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片づけについて考える その3

ミニマリズムに目覚めたものの、なかなか「ときめく」ものを手放すことができず、「持ち過ぎ」の状態で約2年が経過しました。

そして、2023年ごろから私はファッションに興味を持ち始め(遅い…この時社会人5年目)、自分が好きな服や靴、アクセサリーなどを集め出します。
職場の服装ルールが緩かったので、私は思う存分、大好きなチェックをはじめとする柄物を職場に着ていくことができ、毎朝服を選ぶのが楽しみでした。

仕事の日はスカートにブラウス、もしくはワンピースといったガーリー寄り、土日は気分転換のために、キャラクターのTシャツやパンツといったカジュアルで、ちょっとボーイッシュな格好を心がけていました。

そんなことをしていると、服はどんどん増えていきます。

いくら柄物が好きとは言え、トップスとボトムスの両方が柄物ではおかしいので、それぞれ柄物プラス、無地のシンプルなものを揃えてねばなりません。
また、仕事の日(ガーリー)とオフの日(カジュアル)で服の系統を変えると、服の数は仕事の日用の1.5〜2倍に増えます。
その上、職場で年に数回に訪れるかしこまった場面で着るためのスーツは、2セット持っていました。

さらに、あろうことか、私は趣味で落語も習い始め、発表会で着るだけのために着物まで所有し始めます。
着物は色々とルールが多く、格式や季節に合わせて異なるものを着なければなりません。外からは見えない腰紐や帯板など、着るために必要不可欠なアイテムもたくさんあります。また、帯締めや帯揚げなどの小さいアイテムも多く、これらも格式や季節に合わせて変えなければならないので、「1セット持っておけばOK」ということはなく、どんどん着物関連の物がクローゼットに増えていきました。

こうして私のクローゼットは洋服と和服でパンパンに。

もともと収集癖のある私は、仕事のストレスを言い訳に、ディズニーやアイドルのグッズ、インテリア雑貨、食器など、さまざまな「ときめく」ものを増やしていき…

憧れのミニマリストからはかけ離れていきました。

そんな時、たまに見ていたミニマリストしぶさんのYoutubeチャンネルで、「ミニマリストに憧れるけど… 」という企画が始まります。
これはしぶさん本人が、部屋を片づけられずに悩んでいる視聴者の自宅を訪問し、一緒に片づけをするという企画です。
私自身、何年もミニマリストに憧れているのに、持ち物を減らしたり増やしたりを繰り返し、でもいつまで経ってもミニマリストにはなれずに悩んでいたので、
この企画にはとても興味をそそられました。

多くの視聴者がこの「ミニマリストに憧れるけど… 」シリーズに刺激を受けて、片づけを頑張っているとのことがコメント欄から伺え、私も俄然やる気が出てきました。

でも、でも、やる気はあるのに、やはり、どうしても私はしぶさんが言う「いるかどうかで迷ったら手放す」が徹底できず、私の「ミニマリストになりたいけれど、これ以上ものを減らせない」というジレンマはなくなりませんでした。

Youtubeに顔出しするのは怖いけれど、もうこの企画に応募するしかないかも…
本気で応募を検討していた矢先、しぶさん監修の本の出版イベントの開催を知ります。
「とりあえず、しぶさんを生で見てみたい」というかなり軽い気持ちで申し込んだ私。
ここから私の人生は好転し始めたのでした。


https://x.com/minimalist_sibu/status/1761680455685001293






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