好きな料理研究家から見る違い
こんにちは、データアナリストの小川知紘です。
コロナ禍において、外食は減り自炊する機会が増えています。
その中で最も注目されているのは料理研究家ではないでしょうか。書店でのコーナーや企業とのコラボを目にする機会も多く、今や生活に欠かせない存在になっています。
料理初心者の私自身すごくお世話になっており、まりえさん、山本ゆりさん、リュウジさんがいなければ間違いなく自炊は諦めています。
(本当にありがとうございます!)
料理研究家について友人や家族と話すと、参考にしている方が人によって違っており、芸能人みたいで面白いなと思うことがよくあります。
味や難易度、媒体、キャラなど理由は様々ですが、個人の好みが出るくらい料理研究家も多様化していると言えそうです。
そこで料理研究家によって関心者はどう違うのかを、ヤフーデータを使って見てみようと思います。
普段の興味に違いはあるか
今回は、2021年8月に「レシピ」と一緒に多く検索された1位のタサン志麻さん(以下:志麻さん)、2位のリュウジさんについて見ていきます。
ヤフー内にある推定の興味属性を用いて、各料理研究家のレシピ検索者(以下:関心者)の普段の興味を表現したのがこちらです。
左に行くほど志麻さん関心者に特徴的、右に行くほどリュウジさん関心者に特徴的な興味属性になります。
これを見ると、志麻さん側には、ヨガ/ピラティスや演劇、ビーチリゾートなど、落ち着いて楽しみたい趣味が見られます。
一方、リュウジさん側には、フィットネス/トレーニングやサイクリング、スノーリゾートなど元気に楽しみたい趣味が出てきています。また、最近コラボしているゲームやアニメ関心も特徴的で、多様な層から検索されていることが見て取れます。
(補足:上のグラフを見ると性別や年齢の傾向が強いように感じたため、両者同じ構成割合であった40代女性の特徴的な興味だけに絞って比較もしましたが、同様の傾向が見て取れました)
気になる料理研究家に違いはあるか
料理研究家によって関心者は大きく異なることが見えてきました。
では好みにバラつきがあることを考えると、他に見る料理研究家にも違いはあるのでしょうか。
こちらは、各関心者がヤフーの一般ユーザーと比べて特徴的に検索している料理研究家の名前を、特徴順でランキングにしたものです。
あくまでボリュームではなく特徴度で並べたランキングにはなりますが、全く異なる料理研究家の方の名前が並んでいることが分かります。
関心を持つ料理研究家が違う人は、他に見る料理研究家も違ってくると言えそうです。
志麻さんやリュウジさんが好きで、この中に見たことのない名前がある方は、一度見てみると新たな発見があるかもしれません。
関心者を理解する重要性
ここまで志麻さんとリュウジさんの関心者の違いについて見てきました。
今回は2名だけで比較をしていますが、料理研究家全体で見てみると関心者の特徴は更に細かく分かれていくと思います。
私たち消費者からすると色んな料理研究家の方がいることは非常に嬉しいことですが、
料理研究家の方にとっては、どの層に何の価値でどう狙っていくかといった、個人のブランディング戦略は今後ますます重要になりそうです。
それに伴い、企業はタイアップ先を検討する上で、関心者を理解して親和性を見極めることが必要とされていくのではないでしょうか。
ヤフー・データソリューションとしても、ユーザーを理解できる強みを活かし、届けたい人にしっかり届けるためのサポートを行ってまいります。
画像:アフロ
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