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データ組織はどのくらいの大きさが適切か?
こんにちは、元コンサルタントで現在はTech系の会社でデータ組織のリードをしていますDAI@データストラテジストです。
データ組織をリードする立場として、データサイエンティストやデータエンジニアなどが所属するデータ組織にどのくらいの人件費投資をするか?(どのくらいのヘッドカウントとするか?)、は悩ましい問題です。
ここでは海外の事例を参考に、データ組織の人数規模について、考察してみます。
参考にした記事
Synqというスタートアップの方が様々なデータチームと会話した結果をまとめており、その中でデータ組織が社員数に対してどの程度の規模感であるか?について語ってくれています。
だいたい従業員数に対して●%くらい
結論としては従業員数に対して1〜5%くらいの規模感であることが多いようです。
※肌感としては、データ系人材が比較的市民権を得ているWeb系やTech系の会社だと日本でもそのくらいの規模感が多いように感じます。
人員の予算計画や採用計画を立てる際に、どの職種や組織にどの程度のヘッドカウントをアロケーションすべきか?は悩ましい問題ですが、一つの目安として上記のような数字感を持っておくと、データ組織への投資判断の材料となるかもしれません。
当然、この%の数字だけで人員計画のロードマップを引くことはないと思います。しかし、現在考えている採用計画が上記の数字感からかけ離れている場合、取り組むべきデータ活用のイニシアチブは取捨選択されているか?、生産性は十分か?、データ人材に人的リソースが偏ることは本当に適切か?、といった論点を考えてみる余地はあるかもしません。
また、逆にこの数値感に収まる投資規模であれば、そこまで過剰ではない、といった判断材料としては使えるでしょう。
今回は簡単ですが、以上です。