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経口補水液の正しい飲み方と脱水症状判別法

こんばんわ、もう夏バテたケイタです。アツイ。。


さて、今年もやってまいりました脱水症状の季節。



今年はマスクもしていますからね、脱水症状には気をつけたいところ。



脱水症状の接客機会は多いので、今日は脱水症状の救世主『経口補水液(OS-1)』の解説です。


グレーの箇所は重要なので急ぎの方はそこだけでも。


▼脱水症状のカンタン判別方法


まず、脱水症状かそもそも分からなかったら使いようがありませんね。



ノドかわいたーが脱水症状じゃないですよ。



脱水症状の判別方法は簡単です。



下記を覚えておいてください。


指の爪をぎゅっと押してみてください。

白→ピンクに変わるはずです。

通常時の状態を覚えておいてください。

いつもはすぐピンクに変わるのに、今は3秒くらいかかった…

というときは、脱水症状です。
すぐに水分補給をしましょう。



これは自分以外(子どもや高齢者)でも判別できます。



必ず覚えてください。



▼経口補水液とスポーツドリンクの違い



浸透圧やら何やらと難しく言えばどれだけでも難しく言えるのでカンタンに。


・通常の水分補給はスポーツドリンク、脱水症状時は経口補水液
・味の事も考えて作っているのがスポーツドリンク、味の事は無視して作っているのが経口補水液


以上2項目です。



続いて使うタイミングを解説します。



▼スポーツドリンクを使うタイミング



通常時は体内の塩分濃度は汗をかいていないので薄めになっています。



浸透圧って聞いたことがあると思いますが、吸収される時は塩分濃度が同じ方が吸収されやすいんですね。



だから通常時はスポーツドリンクの方が吸収されやすくなります。



脱水症状でない時に経口補水液を使っても吸収率は低めです。



・これから汗をかくからOS-1を飲んで予防しよう →間違いです!

発汗する前、発汗しだした時はスポーツドリンクの方が吸収率は高めです。


本末転倒な使い方をして脱水症状にならないように!



▼経口補水液を使うタイミング



では経口補水液を使うタイミングは?



そう、『脱水症状になったとき』です。



上記の脱水症状チェックを行って経口補水液を使ってください。



もちろん、めまいや吐き気などの熱中症や脱水症状時特有の症状が出た時も使ってください。



経口補水液を飲んだ時の味にも注目。



不味かったら、脱水症状ではありません。
美味しかったら、脱水症状です。



これは身体が欲している証拠です。



上にある通り飲んだ事がある人なら分かると思いますが、OS-1は普通に不味いです。



繰り返しますが、飲んで美味しかったら脱水症状です



ラーメンのスープのように塩分が高いものは、暑いとき(発汗時)に飲むと美味しく感じるのも、同じ理屈です。



▼なぜドラッグストアでしか売ってないか



OS-1は病院かドラッグストアの専売品です。



スーパーやコンビニでは取り扱いできません。



これには理由があります。



OS-1は『病者用食品』です。トクホではありません。



病者用食品とは。wiki先生に聞きましょう。

特別用途食品とは病人や妊婦、子どもなどを対象として、特別な用途がある食品のことである。 健康増進法第26条に規定されている。特別用途食品として食品を販売するには、その表示について消費者庁の許可を受ける必要がある。

特別用途食品には、病者用食品、妊産婦・授乳婦用粉乳、乳児用調整乳及びえん下困難者用食品がある。表示の許可に当たっては、許可基準があるものについてはその適合性を審査し、許可基準のないものについては個別に評価を行っている。

特別用途食品というカテゴリーの中に「病者用食品」という分類があります。



基本的には「医師から指示があった場合に使用する」商品です。



OS-1は病者用食品ですが、法律上はどの小売店でも販売可能です。



ただ商品の特性上、メーカーが「有資格者からの説明が必要な場合に応えられるよう」販売チャネルを制限しているんです。



なので、購入は基本的にドラッグストアとなります。



Amazonでも購入可能です。



500mlと280mlがありますが、僕は280mlを強くオススメします。



実際は脱水症状ではなくスポーツドリンクで対応可能な場面も多々あるからです。



脱水症状に合わせて280mlを1日2本の方が衛生的ですし、持ち運びもラクです。



▼経口補水液を使う時の注意点



経口補水液は塩分が高めの飲料です。



したがって、高血圧などで塩分制限をしている方は医師の指示に従ってください。



よくCMを観ただけでOS-1を予防目的で購入する高齢者がいますが、一歩間違うと自殺行為です。



遠く離れて暮らす高齢者や同居のご家族にこのような方がいたら、必ず確認をしてください。



当然、糖類も含まれているため血糖値が高めな方も注意して下さいね。



▼まとめ


・経口補水液とスポーツドリンクは違う
・経口補水液は熱中症や脱水症状の予防にはならない
・軽度の発汗だったらスポーツドリンクの方が吸収率は高い
・経口補水液を飲んで美味しかったら脱水症状
・販売時に資格者の責任において説明ができるので、ドラッグストアか病院での販売制限を行っている


今日は以上です。



スポーツドリンクと経口補水液を上手に使い分けてこの夏を乗り切ってくださいね。



ではまた。

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