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週刊 僕たちのフィロソフィーvol.12【心の扉】
今日はいつも、スーパーミラクルポジティブ能天気な僕が一時期、対人恐怖症になり、そんな僕をあるアーティストが救ってくれたというお話をします。
いま、もしあなたがトンネルの中とか、ドロドロの中とかこっから抜け出せないんじゃないかという想いの中にいるのならば過去の僕に宛てたこの記事が何かの役に立つかも知れません。
「目の前の人大切にしていたら人生失敗することはない」というメッセージがあなたに届けばと思います。
東京生活の果てにおちいった対人恐怖症
僕は東京で東大生が作った会社で1年間インターンをさせていただいていました。そのかたわら僕らはLES WORLDという団体を立ち上げました。
「世界中の孤児院の子ども達にエンターテイメントのワークショップを届けたいんです!」
僕はありとあらゆる場所でこの夢を伝えてきました。
しかし、当時の僕たちは具体的な指針も、作戦も確固たる信念もありませんでした。東京という大都会で計画性も具体性もまったく無い僕たちの夢は「否定」のマトでした
この間月収が100万を超えて親に月50万仕送りをしているんだという社長は僕にこう言いました
「君がやろうとしている事は子ども達に幸せにしてもらおうとしている言わばテイカーだ!搾取だよ?分かる?」
学生の自己実現を応援している団体の副代表の人は
「お前の夢は絶対叶わない!叶うわけがない!私の言う事を聞きなさいあなたのためよ」
投資家の方に、何も決まっていない企画書でプレゼンに行ったときには、話しながら恥ずかしさで汗が吹き出しポタポタと垂れていました。その方は優しく僕に言ってくれました。
「もうちょっと修行してから出直してきてね」
僕はインターン先の会社で、本当の天才達に囲まれ、自分の才能の無さ、努力してこなかった自分の人生を突きつけられ
夜勤の工事現場では「おっせーんだよ!帰るか?」とののしられ
自分の実力の無さから夢はどれだけ話しては否定される
そんな生活の中で、僕の性格はどんどん歪んでいきました。
いつしか僕は、人を見下し、時間をかける価値がないと判断したら会話をせずケータイをいじり、自分より実力が上だと判断すれば媚びへつらい、自分の夢や事業の話をしなくなりました。
いつしか僕は、人が怖くなりました。新しく出会う人に話しかけられなくなり、自分の夢は本当に信頼できる人にしか話さなくなりました。
見た目や立ち振る舞いはそこまで変わりませんでしたが、
僕は自分の心の扉を閉じました。
ロックバンドおかんの解散ライブ
東京生活を終え、北九州に移住した僕たちは鹿児島で行われるロックバンドおかんの解散ライブに参加することにしました。
僕が北九州で大学生をしているころからファンだったバンドです。
どうしても、ロックバンドおかんの素晴らしさを伝えたくて、僕はあなごんとかずも引き連れて鹿児島にヒッチハイクでいきました。
結論から言うと
ライブの間中僕はずっと泣き続けました。
全ての歌詞が僕の胸にささりまくり僕はこの1年間を振り返っていました。
「目の前の人を大切にする」
よく聞く言葉ですが、それでも僕の大切にしていた言葉でした。
でも、この1年僕はどんどん大きな流れに流され、否定の壁にぶつかる中でそんな言葉を思い出すことさえしていませんでした。
しかし、夢を叶え、その夢の果てに今バンドを解散する、その最後に残った残り火でロックバンドおかんは僕に思い出させてくれました。
17年間追い続けた大阪城ホールでライブをやるという夢を叶え、そのステージからIndependentという曲の中で語っていたDaiさんの言葉をここに綴ります
上手い事できひんかった。上手い事やろうとしたけど苦しいだけやった。不器用な自分も、ダサい自分も、弱っちい自分も、情けない自分も、自分として受け入れた時、みんなが抱きしめてくれたで。夢叶えんのは目の前の人一人一人やで。
心の扉を開き目の前の人を大事にする
あのとき、ライブが終わり自分が対人恐怖症になっていた事に気づき
それをあなごんとかずに告白しました。そして、これからは「目の前の人を大事にして生きていく」と決意しました。
こんな事を書きながら正直、まだまだできてないなって思う日々です。実際この記事を書こうと決めて改めてロックバンドおかんの曲を聴き、大事にしきれなかった人たちの顔が浮かびました。
それでも、今日も今自分のできる全力で「目の前の人を大切に生きていこうと思います。」
今日もあなたの人生の時間をいただき有難うございます。
目の前の人大事にして、今生きてるこの瞬間を精一杯力強く生きて生ききって最後の最後まで生きて、例え夢が叶わへんことがあったとしても、目の前の人とこの時間大事にして人生失敗することはないで [ロックバンドおかんDai]
僕の人生を変えた一曲です。必要な誰かに届くことを祈って↙️