【旅行】徳島で名画に入り込んできた
明けましておめでとうございます!
前回の投稿から約1年経っているみたいです。
今年はもっと文章も書いていきたい所存です。
さて、
年末に徳島に行ってきました。
多分人生初。
なんで急に徳島に行ったかと言いますと、大塚国際美術館で名画になりきるイベントがやっているのを、たまたまインスタで見たからです。
こういう情報がうっかり入ってくるのがSNSのおもしれえところ。
こういうコスプレ系のイベント大好きでして、ひと昔前にひらかたパークでダンゴムシになりきるイベントがあって、それにも意気揚々と参加しました。
真剣に地べたを這いずり回って、カブトムシの気持ちを味わうことができました。
んで、このなりきり名画イベントの存在に気づいたのが11月7日でして、このイベントがなんと年明け早々1月5日に終わるってことで、焦ったわけですよ。わたしは。
本来は7/23~11/4の期間だったのに、人気だったから延長したそうです。
行きたい。すごい行きたい。
焼肉は一人で行けても、なりきり名画イベントは一人で行くのちょっと違う。
そこで去年熊本へ旅行したさゆこさんとみづきさんにダメ元でお願いしたら
奇跡的にご同行いただける運びとなりましたまじですぺしゃるサンクス。
本来ならば仕事納めの金曜日に厚顔無恥のふりをして仕事をしれっと休み、この日のために、レンタル業者から借りた「DJI Pocket 2」を携えて京都から高速バスに乗って大塚美術館へ。
バスの中で爆睡すること約2時間半。
乗り物の揺れですぐに酔っちゃうので、乗ったら秒速で寝るようにしているのですが、今回は念には念を入れて酔い止めを飲んでから寝ました。
これで酔うわけないですね。
昼前くらいに美術館に到着。
すんばらしい快晴ですが、とんでもない強風だった記憶があります。
海があるから?
入口に入ると、2018年に米津玄師が「Lemon」を歌ったステージにもなった場所「システィーナ・ホール」が見えてきます。
声が反響するくらい高い天井に、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の天井画が描かれていて、真正面には「最後の審判」がとんでもない迫力で我々をウェルカムしてくれます。
この美術館にある展示品は、陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現したレプリカです。
本物の天井画はミケランジェロがたったの4年で描き上げたってんだから当時は労働基準法なんて絶対ないですね。
みんなで首がもげそうなくらい上を見上げて天井を見ていたら、タイミングよく美術館のスタッフのお姉さんが館内ツアーを開始してくださったので、のそのそと付いていったものの、途中でなぜかはぐれてメタルになってしまいました。
色んな年代の色んな地域の色んな種類の絵があって、見ごたえ抜群なのは間違いないのですが、館内がめちゃんこ広くて昼から閉館までいたのに全然全部見切れませんでした。
館内の至る所に座るベンチがあって、陶板に生気吸い取られてるんちゃうかってくらいぐったりしたおじさんがずっと座ってて心配になりました。
徳島の若者たち!
初デートで大塚国際美術館に行くときは相手がどのくらい美術館耐性があるか、それとなく慮った方がいいぜ!
美術館の中のすべてのフロアには行けていないのですが、多分なりきりスポットは全部見つけてコンプしたと思います。
「フェルメール」の「真珠の耳飾りの少女」
スカーレット・ヨハンソン主演のこの名画を題材にした映画があるのですが、全然エロい話じゃないのに、やたらお耽美だったのを覚えています。
実際体現してみると、肩の入れ込み具体と、顔の向きが結構きついんちゃうかなっていう体勢で、首・肩まわりの柔軟性が必要な気がします。
大事な真珠の耳飾りがでっけえ丸いシールで代用しているの素敵。
「 エドゥアール・マネ」の「笛を吹く少年」
マネって「ウジェーヌ・マネ」と「エドゥアール・マネ」の二人いて兄弟らしいのですが、この時代にはモネもいるしドガもいるし二文字の人多いですよね。
全然関係ないですけど、上白石ってつけるとしっくりきますね
上白石マネ。
衣装がちゃんと子供用と大人用があるし、セール会場であるような簡易更衣室もあって、すげぇってなりました。
「ゴッホ」の「ひまわり」
本当はもっと人数が必要だったみたいなのですが、なんとか3人でやりくりしました。
頭と両腕を使って果敢に挑戦します。
ゴッホエリアの近くで、ゴッホのやべえエピソードの動画が垂れ流しになっていたので見てたのですが、友達が一緒に住んでくれなくて病むようなとんでもメンヘラ野郎でした。
自分で耳切っちゃうくらいなんで本当にエキセントリックですね。
今年大阪で展示があるみたいなので、ちょっと行きたいです。
https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/gogh
「セザンヌ」の「りんご」
セザンヌといえば印象派の画家の中でちょっと気難しいイメージがあるし、
ギャグマンガ日和の中でも結構やばいやつとして描かれています。
このリンゴの被り物めちゃんこかわいかったですし、近くにファブリーズを置いてくれてるのも美術館側の心遣いを感じました。
これは着るものが少ないというか、かぶるだけなので気軽に名画になれちゃうので、タイパは抜群です。
残すはあと2つ
「ジョン・シンガー・サージェント」の「カーネーション、リリー、リリー・ローズ」
この絵急に人気になったような気がするのはわたしだけでしょうか。
女の子がどえらいかわいい絵画にそっくりな凝ったセットと衣装から美術館側の本気が伝わります。
提灯の感じとかめちゃかわです。
ミュージアムショップにこの絵が箱に印刷されているチョコレートのお菓子を買ったのですが、なんか無性においしくて20分くらいで1箱食べました。
最後は
「ジャン・オノレ・フラゴナール」の「ぶらんこ」
放蕩のロココ時代の代表作ですね。
絵の左下、ぶらんこの下に広がるスカートの中をのぞき込むメンズが描かれているのですが、このお耽美であほっぽい雰囲気がたまらんかわいいですね。
ロココと言えば、茨城県でロリータファッションを貫く女の子がヤンキーと伝説の刺繍職人を探す「下妻物語」を思い出します。
壁に張り付いたハイヒールやフリフリのドレスまでばっちり再現されてて心意気が素晴らしかったです。
こんな感じで、妙齢の淑女3人でわちゃわちゃしながら名画を体験させていただきました。
美術館の後は、ホテルで阿波踊りを見たり、寿司を食ったり、これは本当に渦を巻いているのか?と思うくらいの渦潮を見たりと、徳島を堪能させていただきました。
念願の大塚国際美術館にも行けてはっぴーだったのですが、徳島のバスがまさかのICカードの利用不可で、ずっと1000円札を両替していた記憶があります。
「DJI Pocket 2」で撮った動画もまとめて、ぬるりとYouTubeにアップしています。
さゆこさんがこの動画を「プレシャスデジタルタトゥー」って呼んでて、とても光栄だなと思いました。
これからも「プレシャスデジタルタトゥー」を増やしていきたいところです!