Brexハイライト3

Bリーグ B1移籍動向まとめ(〜6/13)

アルバルクが連覇したBリーグファイナルが行われたのが5/11㈯と早一ヶ月が過ぎ去った。その間各チームは2019-20シーズンに向けて動いている。ここ1ヶ月の動向のまとめと簡単な感想を書き記したのがこのノートです。一個人の感想ですが、ぜひ読んでいただけたら幸いです。

あとレギュレーション早く発表して。


東地区

強豪ひしめく東地区は2019-20シーズンも変わりは無さそうだ。むしろ各地区の猛者が東に集まって2019-20シーズンの方が更にパワーアップしている印象。東地区は各チーム帰化選手や竹内兄弟を擁して日本人枠でもインサイドが更に強くなりました。

レバンガ北海道

去年のオフシーズン惨敗し残留プレーオフでギリギリB1に生き残ったレバンガ北海道。この1ヶ月で日本人選手枠が埋まりました。
18-19シーズンの主力メンバーそのままにピンポイントで補強。ファイ・パプ月瑠の加入により北海道3シーズン目のトラソニーニを使いやすく。市岡ショーンとどう併用していくか楽しみ。
驚きだったのが琉球から橋本竜馬の加入。秋田、SR渋谷、横浜の4クラブによる争奪戦を制したみたいですが、多嶋と松島がいたので驚きだった。18-19シーズン終盤や残留プレーオフでダブルガードやってたのでそのように起用していくのかな?
正直、どうやって点をとっていくんだろうっていう印象です。

秋田ノーザンハピネッツ

ペップHCが退任が早々に決まり地元紙でACだった前田氏が昇格濃厚と報道されてから正式発表が無い秋田。メンバーが大きく入れ替わりそうだ。
秋田ブースターさんに「ペップはスリーポイントシューターを拒絶している」みたいな内容のことを伺ったんですが、ペップ退任が決まって即シューター2人を補強。ファイナルMVPの古川は琉球側が慰留したが3年契約で加入した。あの激しいディフェンスに古川と細谷加わるのは嫌なチーム多いはず。
野本と保岡は3x3の活動で遅れているだけで残留だと思っているので、他にどんなウィングプレイヤー補強するか見ものです。ただ、ブロック王のコールビーは残したかったんじゃないかな。

栃木ブレックス

THE・動かないチーム その1。
ファンは嬉しいと思うけど、他のチームのブースターからしたら面白みの無いオフシーズンかなと。
喜多川のインジュアリーリスト解除を理由にカットされた田原が再契約を結び、外国籍選手2人も早々に契約継続が発表された。それにより枠が12/13埋まったのだが、キャプテン田臥勇太のリリースが出ていない。外国籍選手3人目の枠が空いていないという状態。
比江島慎の海外挑戦によって変わってくると思うので今後の動向に注目だ。想定できることとすれば、比江島がブレックス残留の場合は田原がレンタルかカットで、比江島が海外挑戦する場合は残留するだろう。恐らく来年東京オリンピックがあるので前者だろうが、どうなるかを見てみよう。

千葉ジェッツ

天皇杯3連覇を達成するも2シーズン連続でファイナルで苦汁を舐めた千葉ジェッツだが、継続路線確定でロスターが外国籍選手1枠以外埋まった。
そんな千葉は大きなトピックが2つ。
1つは富樫勇樹が日本人で初めて(帰化選手除く)年俸一億円到達。素晴らしいことだがこれで海外挑戦はほぼ無くなったんじゃないかなと。18-19シーズングリズリーズと2WAY契約していた渡邊雄太よりも富樫の方が年俸高いですからね。それは残念だ。
2つ目がスターターだった石井講祐とアキ・チェンバースの退団。特に石井は生え抜きで地元の選手であり18-19シーズンは3P%ランキング1位に輝いて申し分ない活躍ぶり。Bリーグファンは皆驚き、ブースターもショックが大きそうだが、これもプロの世界だ。代わりに晴山と日本国籍で代表合宿にも呼ばれたフリッピンを獲得。フリッピンのプレー集を見た限り身体能力はすごそうだが、攻守で大きく貢献した石井の穴は大きそう。移籍先がまだきまってないようなので石井とチェンバースの動向は注目。

アルバルク東京

20-21シーズンまでルカHCが率いる絶対王者アルバルク東京。まだいろんな噂はありますが日本人選手枠が埋まりました。
スリーピートを目論む19-20シーズンに向けて弱点だった3Pを琉球の須田を引き抜きに成功し盤石の体制に。アルバルク自慢のウィングプレイヤーの高身長を維持しつつ国内屈指の3&Dに成長した須田の補強は理に適いすぎている。出番が少ないながらも出場した試合では活躍していた齋藤拓実を滋賀にレンタルして育成させ未来にも目を向けたここまでの動向は素晴らしいと言えるだろう。
馬場の海外挑戦やカークが韓国移籍するなど話は出ていますが、外国籍選手がうまくハマればスリーピートも夢ではないでしょう。
ほんと恐ろしい。

サンロッカーズ渋谷

19-20シーズンこそはCS進出を狙うSR渋谷は他のチームと比べてもリリースが早かった印象がある。コナー・クリフォードのレンタルバックにより外国籍選手3人埋まった。またレンタルされる可能性もあるけど、外国籍選手を毎シーズンレンタルで出すメリットが良くわからない。誰か知ってたら教えてください。日本人選手が半分入れ替わる中で、どんな選手を補強していくかは楽しみ。
大本命は冬のセクシー盛實海翔だろうが、各ポジション補強は必須。特に広瀬健太が左膝前十字靭帯断裂でシーズン開幕に間に合わないだろうからそこの穴埋めもかなり重要。木下(大阪)とか小林(福岡)、チェンバース(千葉)あたりを獲ったらおもしろそう。知らんけど。


中地区

この地区は割とどこのチームも動きが遅めですが2チームが面白くしてくれてる感じ。個人的に19-20シーズンも混戦になるか楽しみにしてる地区です。

川崎ブレイブサンダース

DeNAが本気を出してきた。
個人的にここまでで一番怖いのが川崎。

日本代表の活動でオフがほとんど無い篠山とファジーカスに加え、辻が左肩の手術の影響でシーズン開幕に間に合わなそうな状況。その中でシューターと得点力のある3番ポジションの2人、大塚裕土と熊谷尚也を獲得。なんて的確な補強なんでしょうか!
またCSでファジーカスがほとんどフルで出ずっぱりの状況だったので、18-19シーズンの外国籍選手選び失敗を教訓に外国籍選手もエグいの連れてきそう。そのための北さんのGM就任ですよね?クマを獲ったからon3はやらないかな?手堅くファジーカスと外国籍選手2人でインサイドを回しそう。

横浜ビー・コルセアーズ

苦労しそうなチーム その1。
日本人選手の得点源であった川村と細谷が移籍。現状のロスターはかなり若返った。市場にたくさん選手はいるけど18-19シーズン以上のメンバーで望めるかは正直微妙。そもそもトムも更新されてないのよね。河内さんの手腕に注目。

アルビレックス新潟BB

B1で動きが一番遅いチームが新潟。
得点王でありリーグベスト5を受賞したガードナーを失ったのは痛いけど、それ相応の金はあると思うのでサマーリーグ明けが勝負なのかなと。
まだリリースが出ていない選手たちもほとんど残留だと思うので外国籍選手をどうするかで決まりそう。
森井や石井のKBL武者修行など19-20シーズンも中地区を面白くしてくれることを期待したい。

富山グラウジーズ

18-19シーズンの路線を継続し残留プレーオフを完全に卒業して2シーズン連続でCS進出を目指したい富山グラウジーズ。
スミスとライオンズの強力外国人コンビを残すのか?『カモン』大塚裕土の穴を誰が埋めるのか?ここは市場に選手がまだいるので埋まりそうな予感はある。あと阿部ちゃん残ると思うけど残さないとだめだよね。うん。

三遠ネオフェニックス

コアな部分を残しつつHCが変わった三遠。
エース格として西川貴之を獲得したことは非常に大きく、交渉継続中の田渡修人も残留させたいところ。ただ、もう一つアクセントがほしいのも事実。
あと、三遠はドジャーやチルドレスなど3番タイプの外国籍選手を毎年獲得しているので19-20シーズンもそこは継続してほしい。純粋に楽しみ。
それを料理する、前年に5勝(15敗)しか出来なかったインドネシアのチームをASEAN LEAGUEでレギュラーシーズン15勝11敗でプレーオフ進出し優勝に導いたブライアン・ロウサムHCの手腕が楽しみだ。

シーホース三河

ここ1ヶ月で5人を補強し19-20シーズンの中地区を面白くしてくれてるであろうシーホース三河。残る枠は外国籍選手1枠のみだ。
川村とガードナーを補強し、PGを若手選手に交換。長野と會田(あいた)獲得するなら生原で良いんじゃね?感は半端ないけど。
ただ、このチームの核は桜木ジェイアールから変わらなそうだし、そこを脱却しないと厳しいと思う。万が一脱却したとしたらバッツさんが戦術的に干されてもおかしくなさそうだなって思ったり思わなかったり…
“BIG4”になるか?2012-13シーズンのロサンゼルス・レイカーズのように“プレミアム4”になるか?どちらかだろう。個人的には後者と予想してる。ただ、楽しみではあります。
▼2012-13シーズンのレイカーズの“プレミアム4”を知らない方へ


西地区

『東高西低』の構図は2019-20シーズンも変わらなそうだ。地区内では縮図が変わるか!?

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

THE・動かないチーム その2。
全く動かなかったこのチーム。ファンは嬉しいと思うけど、他のチームのブースターからしたら面白みの無いオフシーズンかなと。(コピペ)
残るリリースはヒルトン・アームストロングのみ。
18-19シーズン彼が加入した後の試合内容を見ると残さないといけない選手だと思うけど、どうなんでしょうか?
外国籍選手枠が残り2つのみの状況だが、他のチームの動向から今の状態なら西地区優勝もあり得るかもしれない。

滋賀レイクスターズ

B1リーグ唯一のファイブアウト戦術で18-19シーズン終盤残留争いをしているチームの中で唯一勝率5割(10勝10敗)を記録して爪痕を残したレイクス。
育成型クラブとして他のチームとは別の路線を築き、齋藤拓実をレンタルで獲得。コンボガードをでき、三河でキャプテンを務めていた狩俣の補強も大きいのではないだろうか?
『ダブルカーリー』に注目しつつ、ウォーカーの相棒はどんな選手になるのかも楽しみなポイント。個人的にはサイズアップしたにも関わらずポジションがSG/SFになった佐藤卓磨にも注目。
19-20シーズンは前半から飛ばしてCS進出も狙って欲しいチーム。

京都ハンナリーズ

苦労しそうなチーム その2。
18-19シーズン序盤に所属選手で逮捕者が出てスポンサーが減ってしまい苦戦している中、ソルジャーと晴山ケビンが移籍。この穴はあまりにも大きい。
まだリリースが出ていない選手は3x3の活動をしている玉木とチームの主軸の3人。いろいろな噂が出ているがなんとしてもサイモンとマブンガを残したいところ。ぶっちゃけこの2人を残したら何とかなりそう。

大阪エヴェッサ

苦労しそうなチーム その3。
今のところ『ご愁傷様』感がハンパない。
18-19シーズン得点源だった熊谷尚也を川崎に抜かれ、帰化選手として貴重な存在だったファイ・パプ月瑠を北海道に、期待の若手だった長野を三河にと日本人の核だった選手たちが移籍してしまった。
まぁ、このチーム金はありますからね。18-19シーズン棒に振った橋本が戻ってくるしどんな補強をするのか見ものです。あと吉井くんは19-20シーズンも見たいですね。

島根スサノオマジック

前回昇格した時とは打って変わって主力メンバーを残留させつつ19-20シーズンはB1に挑む、唯一の昇格チーム島根スサノオマジック。
代表選手だったエチェニケとロスコ・アレンが退団することになってしまったのは痛手だろうが、早々に降格した福岡からチームを落ち着かせることのできるPGの山下を獲得したのは良い補強。とはいえ今のままでは残留争いに巻き込まれるのが想像できるだけに、まだまだオフシーズン動かないといけないだろう。

琉球ゴールデンキングス

SFを1勝2敗で敗退して18-19シーズンを終えた琉球ゴールデンキングスは今回のオフで大きくチームが変わりそうな予感がしている。琉球の顔だった金城が退団が早々に発表され、18-19シーズンの主力メンバーでCSでの活躍も光った須田、橋本、古川がそれぞれ東地区に移籍した。
アイラも移籍するとかしないとか?新アリーナ完成の2020年に向けてチーム作りをするとかしないとか。
何がともあれ、Bリーグになってオフシーズンを楽しませてきたのは間違いなく琉球ゴールデンキングスだ。今後の動きが一番楽しみなチームと言っていいだろう。石井とか生原とか移籍しそうだなと予想。


自由交渉選手リストの個人的有力選手と未発表選手

▲割と有力選手が残ってる印象。

▲ベテラン選手が多いですかね。


おわりに

オフシーズンも始まったばかりだが、今年はFIBAワールドカップもあり代表選手組は休む暇もない。その関係で18-19シーズンも早く終わってしまったのでまだまだ動きがありそうだ。
これから比江島慎や馬場がマブスのミニキャンプに参加し、若手の新戦力発掘のために今日から代表合宿が始まっている。外国籍選手獲得に動くのは例年サマーリーグが終わってからが本番。
去年は6月下旬にレギュレーションの変更が発表され、7月上旬に日程が発表された。今後1ヶ月の間でも色々な動きがあると思うので、来月もまた書いていこうと思う。(多分)

意見などがあればTwitterによろしくお願いします。匿名で何か言いたかったら質問箱にでもどうぞ。

おしまい。


参考


▼ワタシがまとめているB1のオフシーズン動向リスト


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