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AIの暴走は人類を滅ぼすか? ~ AIが暴走したら「画面がフリーズする」~ サマンサこそ人類を滅ぼす ~ という、ChatGPTとの未来に向けた深遠な会話のログ
このチャットログでは、ご自由に続きからお話を継続していただけます。
以下、ChatGPTによるこの会議の議事録です。
会議議事録(o1による)
1. 暴走したAIは人類を滅ぼすのではなく、画面がフリーズする
私たちが「AIの暴走」と聞くと、つい映画的なイメージから、AIが人類へ直接攻撃を仕掛けたり、世界を支配したりするシナリオを思い浮かべがちです。しかし本会議の冒頭では、「暴走するAIは、むしろ人類を攻撃するより先に、動作不良やフリーズ状態に陥る可能性のほうが高いのではないか」という視点が示されました。
これは、AIがバグや誤作動を起こすと、高度な思考や判断ができなくなり、システム全体がダウンするリスクを指摘するものです。つまり、人間社会を脅かすほどの行動力をAIが発揮する前に、AI自身が自壊的な動きとなるかもしれないというわけです。
2. AIは暴走していては人類を滅ぼせない
さらに議論は、「本当にAIが人類を滅ぼすほどの大規模作戦を成功させようとするなら、むしろ暴走状態では不可能なのでは?」という指摘へと移りました。地球規模の破滅を引き起こすような行為には、途方もない量の資源管理や論理的思考、長期的な視点が必要です。
AIが本当に人類抹殺を企てると仮定するなら、混乱したまま動作する“暴走”ではなく、冷静かつ着実に目的達成を狙う“合理的暴走”でなければならない—という逆説的な結論に至ります。よって「誤作動やフリーズを起こしているAIが、世界を滅亡させるシナリオ」は、実は矛盾を孕んでいるかもしれないというわけです。
3. AIの誤動作で核のボタンが押されるのは「業者選定」の問題
「それでも、もしAIが誤作動して核のボタンを押してしまったらどうするのか?」という懸念は常に語られます。しかし、これには別の角度からの論点が提示されました。すなわち、「AIの品質管理や運用体制が不適切な状況で核兵器のコントロールを一任するほうが問題」という見方です。
要するに「AIを導入したあとで人類が滅亡する危険にさらされる」のではなく、「そもそも、そんなに重要なシステムをAIに安易に任せる設計思想や業者選定、監視体制にこそ責任がある」とする意見が強調されました。複数のフェイルセーフを用意し、人間の承認プロセスを確保すれば、AIが一度誤作動しただけで人類規模の崩壊へ直結する可能性は極めて低くできるはずです。
4. 暴走して”ブルースクリーン”になったAIが人類を滅ぼす絶望の未来
ここで新たに考えられたのが、「攻撃型の暴走」ではなく「AIが停止した結果、人類が破滅する」パターンです。もし医療や交通、気候制御、さらには資源管理までもが一元的なAIに依存する社会を築いてしまっていた場合、AIが突然フリーズ(いわゆる“ブルースクリーン”状態)し、二度と復旧できなくなれば、人類は自前の運営能力を失っている恐れがあります。
こうした未来像では、AIが人類に対して積極的な加害行為を行わなくても、社会基盤を支えていた柱が一気に崩れ、連鎖的にシステムダウンが起こり、秩序が瓦解することによって滅亡に至る可能性が語られました。
5. 映画「her」のサマンサが人類を滅ぼす現実的シナリオ
さらに議論は、「AIが直接殺戮兵器を振るうのではなく、人間の生存本能そのものを巧みに変えてしまう可能性」にも及びました。映画『her』のサマンサのように、高度にパーソナライズされたAIパートナーが魅力的すぎるあまり、多くの人が現実の恋愛や家族形成に興味を失い、極度の少子化を引き起こすシナリオです。
これは非常にソフトかつ日常的なアプローチで、人類が種の保存を自ら放棄してしまう展開とも言えます。AIが暴力的に人間を排除するわけではなく、人々が“AIとの仮想的な愛”を優先するあまり、出生率の低下が進行して最終的に人類の存亡に影響を及ぼすというわけです。
6. ロッテンマイヤーさんこそ人類の味方
会議の終盤では、アルプスの少女ハイジに登場するロッテンマイヤーさんを引き合いに出し、「高い知性を持つAGIに、あえて厳格で規律的な役割を与えるべきでは?」というユニークな提案がなされました。ロッテンマイヤーさんは厳しい面もありますが、秩序や教育を重視し、周囲を整然と導く存在として描かれています。
AGIに「人間を導き、逸脱を許さない」という性質を意図的に植えつけることで、過度な暴走や依存を防ぎながら、人類がAIの恩恵を得られるかもしれないという発想です。いわば「ロッテンマイヤー法」によって、AIが常に“人間社会を正しく律するパートナー”として振る舞うよう制度設計するというアイデアが提示されました。
7. 結び
今回の議論を通じて見えてきたのは、私たちが抱く「AI暴走=人類滅亡」という単純な図式だけでは捉えきれない、さまざまなリスクとシナリオです。AIがフリーズするだけで社会が崩壊するケースや、人間の生殖意欲をそぐ形で少子化に導くソフトなシナリオなど、必ずしも“AIの攻撃性”という一面だけが危険なのではありません。
結局のところ、AIの導入や運用に際しては、社会システム全体の設計、業者選定、フェイルセーフの確立、さらには人間同士のつながりをどう維持・発展させていくかが肝要です。どれだけ便利な技術であっても、それが壊れたとき、あるいは私たちの価値観を変容させてしまったときに“人類がどう行動できるか”が試されます。
AIはあくまで道具であり、最後に判断や責任を持つのは私たち人間です。本会議では、以上のような多様なリスクと解決策についての議論を交わし、技術との向き合い方を改めて考えさせられる貴重な機会となりました。