「クー」と「ルー」|Day3|ここは俺の家や!
初対面から3日が経過して、ビビリのクーに変化が訪れた。
落ち着いてご飯も食べられるようになってきたし、ゆっくりと昼寝もできるようになってきた。「ルー」が来る前と変わらない様子に戻って一安心。
そこで、ケージから少し「ルー」を出してみることにした。部屋の中を一通り探検した後、「クー」お気に入りの猫ベッドに入ってくつろぎだした。スグ傍の椅子に座る「クー」は、至近距離で見て見ぬフリ。何事も無いように見えたのだが・・・
突然「クー」がうなり声を上げ、椅子から降りる。恐くて固まる「ルー」。しかし負けずとうなり声を上げ、にらみ合いが始まった。
ここからは、勝手な日本語訳でお届け
クー「コラお前、誰のベッドになに勝手に入っとんねん。」 ルー「そんな恐い声、出さんといてよ。」 クー「そんなところに入るんは100年早いねん、早く出ろボケ!」 ルー「そんなに怒らんでもええやんかーーー!」
お互い身構えるだけで固まっていたのだが、「ルー」のシャーッという威嚇で事態は一変。いきなり凄いうなり声を上げ、「クー」が飛びかかった。
クー「ふざけんなーーー! ここを何処やと思てんねん、俺の家やーーー!」 ルー「嫌ーーーーーヤーメーテー!」
2匹とも、しっぽがボンと膨れてパニック状態に、必死で逃げる「ルー」。さすがに見てられずに止めに入り、「ルー」をケージに戻す。隅っこでおびえる「ルー」、ケージの外から威嚇を続ける「クー」を掴まえて、引き離した。
あのビビリで温厚なクーが、あんな風に怒るなんて、想像もしなかった。自分のテリトリーを犯されていることが我慢できなかったようだ。何とか仲良くなって欲しいと思うのは人間の勝手な都合で、ケージから出すのはまだ時期尚早だったと反省
こういうことは時間を掛けてゆっくりと猫のペースに任せるしか無い。
ゴメンな「クー」、悪かったな「ルー」
一夜明け、どちらもトラウマになってないかと心配したが、何事も無かったかのように振る舞う「クー」と「ルー」お互い離れた場所でしっかりとご飯も食べた。
しかし、しばらくして「ルー」が鳴き始めると、「クー」がのそりのそりとケージに近付いていった。固まる「ルー」、大丈夫なのか・・・?
目と目があう2匹、しばらく静かな時間が流れたのだが、おびえた「ルー」が我慢できずにシャッーと威嚇。その声を聴いた「クー」がまたうなり声を上げだした。おびえて縮こまる「ルー」。ちょっと進展がアルかと期待したが、牽制しあうばかり。「クー」のうなり声が大きくなってきたので、すぐに引き離した。
その後も、ときどき「ルー」の様子を見に行く「クー」。唯一の進展と言えば、「クー」の方から先に威嚇することは無くなったことか。昨日の一件で、完全にマウントを取ったと確信したのかも知れない。
まだまだ目が離せない「クー」と「ルー」、しばらくはケージ越しのお見合いを続けて、見守るしか無いな。
ガンバレ、負けるな「ルー」!。