リラックスは現代のカウンターカルチャーか
サウナが流行っています。数年前より格段にサウナの単語を聞く機会が増えました。テレビや友人、SNSまでサウナイベントが開催されています。
サウナ、キャンプブーム、ヨガ、瞑想など、私にはすべて同じ「リラックスしたい」というトレンドに見えます。「忙しい」現代社会に対するカウンターとして、「リラックス」が求められているんだと感じます。
先日、京都で抹茶を提供するお店にいきました。落ち着いた空間のなかでお茶を立て、すする。ただそれだけですが、すごくリラックスすることができました。
京都の市街地から2駅ほど離れた場所にあるのですが、多くの人が訪れ、それぞれのゆったりした時間を過ごしているようでした。
いまや現代人は情報中毒に陥っています。
朝起きてスマホ、電車に乗ってスマホ、食事でスマホ、帰宅してスマホ。仕事中はパソコンの画面を見っぱなし。
InstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSから発せられる情報は脳の報酬系を刺激し、ドーパミンを放出させます。それが繰り返されることで、常に情報を欲するようになってしまいます。
一日のどこで自分と向き合う時間を作りましたか?
おそらく自分の心や体は情報中毒でしんどいということを知っているからこそ、逆のリラックスを求めるんだと思います。
サウナ、キャンプブーム、ヨガブームは、いまの情報過多社会が続く限り、まだまだ伸びていくでしょう。リラックスできる場所を作ることは、今後の付加価値になりそうです。