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チョコレートの魅力ってなんでしょうかね?

こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。よろしくお願いいたします。
毎年恒例のチョコレートを配るイベントも終わり、2月もあと少しです。
もうすぐ憂鬱な花粉の時期を迎えることになります・・・鼻炎持ちの私には辛くてひたすら耐える期間となります。いやだなぁ・・・。

 

で、チョコレートの話です。
私もチョコ好きなので。毎年2月中旬までデパートの特設会場等で催されるチョコレートフェアはチェックしています。カタログをめくったり、ネット検索したりしてホクホクしています。もちろん会場をうろつくこともあります。最近では性別、年齢関係なく楽しめるので(色々な人がいるので、オッサンが行っても肩身が狭くない)、ハードルが低くなって嬉しい限りです。

今年のチョコレートフェアは高島屋に行きました


 
 
チョコレートは、世界で最も愛されているお菓子かもしれませんね。
どこに行っても売られていますし、どこの国でも老若男女問わず人気がある甘味だと思います。
私もコンビニやデパートで気になるチョコを見つけると試したりします。国内、国外どこの場所にいても商品チェックは欠かせません。あとチョコレートは、お土産とかでいただくことも多いですね。

移動制限の時期に限定通販していたホテルザッハの「ザッハトルテ」。オーストリアからはるばるやってきてくれました



チョコレートが支持される理由を考えてみると、まずは美味しいということ。これは年齢、性別、国籍を問わず幅広い層に認められた美味しさであるという点が重要です。世界のあらゆる場所に有名なチョコがあることを考えれば、まあ納得できると思います。
ゴディバはベルギー(経営はトルコの会社)、ハーシーズはアメリカ、リンツはスイス、メルシーはドイツ、キャドバリーはイギリス、ヴァローナはフランス等々・・・どのチョコも個性があるので、名前を聞くとそれぞれの味を思い出しますね。

フランスのショコラは確かに美味しい。きめ細かいというか舌触りが良いというのか、とにかく安定の美味しさです


また自分のことを考えてみても、子供の頃からオッサンになった今に至るまでチョコを嗜好し続けているわけで、幅広い年齢層からの支持があることが想像できます。さすがに好きな銘柄は変わりましたが・・・。

オッサンになって、酒とチョコのペアリングを楽しむようになりました




次にバリエーションが豊富であること。これは値段しかり、チョコ製品の種類しかり、また自分用や贈答用など、消費の対象者によっても商品は変わってきます。
高級チョコなら自分へのご褒美や大切な人への贈り物、大袋入りチョコならバラマキ用、勉強や仕事の合間にポイっと口に入れるため、チョコレートの役目は色々、種類も色々です。チョコは用途が多様なので、バリエーションも自然に増えるわけですね。

時々食べたくなる「チロルチョコ」。台湾企画でタピオカミルクティーとパイナップルケーキ風味
最近お気に入りの「サク山チョコ次郎」。甘いチョコとビスケットのサクッとした食感が口の中で程よくお見合いします


 
加工のしやすさ、持ち運びの容易さも重要でしょう。気温が25度以上ある場所では溶けやすくなってしまいますが、温度以外の取り扱い制限はほとんどないかと思います。生菓子ほど気を使って運ぶ必要はないですし。小腹を満たすための携帯用菓子として鞄に忍ばせておくことも可能です。

キャセイ航空で買ったペニンシュラのプラリネチョコ。確か紅茶のプラリネペーストが入っていた気がします。さすがは元英国領。チョコは持ち運びやすく、お土産にも好適品です


 
宗教的、戒律的な制限がないのも、世界中で広く食されている理由かもしれません。
世界中の空港の土産物屋には、チョコレート製品がずらりと並べられていますしね。機内食のリフレッシュメントでチョコレートのプラリネが提供されることも少なくありません。

「Berly’s」はマレーシアで定番のチョコレート。戒律の厳しいイスラム教が主流の国でもチョコは大人気です

チョコは美味しいし、バリエーションも豊富で、扱いやすいんですね。
 

一方でチョコレートは、これだけ愛されている故に競争が激しく、いわゆるレッドオーシャン市場に属する製品になると思います。大手ブランドの商品はラインナップも広く、高級品から汎用品(比較的安価なもの)まで全方位で展開しています。しかもお気に入りのチョコの味は、我々の舌と頭に刻み込まれています。気に入ったブランドへの忠誠心も高いんです。
そして高くても安くても、珍しくても手に入りやすくても、どれもそれなりに美味しいんですよねぇ・・・。
チョコレートメーカーやショコラティエは差別化に苦労していると思います。

ショコラ大国フランスから。ご当地カカオをコンセプトにしたチョコで差別化してます
昔、明治製菓の本社にあった「100% Chocolate Café」も良いコンセプトショップでした



日本でも数年前から「Bean to Bar(ビーントゥバー)」と呼ばれる、カカオ豆選びからチョコレート製造までの全工程を自分で行う、新しい形態のお店が増えてきました。当然、商品の価格は高くなるのですが、ショコラティエのこだわりを強く感じることができるので、トンがった味のチョコを楽しむことができます。

マレーシアの首都KL伊勢丹にある「Nayuta」。アジア産のカカオを使う「Bean to Bar」のお店


「特別感」、「レア感」たっぷりのチョコは、自分用なら特別なご褒美に、贈答用なら話題作りの切り札に使えるわけです。
高級路線のクラスター内で差別化を図っている例だと思います。

沖縄の「Timeless Chocolate」も「Bean to Bar」のスタイル。沖縄産の黒糖を使用していたり個性的なチョコでした

 

成熟したマーケットと言えるチョコレート製品市場ですが、色々な形で挑戦者が参入して新しいモノやサービスが登場するのは、市場の活性化にもつながるので良いことですね。チョコの世界には、まだまだフロンティアがあって魅力的なマーケットということです。
色々グダグダと語りましたが、単純に新しいチョコを見つけたり、食べたりするのが楽しいだけなんですけどね。ショーケースに並べられた美しいプラリネやガナッシュを眺めると心拍数あがりますもんね。

お気に入りのリンツの塩チョコ。無限に食べられます
以前ハイカカオのチョコにハマり、含有量の高いものにチャレンジしていきましたが、さすがに100%はダメでした。リアル豆でした



チョコレートの特徴・特性を考えてみると、良くできたお菓子ということがわかります。美味しくて、保存もできて持ち運びやすい、戒律や宗教的縛りも少ない。チョコ市場は歴史もあって成熟したマーケットだけど、魅力的な新商品も生まれている、クラシックなものも挑戦的なものも自由に楽しめる懐の広くて深い世界です。
何より、見ても食べても心が弾むわけですから、屁理屈なんか二の次ですね。
心躍らされる存在であることが、チョコレートの確たる魅力なのかもしれません。
次はどんなチョコと出会えるかな!?


チョコレートとウイスキーは合うと思います。グレーンタイプと相性良いかも


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