまった。アルパチーノの演技はいつ見ても痺れるし、コッポラの演出も最高。家にコンプリートDVDも持っているのだけれど、何回見ても新鮮な感動がある。私の中ではこのシリーズに勝る映画は未だにお目に掛からないほどだ
いろいろあった1日だったが、レストランディナーからゴッドファーザーへ。
たまにはこんな「エレガント気分」で締めくくるのも悪くないな。