週刊ブレックス(仮) ~2020/03/18
こんにちは、hiroです。
実はnoteを書き始めてこれが記念すべき?50本目の記事になります!オフシーズンの移籍動向まとめで1万PVオーバーで気分を良くして書き始めたnoteですが、何とか続いております。いつも読んでいただいている皆様ありがとうございます。初めて読まれる方、今後ともご贔屓よろしくおねがいします。
週刊ブレックス(仮)を始めた時に比べるとTwitterのフォロワー数も多分倍近く増えました(今年に入って200人くらい増えた)。まだフォローされてない方は是非フォローよろしくおねがいします。
ということで今回も書いていきます!
3月の日程
6試合延期になり3月は7試合の開催になる予定でした。無観客試合での開催になる予定でしたが、その後の試合も中止になりました。残念ですね。
第28節 vs千葉ジェッツ(A)
リーグ延期明けの初戦はアウェイ千葉ジェッツ戦。ブレックスはここまで千葉相手に今シーズンリーグ戦で2戦2勝。千葉ホームの船橋アリーナ開催ですが、無観客試合ということで独特の雰囲気のある試合でした。
▼千葉の特徴についてまとめたnoteはこちら
GAME1 千葉 80-88 宇都宮
約1ヶ月振りに開催されたリーグ戦。ブレックスは中断前と同じスタメン。千葉は原とエドワーズがDNPで小野がスタメンに入りました。
前半 千葉 40-42 宇都宮
実は千葉は1Qがめちゃくちゃ強いです。1Qの平均得点はリーグ2位、平均失点はリーグ1位と、1Qで上回った試合は39試合中29試合もあります。そのうち勝った試合が24勝です。一方で、千葉が1Qで負けた場合は3勝6敗大きく負け越していて、立て直すのが苦手とも言えるでしょう。
特徴まとめnoteにも書きましたが、千葉は1Qが強いので要注目でした。
立ち上がり主導権を握ったのはブレックス。遠藤の3連続スリーを含む11-2のランが出て開始2分で千葉がタイムアウト。タイムアウト後の千葉はインサイドを起点にしながら3連続スリーで追い上げ、その後はお互いにミスマッチの作り合い。ブレックスは富樫の高さのミスマッチをポストアップで使い、千葉は富樫のスピードを活かしながらトランジションで走る。要注目の1Qはブレックスが制しました。
2Qは千葉の持ち味であるインサイドの強さを強調し、ブレックスはPnRで崩しきれないながらもスペースを作ってシュートを決めきっていました。特にメイヨはアンストッパブルでした。ブレックスは苦しい時間帯ジャワッドに助けられた印象ですね。いぶし銀。あとはテーブスのディフェンスの姿勢がよくなっていたのは良い発見でした。
お互いに中断明けで疲れが抜けてシュートタッチが良かったのですが、ターンオーバーの多さも気になった前半。ただ、どちらかと言うと点差以上にブレックスのペースで試合を運べてた印象です。
後半 千葉 40-46 宇都宮
ブレックスはスイッチしてくる千葉のディフェンスに対してミスマッチをうまく使えていて、ミスマッチのヘルプに行かせてコーナーをオープンにすることに成功。前半以上にミスマッチをうまく作り出せていました。それもありブレックスが10点差で3Qを終えました。途中から出てきたナベがPnRからスリーを沈め、直後に富樫からテイクチャージを貰ってベンチに追いやったシーンはお見事でした。
対する千葉は強みのインサイドを更に強調と言うべきか、外から点を取らせてもらえなかったと言うべきか。攻め手が徐々に絞られていくように感じました。打開策として藤永、西村、フリッピンの3ガードのハンドラー3枚を並べて、ボールを回そうという意図が見えました。また、千葉がディフェンス時にブリッツを使ってきたのは以外でした。ガードのサイズが無いのでうまく対処できたのは良かったです。
4Qに入りブレックスは3連続ターンオーバーで流れを自ら渡してしまい千葉に8-1のランで一気に3点差に戻される。本当にいらない。それを断ち切ってくれたのは遠藤のコーナースリーとファウルストップ。直後スティールから速攻で8点差に戻します。
実況の永田さんが「4Qの鍵を握るのはターンオーバーかもしれません」と言う通り、大事な場面で千葉のターンオーバーが出始める。そこを仕留める遠藤のスリー、本当に素晴らしかった。残り3分半で千葉は堪らず最後のタイムアウトをとるも、直後の千葉のオフェンスで鵤が富樫からスティールしてレイアップを沈め15点差に開いたところで勝負あり。富樫中心に千葉が点差を詰めるも、ブレックスは時間を使いながら試合を進め、最終的に8点差でブレックスの勝利。千葉相手にブレックスは3連勝です。
スタッツを見てみると、ブレックスがあらゆる面で上回りました!速攻からの得点が今シーズン最多の22得点!ターンオーバーからの得点も25得点で、ともに千葉を圧倒!スリーも13本成功で46.4%の高確率で、13本成功は2020年に入ってから一番多いです。この数値を残せたのは何と言っても遠藤でしょう!遠藤はスリー7本を含む26得点はともにキャリアハイ更新!打てば入る状態でしたね!これにてキャリア通算スリー300本成功でした!
ディフェンス面では、千葉の強みであるインサイドプレイヤー中心にペイント内で48点取られましたが、ここに集中させたと個人的には見ています。アシスト3位の千葉を15本に抑え、スリーも5本に抑えました。特に後半はスリーが1/5と千葉を勢いに乗せなかった要因と言ってもいいでしょう。
富樫には14得点4アシストされましたがシーズン最多タイの6ターンオーバーを記録させたこともありディフェンスが良かったと言えるかなと。この日は富樫に対してはアイスで守っていて、オフェンスを限定させていました。富樫のアシストも1Qに3つありましたが、それ以降1つのみです。上出来です!
BOXSCORE
ハイライト
ゲームレポート
GAME2 【試合中止】
GAME2は審判員の一人が37.5℃以上の発熱ということで中止になりました。
こればっかりは仕方ないです。無事だったということでなによりですね。千葉は何も悪くないのにも関わらず、訳わからない批判している人はコロナウイルス以上にタチの悪い病気に感染している可能性があります。お気をつけください。
千葉戦の雑感
今回初めての無観客試合でしたが、やっぱり異様な雰囲気でしたね。無観客試合なのでもっとコート内の声とか聞こえるかと思ったけどBGM大きくてコートの声は全然聞こえなかった(笑)まぁ、これは千葉のホームだからしょうがないんですけどね。ブレアリがどんな雰囲気で行われるか気になるところでしたが、開催が中止になってしまいました。4月に再開される時はどうなるでしょうか?
会見の内容からの雑感
会見の要約
・いつもと違う雰囲気の中で怪我無く終われて良かった
・ファンの大きさを感じたが、無観客でもやるべきことはやれた
・前半はトランジションとスリーでやられ過ぎた
・後半はボールプレッシャーからやり直した。セカンドチャンスでやられたのは反省
・中断期間はスカウティングというよりも自分達にフォーカスした
・個人練習が増えたので今までのセットがより活きると考えている
・喜多川は体調不良で練習抜けてた時間が多かったこともあってプレータイム短かった。テーブスはやることたくさんだからこれから
1500再生くらいしかされていない試合後のプレスカンファレンスですが要約するとこんな感じでした。新たな幕開けじゃないですけど、リセットされて中断期間に取り組んできたことが出せた試合だったのではないでしょうか。
ローテーションの部分で喜多川ではなく山崎が出てきた理由がわかりました。テーブスについては中断明けでどれくらい使われるか注目していましたが、前半のみの出場に留まりました。本格的に組み込んでいくのは来シーズンからなのだろうなと感じた一戦でしたね、途中加入の難しいところです。ただディフェンスのシステムも理解力が増していたのでもう少しプレータイムは伸びるのかなと思いつつも、CSなどの短期決戦はディフェンス命なのどうなるか今後も注視したいです。
日本人選手の得点力
あと、個人的に良かったと思うのが日本人選手の得点です。ブレックスが56得点に対し千葉は28得点。ダブルスコアです。ブレックスは皆さんご存知の通り、外国籍選手の得点に偏ってしまうのは悪い傾向であり、日本人選手もバランスよく取れるのが良い時のブレックス。遠藤の26得点を筆頭に、比江島12得点、ナベと鵤も8得点と最高な形でした。一方の千葉は富樫の14得点、田口の7得点もそれ以外の日本人選手がFGを決めたのは2本のみでした。これは非常に大きかった。
千葉の感想
千葉が好調だった理由として考えられるのは強みであるインサイドと、ウィングプレイヤーの活躍です。田口や原、フリッピン、晴山などの得点が二桁得点やそれに近い数値をマークしていた試合が年明けの連勝中多かったです。上記の通りその部分を抑えられたことが今回大きかったです。個人的には富樫と西村と誰かが勝負どころで使われるのではないかなと思いました。それぞれ特徴があるので場面によって使い分けていくのではないかなと思いますが、ブレックスとしてはフリッピンが出てきたら嫌かな?
また、千葉で印象に残ったのは小野龍猛のプレータイムが長かったこと。原がDNPという影響もあったと思いますが、26分も出ていました。富樫よりも出ているのです。小野が出ることによって千葉のディフェンスはビッグマンに対してもスイッチして対応していました。これとブリッツを仕掛けていたことが千葉が前回対戦時から守備の部分で大きく変えた部分でした。小野が復活したら相当厄介だと感じたとともに、千葉としても小野の復活を期待しているのかもしれません。今後どうなるか?
第28節の試合結果
無観客試合で再開になったBリーグ。気になるトピックは以下の通り。
滋賀の外国籍選手3人が出場を辞退
Bリーグで唯一外国籍選手がコロナウイルス感染の健康不安と、家族の健康上の理由から出場を辞退した例が出た滋賀。選手もチームも苦渋の決断だったと思います。年明け絶好調の滋賀とリーグトップの勝率のアルバルクの対戦で、齋藤やシェーファーやエアーズといったアルバルクからレンタル移籍している選手たちとの対戦で楽しみだったカードだっただけにフルメンバーで見たかった試合でした。今後については週明けに相談とのことです。
初めて中止になってしまった川崎vs北海道
無観客試合で再開になったBリーグの中でしたが、初めて中止になってしまった試合が川崎vs北海道。北海道の3選手が発熱が確認され、大事をとっての中止。翌日は試合が開催されるものの3選手は北海道に戻ってしまい川崎に大敗してしまいました。千葉vs宇都宮同様にどのように処理されるか気になるところです。北海道は感染者が多いと報道されていて、心配されましたが3人とも無事で何よりでした。その後の経過をHPで公表しているのはファンブースターにとっても安心できました。
金丸がBリーグ最多記録タイの3P成功とキャリアハイの45得点
明るい話題と行きましょう!変態金丸は無観客でも関係なく変態でした!GAME2で3P成功数リーグタイ記録の11本成功、キャリアハイの45得点をマーク。40分で試合が決した場合は金丸がリーグ最多得点とのことです!日本人選手の得点記録も更新ですね!変態!『金丸カメラ』を企画した三河のスタッフにも拍手を贈りたいです!
東地区の順位表と今後の日程
千葉vsブレックスが中止になった関係で1試合消化が多く、連勝したアルバルクが東地区首位になりました。また、3月に開催予定の試合が中止になりました。つまり、60試合消化ができなくなったわけです。現状の結果を踏まえてフォーマットに当てはめるとこんな感じ。
左側がHOME
アルバルク東京 vs. サンロッカーズ渋谷
宇都宮ブレックス vs. 大阪エヴェッサ
琉球ゴールデンキングス vs. シーホース三河
川崎ブレイブサンダース vs. 千葉ジェッツ
未消化になった試合はどのように処理されるのかも気になるところです。水曜日で空いている日があるのでそこで消化するとのことですが、日程が過酷すぎるので…
ブレックス今週の試合
4月1日(水)までのリーグ戦が中止になることが決まりました。今後日程がどのように消化されるのか注目ですね。情勢が刻々と変わってくるので今まで通り開催されてほしいです。今まで普通に開催されていたことが本当にありがたく感じます。
おわりに
ということで今回も書いてきました。記念すべき?50回目のnoteも読んでいただきありがとうございました。もしよろしければいいねやリツイートよろしくおねがいします。
おまけ・・・無観客試合でのリーグ戦再開についての個人的見解
「資金繰りに苦しくなるクラブが出るかもしれません。それに対して破綻を防ぐのがリーグの使命と考えます。今後の影響を見極めながら、施策を講じていきます」
大河チェアマンが会見の際に言った言葉です。実際にリーグ屈指の集客力や売上を上げているブレックスでさえ苦しくなる状況です。入場料収入が大きいですからね。こういう時に千葉やアルバルク、三河などの大口スポンサーが付いているチームは強いです。
個人的に今回の無観客試合での再開は「クラブの存続を守る」という意味では英断だったと思っています。ブレックスでさえ4月下旬に資金がショートする可能性があったということは、更に小規模のチームは更に前倒しで倒れてしまう可能性もあったということです。3.11をきっかけに東京アパッチが無くなったと聞いた時を思い出します。ヘリコプターや青木が懐かしい…
一方でプレー面で言うと、滋賀のように出場を辞退する選手がいてもおかしくないし、このご時世でリーグを進めるのも良くないという意見もあるのも十分理解できます。家族の健康上の不安もあるので、批判するのは的外れだし、選手もクラブも良く決断したと思います。ただ、それだと本当にチームが無くなってしまう可能性がありますし、給料が振り込まれなくなる可能性も出てくる。そうなった時に選手たちを守れるのか?プレーの面と経営の面で別々で考えないといけないので難しいところです。
そんな中で、再度中断の決断をしたことも素晴らしかったと思います。やってみないとわからない想定外のことも起きるものです。無観客試合を終え、選手会の意見を聞き入れるのは難しい判断だったと思いますが、協力なくして成り立ちませんからね。ちなみに2020年3月18日現在、B2とB3では外国籍選手が帰国した例も出てきています。こればっかりはしょうがないですが、国によっては日本よりも深刻な状態になっている国もあるので、お互いが納得する解決策を見つけていくしか無いですね。正解は無いので。
NBAと比較してる人もいましたが比較対象としてはあまりにも違いすぎます。資産価値が桁違いです。例えば、選手の例を出すと今シーズンドラフト1位のザイオン。彼はアリーナ従業員に対して30日間の給与保証を発表しましたが、彼の年俸は約10億円と言われています。10億円あればBリーグの1チームの年俸を賄えるはずです。ザイオンはシューズ契約で100億を超えるとも言われていますからスポンサーからもらっている金額を含めると…そういった資産価値のある選手やリーグですから、中断しても何とかなります。中断しても莫大な放映権料に加えオーナーも潤沢な資金を持っていますからBリーグとはわけが違うのです。
話がまとまりませんが、無観客試合であってもBリーグのある生活が一度でも戻ってきたことは個人的には嬉しかったです。再度中断になってしまいましたが、しょうがないです。誰が悪いわけでもないですから。60試合は難しくなってしまいましたが、何とか無事にリーグ戦を終えて欲しいですね。
最後に、訳もわからない批判をしている人はミュート推奨です。それだけでTLが快適になります。興行自粛するなら仕事も自粛してくれ…
▼Jリーグの話になりますが、村井チェアマンがTBSの番組で語ったJリーグを延期するに当たって対応策です。サポーターが出来る対応策というテーマでも話しています。Bリーグは日程的にも屋内競技という意味でもJリーグよりも厳しいと思うので参考までに。見て欲しい内容です。ちなみにサッカー協会の田嶋会長が新型コロナウイルス陽性反応が出ました…風通しが悪いからですかね。
▼村井チェアマンがJリーグの選手たち送ったメッセージ動画がYouTubeにアップされていたのでそちらも貼っておきます。
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