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Creative Director of 八千代商事

縁あって2022年9月頃から、茨城県日立市に拠点を構える企業のクリエイティブ・ディレクターとして主に新規事業に関わっている。

プロジェクトは当初、茨城県産の木材を使ったものづくりというお題のもと、一緒に取り組んで何かしらの成果物を出してみる、ということを目標にスタートを切った。
リサーチやフィールドワーク・ディスカッション等を経て、縫える木シートという木を柔らかな布のように縫製できる素材を見つけ、まずはそのシートを取り寄せ、加工してプロトタイプをつくってみることとなる。

5種類の縫える木シート
素材が加工に耐え得るかを検証するためのダーティー・プロトタイプ
止水ファスナーを使用したZip Pouch Small
単語帳!?的な

縫える木シートが加工に耐え得るものなのか、まずは確認してみることを目的に、数点の簡易的ないわゆるダーティ・プロトタイプをつくる工程の中で、折り曲げたり、ミシンを使って縫製をしてみたり、裏から表へひっくり返す等を何度か試してみる。

カードケース

その結果、縫える木シートは、確かに縫えることは縫えた…ものの、曲げたり、ひっくり返したりすると割れてしまう素材であった。
これでは製品化して販売することは難しい。

シワはいいけどサスガにワレは…

協力者を見つけて、素材の開発から手掛けることも視野に入れつつ…このまま木材を柔らかく使用するというアイデアを、さらに推し進めていくという選択肢もあったが、この後プロジェクトは大きく別の方向へと舵を切ることとなる。

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