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推しと、私の生活 #推し短歌

くるしま と申します。
”推し”と自分の生活とが重なる瞬間のことを思い浮かべて、3首つくってみました。




間奏で強く叫んだ一言が耳鳴りとしてある、何年も




遺失物届を前に待ち受けのあなたの顔を思い出してる




たぶん次の家の鍵にも付け直すもう会えないであろう人のグッズ




ライブの合間に挟み込まれる推しの一言に、何年も何年も励まされることがあります。

先日携帯を失くして、どんな待ち受け画面かを説明する羽目になり、ちょっぴり恥ずかしかったです。
携帯は無事に見つかりました、届けてくださった親切な方ありがとうございます。

実用的なグッズが好きです。
人生に根付きすぎるあまり、卒業してしまったりした推しのグッズなんかも、なんやかんやで使い続けてしまいます。ある種の祈りを込めて。



先月の文学フリマ大阪で、ライブハウスの体験を詠んだ作品集を出しました。
お気に入りの2首をここにも置かせてください!

ファミレスで重い手紙を二通書きやや軽いほう選んで渡す


気がつけば音楽とか生きる意味とか口癖までも受け取っている

「ライブハウス吟行録」

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