あかいろ

Chelsea FC, 鹿島アントラーズ

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  • 【しろくろ】あっちゃこっちゃの話。

    鹿島とチェルシー以外の話。書き殴り系。

  • 【あお】チェルシーの話。

    チェルシー

  • 【あか】鹿島の話。

    鹿島アントラーズ

最近の記事

【しろくろ】サッカー代表戦の意義

サッカーファンでなくとも目に触れる日本代表戦。そしてW杯。サッカー界全体で観ればその試合数は限りなく少ない。 サッカーファンのほとんどはクラブレベルで応援する。そういった人からすれば、勝てばクラブにお金が入るわけでもなく、メリットはゼロに等しい。 むしろ自チームの選手が活躍してしまえば移籍の可能性が高まる。長距離移動での連戦なので怪我のリスクも高い。 選手個人の利益を考えても、効率が良いとは言えない。年中共にトレーニングし、戦術戦略を練っているクラブと違い、代表戦では短

    • 【あか】上田綺世は世界で戦えるのか

      三笘薫がヒーローになったW杯最終予選オーストラリア戦。同世代の世代別代表で常に切磋琢磨してきた上田綺世も途中出場で奮戦した。 上田らしい振りの早いシュートや前線からのプレスでリズムを生み出し、託されたタスクをこなしていた。 鹿島から世界へ羽ばたく選手は絶えないし、それが鹿島でエース格を託されている選手の宿命だ。 上田は世界で戦えるのか。 上田の特徴といえば、入団当初は空中戦の強さと抜け出しの巧さだった。 それだけでも日本では戦える選手だったが、フィジカル面が日本で強

      • 【しろくろ】サッカーという残酷なスポーツ

        「世界で最もレベルの高いサッカーの試合」がUEFAヨーロッパチャンピオンズ決勝だとすれば、W杯決勝は「世界で最も誇り高いサッカーの試合」だ。 サッカー選手なら誰もが憧れるその場所を目指して、4年に1度死に物狂いで世界中の才能ある努力家たちが臨む。 2番目に誇り高いのはユーロだろう。 サッカーの最先端を長く走り続けているヨーロッパサッカーの頂点を決める戦い。レベルで言うならW杯以上ではないか。 そんなユーロの直近の王者であるイタリア代表が、W杯の予選で敗退した。 90分

        • 【しろくろ】高校サッカーの功罪

          日本特有のサッカー教育「高校サッカー」。 本来教育の一環として行われる部活動という場で、サッカーのプロを生み出すという。 はっきり言って相当おかしな環境で日本サッカーは後進教育をしてきた。 もちろん、名実ともにプロ養成所であるクラブユースの方がプロ輩出の実績は多い。 多くの未来ある若者たちはよっぽどの展望と理由がない限りはクラブユースを目指し、そこに漏れた人たちが高校サッカーの門戸を叩く。 そして高校サッカーの立ち位置が上がるほどに、教育の一環としては考えられない高等なサ

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        • 【しろくろ】あっちゃこっちゃの話。
          15本
        • 【あお】チェルシーの話。
          8本
        • 【あか】鹿島の話。
          15本

        記事

          【しろくろ】サッカー日本代表は弱くなった?

          ついに明日、2022W杯アジア最終予選の大一番・オーストラリア戦を迎えるサッカー日本代表。 勝てば本戦出場決定。負ければ最終戦の結果次第というまさに決戦になる。 毎度W杯に出るのは苦労しているが、今大会の苦労は一入な印象だ。 初戦で格下と目されていたオマーンにホームで完封負けを喫し、サウジアラビアにもアウェイで完敗するなど、予選3試合でわずかに1勝と最悪のスタートを切った。 なによりも不安だったのは、1番の対抗馬とされていたオーストラリアとの試合前に2敗したことだった

          【しろくろ】サッカー日本代表は弱くなった?

          【しろくろ】久しぶりのエル・クラシコ観戦、拭えぬ衰退の空気

          サッカー界で最も歴史あるダービーの一つ、エル・クラシコ。サッカー界を牽引し続けたスペインのスペインの偉大な2チームによる伝統の一戦。結果はアウェイのバルセロナが4−0の大勝。 メッシクリロナ時代が終わりを告げ、両チームとも立て直しの途上といった空気の中迎えている今季。少し早くクリスティアーノ・ロナウドが抜け、立て直しに時間をかけられていたレアルは、10月に行われた今季初めてのクラシコで快勝。 バルサはメッシショックからか、調子の上がらないシーズンの開幕となっていた。冬の移

          【しろくろ】久しぶりのエル・クラシコ観戦、拭えぬ衰退の空気

          【しろくろ】失われるファンタジスタ

          ジダン、ロナウジーニョ、セスク、アイマール。 タイプこそ十人十色だが、2000年代にファンタジスタとしてゲームを支配した選手たち。僕らの世代でいうところのアイドルたちだ。 彼らはそれぞれが敵も味方も欺くような、予想のつかないプレーでサッカーというスポーツの自由さを体現していた。 おおよそ作戦に組み込むには不確実で、監督から言わせるとカオスな因数だったことだろう。チームの出来は彼らの出来次第といっても過言ではなかった。 サポーターもただのサッカーファンも、立場など忘れて彼

          【しろくろ】失われるファンタジスタ

          【あお】FA杯準々決勝ミドルズブラ戦、「決めきる力とエース復活の兆し」

          インターナショナルマッチウィーク前最後の公式戦となったFA杯準々決勝。スパーズ、ユナイテッドを下して勝ち上がった今大会のダークホース・ミドルズブラとの対戦ということで、2部チームとは思えない緊張感を孕んだ試合になった。 結果は前半の2点を守りきっての2−0勝利。地力の差を見せつける試合になった。 ルカク復調の兆し何と言ってもこの試合の醍醐味となったのは、不調が続いているルカクの復調だ。 不調時なぜか失われていた圧倒的フィジカルを活かしてのポストプレーが、この試合では随所

          【あお】FA杯準々決勝ミドルズブラ戦、「決めきる力とエース復活の兆し」

          【あか】【雑感】第5節湘南ベルマーレ戦、「新体制の短所をカバーした旧体制の経験」

          レネ・ヴァイラー新監督合流後、ルヴァン杯を1試合挟んでの初のリーグ戦。ルヴァン杯ではJ2下位に沈む大分と引き分けたが、早くも新監督の意向がわかる選手起用と、ここからまたチームを作るんだという新たな試みが見えた。 そんな中迎えた湘南戦。結果は先制を許すもエース上田の同点弾、途中出場のファン・アラーノの逆転弾で2−1の勝利。新体制で戦略の落とし込みをしながらの戦術理解なので、ちぐはぐ感は否めない試合になったが、大事なリーグ初戦を勝利で飾ることができた。 前半、ちぐはぐな中で見

          【あか】【雑感】第5節湘南ベルマーレ戦、「新体制の短所をカバーした旧体制の経験」

          【あか】CB不足に耐えろ、真価が問われる関川

          ちょっと本業の方で時間がないので手短に。 明日に控えた湘南ベルマーレとの試合は、キム・ミンテ、林が不在。さらにピトゥカも離脱との情報があり、まさにCB不足が加速している。 川崎戦以来、価値を問われ続けている関川の真価が問われる試合になりそうだ。 さらにヴァイラー体制初の公式戦。 おそらく現時点でのフルメンバーを組んでくることだろう。 ただの90分以上の価値がある明日のリーグ戦。 今から楽しみで仕方がないので、今日中に色々なものを片しておこうと思います。

          【あか】CB不足に耐えろ、真価が問われる関川

          【しろくろ】「いいサッカーはしてたんだけどね」

          「いいサッカーはしてたんだけどね」 という言葉がサッカーにおいて大嫌いだった。 鹿島を推している人間はほとんどそうなんじゃないかと思う。鹿島はその逆を行くのが得意なチームだから。 スタッツで圧倒して、90分のうち85分くらいを支配してても、たまたまシュートミスが重なり、逆に奇跡のようなゴール1発を掴み取ったチームが勝ち星を掴む。 よくは起こらないが、稀に起こる。 ではこの勝利チームは、戦術と戦略において上回っていたのか? また試合をしても勝てるのか? 果たしてそのチー

          【しろくろ】「いいサッカーはしてたんだけどね」

          【あか】ヴァイラー体制初戦、求めすぎるな

          ルヴァン杯大分トリニータ戦。 待望のレネ・ヴァイラー監督の初采配。 スカパーに去年喰らった仕打ちによりアンチスカパーになってしまった僕は観れなかったが、結果は3-3のドロー。 J2でもここまで下位に沈む相手に終了間際に追いつかれたことやミスが多かったことで、暗い気持ちになる人も多かったようだ。 もちろん勝つに越したことはないし、選手も監督もそのつもりで全力を尽くしたはずだ。 しかし、クラブ初となる事態が続いた異例尽くしの初采配。なんなら完敗したり、なにもできず仕舞いな

          【あか】ヴァイラー体制初戦、求めすぎるな

          「若者文化に詳しいおっさん」

          20代も後半に差し掛かると、歳をとったなと感じる瞬間は結構ある。 10個下の後輩ができたりすることもある。 そうなると「若者文化」というものが自分のものじゃなくなったことに気付かされる。 TwitterとFacebookがオワコンになってたり、何言ってるのかわからない若者言葉が流行っていたり。 これはフリーライターをやってる職業柄ではなく、元々持ち合わせた性格なのだが、僕は若者文化とか言われるトレンドに飛び込むことに抵抗がない。 さすがに若者言葉は痛々しく聞こえるの

          「若者文化に詳しいおっさん」

          「嫌いな人を作るメリット」

          「誰々は嫌いで、誰々は好きだ」 よくある話だが、そういう人に限って「友達いない」なんてことを誇らしげに語る。 高校生の時に全てのことにメリットデメリットを抽出して善悪を決めていたクソガキな僕は、いまなお続くポリシーを作り出していた。 それは「人を嫌いになっていいことなんかない」ということ。 平凡な日常の中に、本当に根っからの悪人なんかいなくて、行動の全てに悪気がある人なんかいない。 悪気がないなら、同情の余地がある。 そう思ってから僕は人を嫌いにならない努力をし続け

          「嫌いな人を作るメリット」

          【しろくろ】メッシとロナウドどっちが上か

          時代を作った2人のフットボールプレイヤー、メッシとクリスティアーノ・ロナウド。 どっちが上か何度も議論され、当たり前に答えなんて出ていない。 そもそも彼らの良さは同じようで違う。 メッシは世界一のフットボールプレイヤーだ。 クリロナは世界一のプロサッカー選手だ。 純粋にサッカーというスポーツをプレーする上で、メッシを超える人物なんかいないだろう。意のままにボールを操る技術もボディバランスも、まるでサッカーをするために生まれたかのような存在に、弛まぬ努力で上り詰めた彼は

          【しろくろ】メッシとロナウドどっちが上か

          【あか】【雑感】第4節ヴィッセル神戸戦、「修正と実行」

          前節柏レイソル戦はウノゼロで再出発の号砲を放つ勝利。今節は今季5試合で2敗3分と調子の上がらない神戸とのアウェイマッチとなった。 前日に3選手にコロナウイルス陽性反応があり、布陣の変更が予想された。結果は2試合連続の無失点での2−0勝利。終わってみれば完勝だった。 今季初出場となったブエノと三竿の初CBコンビの起用だったが、先制となるゴールをブエノの折り返しから三竿が決めるなど、完璧に近いパフォーマンスだった。 今節も割り切ったCBの立ち回り前節からガラッと変えたCBの

          【あか】【雑感】第4節ヴィッセル神戸戦、「修正と実行」