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シップ薬を子どもに使っていいの?【成分別に年齢制限アリ】

こんばんは、相変わらず四十肩のケイタです。


さて子ども用市販薬解説シリーズ第6回です(因みにしれっと最終回)。


今回は「子どもが使えるシップ薬」の解説です。


時間がある方は以前の解説を読んでください。

シップ薬の形状などの解説です。



読みましたか? ではいきましょう。



▼子ども用のシップ薬?


子ども用、とされるシップ薬はありません。


基本的に15歳未満の小児に対しては、使えるシップと使えないシップがあります。


使えないのは、小児に対しての安全性が確立されていないからです(子どもに臨床試験をする訳にはいかないですからね)。


各成分でランク分けできるので、順に解説とオススメを挙げていきます。



▼7歳以上OK(サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール)


最も弱くても7歳まではシップ薬は使えません。


最も弱い成分は「サリチル酸」という成分です。


この成分は弱くて痛みの緩和というより、疲れを癒やす程度の効き目です。


そして特徴は「臭い」こと。サロンパスのあの臭いの元でもあります。


しかし11歳未満にはコレしか使えません(市販薬では)。


7~10歳まではこれしかないです。



他にも色々ありますが(パテックス、トクホン、)基本的に同じです。


弱点としては「効き目が弱い」「臭う」「かぶれやすい」と3拍子揃っています。


急な打ち身などで腫れたり熱を持っていたら、冷やす事ができるシップ剤で対応してください。



同じシリーズのサロンシップを挙げておきます。


10歳まではコレで対応か、病院で処方されたものしか使えません。


▼11歳以上OK(インドメタシン)


11歳になるとワンランク上の「インドメタシン」が使えるようになります。


これは特に筋肉痛に効き目を発揮するタイプの成分で、もちろん大人にもオススメです。


シップ薬では「サロンパスEX」かインドメタシンです。



塗るタイプだと有名な「バンテリン」シリーズが全てインドメタシンです。



バンテリンだったら「クリーミィゲル」が最も持続するのでオススメです(液剤は揮発しやすいので持続しません)。



▼15歳以上(フェルビナク)


大人用になってしまいますが、ついでに紹介しましょう。


まずフェルビナク。


有名なのが「フェイタス」ですね。



効き目は確かに強いです。


腰痛や肩こり、寝違えまで何でも緩和できますが、個人的にはフェルビナクを選ぶなら次のジクロフェナクを推します。



▼15歳以上(ジクロフェナク)


現在第2類医薬品で最も効き目がある成分がジクロフェナク、製品だと有名なのが「ボルタレン」ですね。



フェルビナクよりジクロフェナクが…と言いましたが、理由は

・1枚当たりの価格がほんの少し違うだけなのに効き目が上がる
・効き目が24時間続く


この2点です。


シップ薬はだいたい効き目が半日なので、ジクロフェナクの持続時間は特筆すべき長さですね。


大人はジクロフェナクかインドメタシンがオススメです。



以上、「シップ薬を子どもに使っていいの?」と題してざざーっと解説しました。



これで子ども用市販薬解説シリーズを終わります。


ではまた。





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