InDesignでの代替テキストの設定
「代替テキスト」とは
「代替テキスト」(読みは「だいたいテキスト」)は、画像が表示されなかったときに代替手段として表示させるための文言です。
「代替テキスト」は「だいたいテキスト」と読みます。
Altテキストとも呼ばれます。
印刷向けのデータでは不要ですが、InDesignデータをEPUBや「タグ付きPDF」に書き出すときには必要になってきます。
改訂時を想定すると、InDesign内で「代替テキスト」を設定しておくのが望ましいです。
なぜ、代替テキストが必要?
視覚障害を持つユーザーがスクリーンリーダーを使用してコンテンツを閲覧するときに必要
視覚障害にかかわらず、音声読み上げ
ネットワークの問題やブラウザの設定などによって画像が欠損しているとき、「こういう画像が入っている」ことを伝えられる
SEO効果?
適切なAltテキストが設定されていると、画像検索の対象にもなりやすく、ウェブサイトやブログのトラフィック向上につながります。
InDesignでの設定
次の手順で設定します。
画像を選択し、[オブジェクト]メニューの[オブジェクト書き出しオプション]をクリック
2. [オブジェクト書き出しオプション]ダイアログボックスが開いたら[Altテキスト]タブの[Altテキストソース]で「カスタム」を選択し、テキストフィールドにテキストを入力
実際、どんなテキストを入力すればいい?
このあたり、むちゃくちゃ深く、アクセシビリティ警察からツッコミが入ります…
ひとつのガイダンスとして、「電話越しに、こういう画像が入っているよ」と伝えるとしたら…を考えるとよいと言われています。
ChatGPTに聞いたポイント
簡潔で明確に内容を伝える: 画像が伝えようとしている主要な情報を、過不足なく記述します。
キーワードの適切な使用: 重要なキーワードを含めることで、SEO効果を高めることができますが、キーワードの詰め込みすぎは避けます。
文脈に依存しない: 画像が何を表しているかを、そのページの他のコンテンツに頼らずに説明できるようにします。
それってAIでできますよね…
すでに画像をAIに読ませることが可能になっていますが、InDesignで使えるソリューションはまだありません。
ご参考
https://helpx.adobe.com/jp/indesign/using/structuring-pdfs.html
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