米国における歯科技工士(まえがき)
米国は50の州とワシントンD.C.からなり、アメリカ本土に至っては日本の25倍。ロシア、カナダに次ぐ、総面積世界第三位(中国三位説あり)の超大国であり、米国本土だけでも東海岸と西海岸との間で3時間の時差がある程に大きな国です。
さらに国の成り立ちが世界中からの移民者から始まった事もあり、現在、世界でも最も人種と文化の多様性を持った先進国でもあります。
そんな米国の本土には48の州があるのですが、各州はそれぞれに州法を制定し、運転免許証、飲酒、喫煙可能年齢も違えば、ずっと問題視されている銃の所持も簡単な州もあれば難しい州もあります。(上位に連邦法)
各州がそれぞれに州法を持ち、一つの国家として成り立っている=アメリカ合州国
と言った表現がなされる場合もあるぐらいに、米国では各州で色が違います。
そんな米国の中の一つカリフォルニア州に私は住んでおり、米国の中で最も人種の多様性を持つが故に様々な文化が入り混じった州でもあります。米国総人口の12%を占め、世界中に対して影響力を持つApple,Google,Diseny,,,etc等が本拠地を構えており、仮にカリフォルニア州を1国家と考えた場合、世界でも世界第6位にランクする程です(日本全体のおおよそ半分の50%程度、韓国全体よりも強い)
カリフォルニア州内に居住する白人の割合は年々低下しており(白人以外の人口の爆発的増加による)、昨今ではすでに人口割合では60%を切っています。
この人種の多様性は、当然文化の多様性も伴っており、あらゆる文化や知識、経験等、が入り混じった環境下にあるカリフォルニア州は、単一民族国家である日本では考えられない程に、多様性に富んだ競争を産み出す事となり、米国の中でも非常に影響力の強い州となっています。
一般的に
日本=東京
と言う形で表現されると、不愉快な感情を持たれる方は多々いるでしょう。
それと同時に、日本において東京は中心地の一つであり、事実な側面も持っています。日本人以外から見る日本は、東京と大阪。観光地として有名な京都、北海道etcあたりでしょう。
米国=ニューヨーク(NY)、カリフォルニア(CA)
と言う表現も同じで、日本人が良く知ってるアメリカはカリフォルニアとニューヨーク。少し踏み込めてシカゴ、テキサスぐらいでしょう。
それ以外となると観光地であるラスベガス、フロリダ、〇〇キャニオン等、ではないでしょうか?
米国も同じでそれが全てでは無いですが、NY及びCAは非常に影響力が大きな州となります。
まえがきが長くなりましたが、カリフォルニア州の技工業界が米国の技工業界の全てではありませんが、カリフォルニア州は世界及び米国内に対しても非常に大きな影響力を持つ州であるのも事実です。
次回はこの米国カリフォルニア州における技工士の働き方について書いていきます。