八郎さんの話
こんにちは。MIDORIです。
こちらの山も花が咲きだし、蜂も元気に飛び回っています。9回目ですね。
「ブルーベリーの苗ちょうだい」
去年から八郎さんに会うたび私が言っていた言葉です。八郎さんは祖父の弟。器用で野菜作りも上手なお爺さんです。 私のところでもブルーベリーを育ててみたくて、八郎さんに聞いてみると、苗をくれると。でも、去年、うっかり時期が過ぎてしまい「春になったら、苗くれっから。」と言われたのを、忘れないように「ブルーベリーまだ早いかな?」などと八郎さんに会うたび聞く習慣になっていました。そしてついに、「苗用意すっから取り来い。」と電話が。軽トラで取りに行くと、苗と言えるのか?ってくらい大きな苗一つと小さな苗三つをもらうことができました。
八郎さんは毎年、ホウキモロコシも育てていて、それで箒を作っています。私も箒を作りたくて、ホウキモロコシの種もほしいな~と伝えていたのでした。そしてブルーベリーの苗をもらった時「あ、箒の種は?」と聞くと、「うるかしてんだ。(水に浸してる)」とのことで、また芽が出たらもらいに来ることになりました。
なんでもやりたがる私に八郎さんは笑いながら
「なんでもやってみろ~~~」と一言。
その言葉がなんだか私をとっても嬉しくさせたのです。
春の太陽と新しいことを始めるわくわくが、なんだか子ども時分を思い出させたような。
そういえば私って「なんでもやってみろ~」と言われて育ったなあ。と思いながら軽トラにブルーベリーの苗木を積んで帰りました。
来た時は枝だけだったブルーベリーも可愛い花が咲きました。
「なんでもやってみろ~~~」は「Don't think twice」と同義のような気がしてニンマリ。
今年は何をしましょうね。