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自己啓発本を読む前に
はじめに
あなたは、自己啓発をして、自分を変えていきたいと思っています。
これまで、沢山の自己啓発本を読んだけど、全然うまくいかない方や、これから読んでみようと思っている方、色んな方々がいると思います。
本を読む際、たった1つの言葉を意識して読んでいけば1冊読もうが100冊読もうが同じことです。
その言葉というのは「人は他人を変えることは出来ないが、変わろうとする人を手助けすることは出来る。」です。
会社で新人教育を行う際に、新人を教育する立場で、中々上手くいかない事を経験した人も少なくはないでしょう。
それは、相手があなたを尊敬しておらず、変わろうとする意識がないからなのです。
子供への教育でもそうですが、子が親を信頼し、たくさん勉強をして、早く大きくなりたいと思うからこそ子供はどんどん成長していくのです。
これから色々な自己啓発本に当たり前のように書かれている事を説明していきますが、まずはあなたが「変わろうとする意識」を持っていかないと、この記事を読んだことだけでなく、他の記事や本を読んでもまったく意味のないものになってしまいます。
まずは変わろうとする意識を持ってください。
自己啓発とは?
自己啓発とは、以下の意味を持ちます。
”自己啓発(じこけいはつ)とは、自己をより高い段階へ上昇させようとすることである。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。”
Wikipediaより抜粋
自己啓発本といっても、実は色んな種類の自己啓発本があるのです。
自分の内を変えるための技術や考え方が書いてあるマインドスキル。
商品を売るための技術や考え方が書いてあるマーケティングスキル。
部下や後輩を育てる技術や考え方が書いてあるリーダースキル。
どんな内容が自分にとって必要なスキルを向上させようとしているのか考えながら、色んな本を読んでみるといいでしょう。
マインドスキル-行動に現れる
あなたの口癖は「時間がない」ではありませんか?
本を読む時間がない。
勉強する時間がない。
時間がないから出来ないことを挙げるといっぱい出てきますね?
しかし、本を読んでいる人は暇だから読んでいるわけじゃありません。
勉強している人は時間が有り余っているから学習しているわけではありません。
時間がないから出来ないのではなく、重要と感じていないからやらないだけなんです。
生きることに必要な食べること、寝ることは、どんなに時間がなくても少しでも実行しようとします。
食べる時間や寝る時間を削ったりしてまで行うまではいかないにしても、
緊急じゃないけど重要なことは、意志がない限り絶対に行いません。
時間とは全ての人に平等に与えられています。
1日24時間。人生は約30000日です。
この時間をどう使うかは、他人や周りに流されないように、
自分自身で決めてください。
マインドスキル-目標とは?
あなたにとって夢はなんでしょうか?
例えば、年収1億円を手にしたいや、海外リゾート地で遊んで暮らしたいなどなど。
大きな夢から小さな夢まで色々あると思います。
では、その夢に向かって何をしていますか?
ほとんどの人は何もしていないのではないでしょうか?
ここで質問です。この場合あなたはどちらを選択しますか?
・今すぐ一万円をもらう。
・1年後に二万円もらう。
考えもせず今すぐ一万円をもらう方を選んだと思います。
理由としては、1年後はどうなっているかわからないし、もらう約束を忘れてしまうかもしれない。
このように、目に見えない、実感できない事には人間は臆病になり保守的なほうへと行動を起こしがちです。
それでは、自分の夢を実現させるためにはどうしたらよいでしょうか?
夢を実現させるためによく登山に例えられます。
山の麓が今の自分とし、山頂を夢とします。
ほとんどの人は計画もないため、グルグル回っているだけだったり、いつのまにか別の山に登っていたりします。
そうならないために、まずは山頂までにいく日数を決めます。
次に1日1日の目標を決めます。 ※1日目は3合目までとか。
夢を語ろう
あなたの、将来の夢はなんですか?
将来の夢と言われて答えることができますか?
年収をもっと増やしたい!年に1回は海外旅行に行きたい!
これも夢の1つです。
子供たちは素直に将来の夢を語ってくれます。
大人になると、恥ずかしさや現実を突きつけられ、将来の夢を語ろうとする人はほとんどいません。
将来の夢を持っている人は、その将来の夢に向かってなにをしていますか?
子供と大人の違いは、将来の夢に向かって行動を起こせるかどうかなのです。
子供に負けない大きな夢を持って、行動を起こせる大人になりましょう。
あなたは大人ですか?子供ですか?
プロになること
プロと呼ばれるサッカー選手や野球選手は、子供の頃からの夢を現実に変えた人たちの事です。
なぜ、プロになれたのか?
才能も要素の1つですが、大きな要素としては、環境が関わってきます。
将来サッカー選手になりたいサッカー大好き少年に、大人がお前には無理と言い聞かせていってしまえば、その少年の夢をそこで絶ってしまいかねません。
逆に応援してくれる大人が1人でもいれば、その少年は夢に大きく近づくのです。
環境は、子供も大人も関係ありません。
自分の夢を応援して、支援して、助言してくれる仲間を探すこと。
そして、他人の夢を応援、支援していくことを意識しましょう。
夢は実現すると仕事になる
自分は、夢は実現すると仕事になると考えています。
例えば、車の運転が好きならレーサーやタクシーやバスの運転手。
漫画が好きなら漫画家や編集者。
どんなことでも夢は必ず仕事になるのです。
しかし、どんな夢でも収入がなければただの趣味になってしまうのです。
あなたから改革を始めよう
改革とは、ある対象を改め、変化させる事です。
革命とは異なり、現時点での基本的な体制を保ちつつ、内部に変化を作ることをいいます。
つまり周りを変えていくわけでなく、自分を変えていく「意識改革」ということになるのです。
あなたに足りないもの
今、自分に足りないものはなんだと思いますか?
腕力?知力?それとも運ですか?
答えは「変わろうとする力」です。
この変わろうとする力があれば、周りの言葉や環境が自然と自分のものになっていくのです。
自分には変わろうとする力があると思っているがなかなか変わらないと思うのは、力が弱いからです。
人は人を変えることはできません。
しかし、変わろうとする人を手助けすることはできるのです。
長所と短所
あなたの長所と短所をあげてください。
長所をあげることはできましたか?
短所をあげることもできましたか?
長所をあげることは簡単です。
しかし、自分の欠点ともいえる短所をあげることは難しいことなのです。
短所というのは欠点なのです。
いかに自分の欠点を知っているか、それはとても重要なことなのです。
そして長所とは、実は短所なのです。
たとえば、いつも明るい人は空気が読めず、几帳面な人は細かいとなります。
また、慎重な人は優柔不断であるのです。
自分の長所は短所に変えることができるのです。
逆を言うと、短所は長所になりえるということになります。
短所が多いからと言って悲観的になるのではなく、その短所をいかに長所に変えることができるか。
これが重要な課題になっていくのです。
ポジション
あなたは今自分のいるポジションを把握しているでしょうか?
そして今のポジションに満足していますか?
自分より若いものが自分のポジションよりずっと上をいっているということはありませんか?
それは、まわりや上司の見る目が悪いのではなく、当の本人が悪いのです。各自が与えられるポジションには、ポジションごとに重要な役割があるのです。
まずは今の自分のポジションにある重要な役割が何か、そしてどうすべきかを見極める必要があるのです。
自分の今のポジションを疎かにしていては、上のポジションを任されたときも疎かになるのは目に見えています。
上下の立場などは関係ないのです。
立場や行なう作業がちがうだけで目指しているものはおなじはずです。
向き、不向き
あなたは今の職業に向いていますか?
そもそもが、向いているか向いていないかを決めるのは自分ではありません。
それは他人が決めることなのです。
自分が決めるのは、向き不向きではなく、その仕事や職業が好きか嫌いかであり、その経過から結果をもとに他人が向いているかどうかを決めているのです。
世の中のすべて
「世の中は○○が全てだ」
○○に、入る語句は何でしょう?
それは、信頼です。
仕事をするにも、家庭を築くのも、仲間を作るのも、もちろんお金も信頼で成り立っています。
特に人と人の間にある信頼は、とても大事なものです。
自分の意見を通したいときや、取引先でのプレゼンなどの場合、信用のない人からの言葉は誰もが聞く耳を持ちません。
それではその信頼を築くにはどうしていったらよいでしょうか?
簡単なことです。それは裏切らないことです。
そして、コミュニケーションを図ることです。
信頼を勝ち取ろう
今の世でいかに信頼を手に入れるか。
まずは、信用を手に入れましょう。
与えられた作業を卒なくこなして行く事で信用が生まれます。
信用が生まれると、重要な作業が与えられるのです。
その業務に対し、成果が現れると信頼が生まれるのです。
継続は力なり
人生、やりたいことはたくさんあると思います。
楽しいことや、やりがいがあることさまざまなことがあります。
しかし、やりだしたら三日坊主なんてことはありませんか?
誰でも、やり始めるのは簡単です。それよりも、長く続けることが大事なのです。
長く続けることで、今まで見えなかった世界が見えたり、表面しか見えなかったものが奥深くまでみえてきたりします。
ここで培った技術や経験は自分の人生において重要な役割を果すことになるでしょう。
さいごに
自己啓発の方法は沢山あり、さらに人によって考え方や感じ方が違います。
例えば、自己啓発の方法が車としたら、著者はドライバーになります。
参考になる車とドライバーを見つけ、人生の道路を進んでください。
いろんな人の本を読んで、自分と合う人の本を沢山読みましょう