見出し画像

ゼロから始める人的資本~褒め合い制度~

こんにちは。
コーポレート部財務経理課の小野寺です。

先日立ち上がりましたプロジェクトチーム「Reassessmentプロジェクト」ですが、早速いくつかの分科会を立ち上げそれぞれのテーマごとに試行錯誤を繰り返しています!
本日は複数あるテーマの内の一つ、「褒め合い制度」についてお話しさせて頂きます。
そもそも褒め合い制度って何?何のためにやるの?と思われる方もいるのではないでしょうか。
まずはなぜ褒め合い制度を立ち上げることになったのかをご説明します。


なぜ褒め合い制度なのか


ダイレクトソーシング(以下DS)ではリモートワークを取り入れています。
オフィス勤務とリモート勤務を自由に選択が可能で、リモート勤務割合が約78%(出社日管理のシートより算出)と社内でも支持されています。
しかしその反面、対面でのコミュニケーションが減少し、更にはチーム内外問わず交流自体が減少してしまうという事態に…
従業員同士のつながりや個々の帰属意識が薄れつつあるという課題を抱えていました。
DS社員は、自分から話かけに行くのはちょっとハードルが...でも話かけて貰えればいっぱい喋る、むしろ喋りたい!というメンバーが多い印象があります。
せっかく出社をしていても直接交流したことのないメンバーへは話しかけられないまま1日の業務が終わってしまうこともしばしば。
退勤の際に、今日の感謝をメッセージで送る仕組みもありますが、任意なこともありコメントがなかなか増えていないのが現状です。
ちょっとしたきっかけや目的があればコミュニケーションをもっと増やすことができるのに…と考えていました。

そんな中で、リモート環境でも社内のポジティブな交流を増加することができないかと考え、立ち上げたのが褒め合い制度です!
まずは「褒めあう」ことを通じて、周囲の人々に関心を持ち合う組織文化の醸成へと繋げられるのではないか。
「感謝の気持ちを相手に示す」を習慣化することで、ゆくゆくは心理的安全性や、モチベーションの可視化にも繋げて行きたい。
分科会メンバーはこれを目標として日々活動しています!

制度を活性化させるために


ただ褒め合うって言っても中々行動には移しづらいのでは?

制度を立ち上げて最初に考えたポイントです。
さあ、褒め合いましょう!と言われても中々行動には移しづらいもの…
どうやったら皆が気軽に褒め合えるようになるのか。
プロジェクトであるからには効果検証もできるようにしたい。
これらを踏まえながら、過去に実際に導入していた事例や、他社で導入している事例などを出し合いながら話し合いを進めていました。
この制度が長期的に続くためにはどのような制度であるべきか話し合った結果、「コメントはハードルが高いけど、スタンプだったら気軽に押せるよね」という答えに辿り着きました。
DSではコミュニケーションツールとしてSlackを導入しており、基本的なコミュニケーションは全てそこに集約されています。
Slackのスタンプであれば皆普段から気軽に押しているし、誰がいつどの投稿に押したのかの集計もできる!
何より気軽に気持ちを伝えやすいしわかりやすい!
そのような経緯があり、褒め合い制度ではSlackのスタンプを使い、ポジティブな交流の増加を測ることになりました。

スタンプ作りへ


さて、やることが決まったら次は実際に使われるスタンプ作りです。

あまり長いと文字が潰れてしまうし、インパクトがないと既存のスタンプたちに埋もれてしまう…
メンバーで何種類も案を出し合いました。
まずはスタンプを作る際の文言を決めようということに。
「褒める」と言っても様々な言葉があります。
しかし、言葉の数だけスタンプを作ってしまったらどれを使えばいいかが分かりづらくなり、制度の促進がしづらくなってしまいます。
そこで、言葉を一つに絞って作成することに。
褒める気持ちをそのままに「褒めたい」や「賞賛」、カジュアルな言葉にして「良すぎ」「感動した」など、いくつかメンバー内で候補を出し合いました。
数ある言葉の中で選ばれたワードは「拍手喝采」です!
褒めたい、称えたい、感謝、素敵、ありがとう、激励、慰労、敬意、共感 全てのポジティブな感情をまるっと包含して「拍手喝采」というワードになっています。
ワードが決まったらいよいよデザイン制作へ。
使いたくなるようなデザインで、尚且つ目を引くもの。どんなデザインにしようか。

インパクト重視でGIF画像を使ってみるのは?ということでいくつかGIFを収集し、文字と組み合わせてみることに。

可愛いけどスタンプにした時に文字が見づらいのでは、ということで残念ながら没に。

文字の切り替えが早く何だか忙しない…
何個も作ってみては登録をして実際に使ってみるを繰り返しましたが中々上手くいかず。

そこで出た案が拍手と文字を別々で表示させればどちらもはっきり見えるのではないか。

お!何だかいい感じ!
ベースが決まったら次は文字の表示時間の長さ、文字の色やフォント決めです。
DSのイメージカラーが青だから合わせて作るべきか。
フォントは丸ゴシックよりゴシックの方が認識しやすいのではないか。
意見を出し合いながら様々な点を考慮し、ついにスタンプが完成しました!



3ヶ月に1度集計し、社内での発表を予定しております。(初回は特別に1ヶ月実施)
たくさん拍手喝采スタンプを押してもらえた人には何かご褒美があるかもしれません…!

実際1か月運用をして、社内の反応がどうだったのかや、効果測定の結果をまた記事にできればと思っております。

ぜひ、今後の活動報告も楽しみにして頂けると嬉しいです。