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週刊 僕たちのフィロソフィーvol.4【目に見えないもの】
起業家として生きていこうと決断した日、僕は空手家に弟子入りしました。
なぜ、起業家が空手家に弟子入りしようと思ったのか
今日はそのことについて書いていこうと思います。
大事なのはやり方じゃなくて在り方なんじゃないか
起業家という職業はかなり精神的にくる仕事らしく
起業家の37%が、気分障害・不安障害の基準を満たしていて、これは一般人の7倍らしいです
「継続は力なり」と言いますが
継続するにはかなりの力がいるとひしひしと感じています。
心を病んでいく人、周りを信用できなくなった人、お金に振り回されて破滅する人、この道じゃなかったと思う人
昔、先輩起業家に教えてもらいました
赤字で倒産する会社はほんの一部で多くの場合、会社がなくなる理由は社長が諦めるからだって
世の中では、起業のノウハウやお金をより多く稼ぐための方法はたくさん溢れています。
しかし僕は起業家にとって本当に大事なのは
やり方じゃなくて「在り方」
つまり、心の強さやしなやかさ、人間力という目に見えない力なんじゃないかと思いました。
起業家として生きていこうと決断した日、僕の周りで最も人間力の優れた人に弟子入りさせていただこうと思いました。
それが、空手家の大策さんでした
寝食を共にさせてもらう「暮らす」という名の修行
元世界チャンピオンで今は広島で空手を教えている大策さんの元に行かせていただきたいと思ったのには理由があります
大策さんの活人空手のワークショップを受けたとき。
人間の身体に流れる「気」
心が変われば結果が変わる
力と力でぶつかれば反発するが、愛を持って接すれば調和する
全て目には見えないものでしたが、確実にそこに在るものでした。
人を殺すための空手ではなく、人を活かすための空手「活人空手」
そして、何よりも目も前にいる人を本当に大切にする大策さんの人柄に惚れました。
大策さんに「修行しに行かせてください!」と連絡すると、快く受け入れてくださいました
大策さんの家に泊まらせていただき、寝食を共にし、空手の稽古にもいかせていただきました。
その修行の中で教えていただいたことの一部をシェアします
「命でことを成す」空手で気を通す3つの方法は「形と呼吸と心」言い換えるならば「正しく、リラックスして、丁寧に」これは全てに通づることだ。ー師匠の言葉ー
人の身体の中には見えない時計がたくさん入っている。その中には”止まっている時計”がある。誰かと口約束したままの予定、積まれたままの本なんかがそれだ。一つ一つ時計を動かし始めれば自分の時間が前に進み始める。そう思うと、やることはたくさんあるはずだ。ー師匠の言葉ー
世の物事は歯車で繋がっている。大きな歯車を動かそうと思うと、まずは一番近いところにある自分の小さな歯車を動かすことから始めれば良い。そうすれば、いつか大きな歯車を動かすことになる。ー師匠の言葉ー
目に見えないものを見つけた
大策さんとの修行の日々で学んだことは
ただ、目の前の人に優しく在り、誰かを応援し続け、そして信じ続ける
当たり前のようで、僕を含めほとんどの人ができていないことを
ただ、真っ直ぐやっていく強さでした。
修行の最後に大策さんがくれた言葉は
「己を見つめ、愛と繋がる。」
今日も読んでいただいて、有難うございました。
元世界チャンピオンの空手家大策さん
【大切なものが目に見えるとは限らない】