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適応障害になった、でも私はゆたかだ

さて、以前寝れぬ、何をやろうとも寝れぬ。
そんな日にこんなnoteを書き投稿しました。

そう、世の中には寝たくても寝れない人がたくさんいる
だから大丈夫、と

自分自身に言い聞かせるように書いたものでした。


なぜ言い聞かせて寝たかったか、さらっと書きましたね。
適応障害
私が寝れない日々を過ごす主な原因です。

適応障害?

聞いたことない人、聞いたことはあるが知らない人、
人それぞれでしょう。

私も正確には答えられません。
1番手っ取り早く伝わる言葉が、

うつ病の1歩手前の状態

これは私の主治医が
最初に説明してくれたときにも仰っていました。

例えを使って簡単に言うと、
職場で何か大きなストレス(ハラスメント系、業務過多など)を
抱えてしまってそれにより、出社できない。
職場に適応できなくなった

「適応障害」
興味があれば、あとの細かいところは調べてみてください。
周りの人の理解を深められるかもしれません。


私が患った理由

私の場合は発散できなくなるほどに
様々なストレスが積み重なった結果でした。

・家(実家)
→嫌悪感漂う空間と、弟の受験にピリつく当人と母、
 何もしない癖に何かとやらかす父に対する母の愚痴の受け皿役に。
 狭い家だったのでどこにいても全員の行動が把握できちゃう
 (電話とか小声、もしくは布団かぶらないとまる聞こえ)

・ストレス発散
→遊びに行ったり、好きなことをして発散はしていた(つもりだった)
 友達や彼氏の家に泊まって家から逃げるように過ごすも、
 「また遊ぶの」「また泊まりに?」「また…」「…」
 これらの言動を受けてストレスは発散できず、むしろ倍増…。

・仕事
→当時進めていた業務+新しい業務がたくさん
 業務過多などで上司が悪いわけではなく、単純に自分自身の仕事量。
 上記2つのストレスによって効率悪化、できない自分に対してのストレス。

はい、爆発しま〜す!!!!!
突然訳もなく辛くて泣く!!
もちろん仕事どころではない。
なんなら電車も乗れない。
そうして休職へ。

私の適応障害を原因とした症状は以下

・頭が回らない(思考力の低下
唐突に泣く、そしてしばらく止まらない
・上記から電車に乗るのが怖くなった(乗れない)
睡眠障害(寝つきが悪い、寝起きも段々悪化)
何もする気が起きない、というかできない
気持ちに波がある(落ち込みと普通ぐらいを行き来)
摂食障害(過食になる、たまに拒食気味にも)←吐きはしない程度
など

振り返って気づいたことがありました。
なんと、爆発前から症状が出ていました。

それが思考力の低下!
新しい業務を覚えることができなかったのです。
当時は頭に入らないなぁ、ぐらいで思っていました。
でもよく考えればそんなものではありませんでした。

文章が、データが
全て脳内で処理できず、
ただの文字としてしか認識
できていませんでした。

なぜわかったのか。
それはついに仕事に行けなくなった頃でした。
上司に送るたった2文ほどの文章が打てませんでした

「おはようございます、申し訳ありませんがお休みさせてください」

今ならすらすら出てくるこのメール文、
当時の私の脳内では

「おはようございます」「申し訳ない」「休む」
あれ?「申し訳…」「休みたい」違う…

文章には変えられませんでした。
そしてこれを送信することはありませんでした。
というよりも、送信できませんでした。

私が休むと決めてから3時間経過していました。

これが1番怖かったです。
そしてもちろん理解してもらえない症状第1位。
自分でも理解できない症状第1位。

あの時の選択

さて、唐突に時間を遡り私が学生だった頃、
1番の友達が学校(教室)に来れなくなりました。
共通の友達と保健室から教室まで
ひっぱっていったり。

そして時が過ぎ、一緒の大学に入学しました。
駅も一緒だったので
一緒の駅、一緒の電車。

半年が過ぎた頃、
「先に行ってて、遅れる」
「ごめん、先に行ってて」
「ごめん、休むね」

そうして気がつけば2人だった通学が
音楽を聴きながら1人で電車に揺られる、
そんな通学に変わりました。

親同士も仲良し、
もちろん私も彼女のお母さんと話しもします。

なので彼女のお母さんからは
「準備もできてて、後は靴を履いて出るだけ」
それなのに玄関から動かない。
そう聞いていました。
それを知った私と母は
「なんで出るだけなのにね…」
なんて話をしていました。

それから私の準備が早くできた日だけ
彼女の家まで行き、
「行こう!」と
昔のようにひっぱって連れ出していました。


結局、彼女と一緒に卒業まで過ごせませんでした。

当時、私はあれで良かったのだろうか、と悩みました。
無理やりひっぱって連れ出すようなことは
彼女にどう映っていたのだろうか。

その答え合わせは突然できました。

あれから数年後、
化粧も着替えも終わり、玄関に向かうだけ。
なのに就業時間の今、職場にはいない。
家で、準備した状態のまま動けない。
そんな私がいました。

「なんで出るだけなのにね…」

自分でもそう思っていました。
当事者に変わっても。


でもあの時の答え合わせは、
「無理やりのように連れ出したことは間違いではなかった」

なぜなら同じ状況になった私が思ったことが
誰かひっぱって連れ出してくれたら行ける
と思っていたからです。

彼女がどう思っていたかは今でも聞いていません。
でも私がこうなったことを伝えた時、
共感してくれました。

きっとこれが答えだろう、
そう思っています。

あの時の私よ、大丈夫。
きっと間違いではないから。

心療内科は暗くない

心療内科、と聞くと
なんとなく暗いイメージがありませんか?
私も思っていました。

行ってみるとわかりますが、
暗いイメージとは裏腹に、
すごく雰囲気のいいところです。

水槽があって魚が見れたり、
患者さんも私と同じようにどこにでもいそうな人だとばかり。
元気そうなおっちゃんだって、
部活頑張ってそうな女の子だって、
スーツのお兄さんだっています。
なので、全然暗くありません。

少しでも心がしんどいな、
と思ったけれど行きにくい…
そんな人も大丈夫。
優しい世界がありますよ。

ゆたか?

ここでタイトルについて。

今回このnoteは、
ひふみラボさん×noteのコンテスト
#ゆたかさって何だろう
に投稿したくて書いています。

ですが、元々このコンテストがなくても
投稿するつもりの内容でした。
でもこういったハッシュタグなどで
人目に触れる機会が多いタイミングがあれば…
と思っていました。

なぜならたくさんの人に知ってほしい内容だったからです。

こういった心の病だけに限らず、
当事者にしかわからない苦しみがあります
でも少しでも理解があれば、
そのわからない苦しみなどに寄り添えると思うのです。
私と彼女のように、とまでは言いませんが。

こういう症状もあるんだな、と思ってもらえるだけで
十分ありがたいのです。

適応障害の症状は
ただなまけている人、
という誤解を生むかもしれないものが多いです。
実際、患った私自身
それを考え苦しくなったことがあります。
もちろん今も時々思います。

私自身も体調のいい日は
普通の人と変わりないです。
友達と遊んだり、
笑いながら喋ってドライブしたり、
TVを見たり、買い物したり。
普通の人と何ら変わりありません。

自分の中では、ギャップがあるので
その差に対して更に落ち込むことも。
なぜ昨日はできたのに、動けたのに。

でも向き合うしかない、
現実であって逃げ道もない。
頑張る気力を探しつつの療養。



今回ハッシュタグもそうですが、
「ゆたかさ」が
ひらがな表記であることに意味があると思い
タイトルもそれに倣いました。

ここまで来て
こいつのどこがゆたかやねん、と思った人も
少なからずいるでしょう。
ええ、仰る通り。
金銭面は真逆、生活もギリギリです。

でも、それでも私はゆたかです

なぜなら理解できなかったことを
理解できるようになったからです。
勉強では手に入らないものだと思うのです。

体験したからこそ理解できることが増えました。
もちろんこんな苦しいことは経験したくないですし、
できることなら適応障害にならずに生きたかったですけどね。


1番の友達に対しての長年の疑問も、
この経験をしたからこそ答え合わせもできました。

そして、実際
金銭面、生活面は豊かではありませんが
適応障害を患う前より
もっと、ゆたかな生活をしています。

上手く説明ができないのがくやしいですが…

こうして体験した内容を発信したくて
noteの開設、投稿。

有り余った時間で知った情報から
自分にあったものを見つけられたり。
経血カップはまさしく、そう)


そして普通に生活できていたことのありがたみ、
これを知ることができたのは1番大きかったです。

指定の時間に行動ができる、電車に乗る、仕事をする、
たまに遊ぶ、社会人としての成長を感じながら進む、
起きる、寝る、食べる、、、

これをできるようになったら
後に私が指す、ゆたかさがレベルアップしそうです

最後に

#ゆたかさって何だろう

私が思うゆたかさとは

自分らしく過ごし、成長できる環境があること
そして何気ない日常をありがたい、と思える
そんななんでもないことがきっと、ゆたかさ。

そんな気がします。


人それぞれのゆたかさ、
それを知れる機会が今回あって良かったです。
多種多様な「ゆたかさ」
ハッシュタグから知っていこうと思います。


最後までお読み頂きありがとうございます。

適応障害については今後も投稿していく予定です。
もちろん他のことも。
またお手隙の際に見に来て頂けると嬉しいです🌷︎



追記


閲覧していただき、ありがとうございます! 何かの参考などになれば幸いです🌷