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アカデミーは成功してる?チェルシーアカデミー傑作選手推移(2018年比較版・前半)
一部ではイングランド最高のアカデミーとの呼び声も高い(筆者盲目)チェルシーのサッカーアカデミー。
30代の選手の単年契約延長を徹底するなど、若年層を育て、使うなり売るなり、のアヤックスに代表される高コストパフォーマンスサイクルを形成しようともがいているチェルシー。
ブルーズファンの「いやもうよくない?いい30代は臨機応変に残そうよ」という声に耳を塞ぎ続けている強硬策は果たして成功に向かっていると言えるのだろうか?
今回はGoal.comさんの2018年4月の「イングランド最高のアカデミー?チェルシー期待の若手10選手とは」を基に各選手の過去の期待値と現状のギャップを、前後半に分けて探っていきたいと思います。
ランパード政権下で最高位を獲得、メイソン・マウント
2年前(当時19歳) → フィテッセ所属(レンタル移籍)39試合13得点 現在(21歳) → チェルシー所属 58試合11得点
幼い頃からチェルシーのアカデミーで育った紛れもない”生え抜き”メイソン・マウント。
2018年時点ではフィテッセにレンタル移籍しプロデビュー。公式戦39試合で13得点を記録し一気に名を知らしめた。
現在はランパード監督の下、プレミアリーグ38試合中37試合に出場。初年度で7得点5アシストと将来を渇望されるヤングスターに成長。
期待の星→大怪我→コロナ陽性→不祥事疑惑→期待の星、カラム・ハドソン=オドイ
2年前(当時17歳) → チェルシー所属 12試合出場 現在(19歳) → チェルシー所属 22試合2得点5アシスト
2017年にプロ契約を交わし、アントニオ・コンテ監督体制当時のスカッド最年少メンバー。
世界最高峰ウイング養成クラブ、バイエルンミュンヘンが熱烈オファーを出し続け、拒否し続けるなど個人的に「絶対潰してはいけないタレント」として名高い。
2019年にアキレス腱を負傷 → 2020年4月に新型コロナ陽性 → 2020年5月に不祥事疑惑などこの2年存分に才能を発揮しているとは言えない現状。
来年こそは心身ともにクリーンなコンディションで本領発揮といきたいところだ。
クラブ史上初2000年代生まれトップチーム出場、イーサン・アンパドゥ
2年前(当時17歳) → チェルシー所属 4試合出場 現在(19歳) → ライプツィヒ所属(レンタル移籍) 7試合出場
2016年16歳の時に当時イングランド3部相当リーグ所属のエクスターシティーでプロデビュー。その後争奪戦を経てチェルシーに加入。
当時の監督に「35歳のようにプレーをする」と言わしめた老獪で落ち着きのあるプレー。中盤から吼えるように指示を出すリーダーシップ。
ライプツィヒへの武者修行は本人曰く厳しいものだったそうだが、名将ナーゲルスマンの基で得た経験は間違いなく彼をますます成長させていることだろう。
ウィガンでレギュラー獲得できず...デュジョン・スターリング
2年前(当時18歳) → チェルシー所属 2試合出場 現在(20歳) → ウィガン所属(レンタル移籍) 10試合1アシスト
若干17歳で、イングランド代表としてU-19ユーロ優勝に貢献、トップチームデビューなどアカデミーから期待の若手右SBとして成り上がってきたデュジョン・スターリング。
今季はウィガンにレンタル移籍するも、ネイサン・バーンとの右SBレギュラー争いには敗北。不完全燃焼でレンタルバックとなりそうだ。
ユーティリティ性もあるがリース・ジェームスの今季の活躍を観るとトップチームで頭角を現すのは難しくなること間違いなし。
2部リーグでの2回目の武者修行は成功、トレヴォ・チャロバー
2年前(当時19歳) → イプスウィッチタウン所属(レンタル移籍)44試合2得点 現在(21歳) → ハダースフィールド所属(レンタル移籍)38試合1得点1アシスト
ワトフォードのナサニエル・チャロバーの実弟。兄と同じく高い上背と長い手足を生かした、しなやかなフィジカルとテクニックを併せ持つ。
イプスウィッチ、ハダースフィールドとレンタルで出された2回ともレギュラーを獲得するなどレンタル組の中では期待感満載。
ただしデュジョン・スターリングと同じくユーティリティ性のある右SBなので、今のチーム状況を鑑みると出場機会確保はタフなミッションになる。