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最初の一歩は上手くいかないもんだ

私は高校に上がったと同時に
アルバイトを中心とした学生生活を
送っていた。

コンビニから始まり(ミニストップだったのでハロハロやソフトクリーム作りが
出来てとても好きな仕事だった)
パン屋、カフェ、レストランの
サービス、派遣の試飲試食アルバイト
まで色々な仕事をしていた。
でも、ケーキ屋のアルバイトは
なぜか経験した事がなかった。
ケーキ作りは大好きなのに、
選択肢に入れてなかった。

晴れて製菓専門学校に通う事になり
学校帰りにアルバイトをしたくて
通学エリアの求人を探した。
恵比寿代官山エリアにあった校舎なので
オシャレなお店がたくさんあった。

その中で目に入った、ケーキ好きなら
知る人ぞ知るキルフェボン。
タルト専門店だ。

キルフェボンで求人してるの?
未経験者歓迎って書いてある。

心臓がドキドキするのを感じながら
求人情報にある電話番号に
自宅から電話をかけた。

が、相手が出た瞬間
"すみません、間違えました"
と言って切っていた。

ケーキ屋への憧れが強すぎて
緊張しすぎて頭がフリーズして
しまった。

結局、校舎と駅の間にある小さな
ワインバーにある求人貼り紙を見てたら
そこのオーナーシェフが出てきて
"お、君興味あるの?なになに?
あそこの専門学生なんだ。
じゃ、うちのデザート作ってよ"

そんな感じて決まったのだった。

今思えば、キルフェボンの
未経験者オッケーの仕事より
ワインバーのデザートを一手に任される
仕事の方がよっぽど責任のある
内容だっただろう。

結局、初めての就職先で一緒に働く様に
なり、のちのお父ちゃんの様な存在に
なった人はキルフェボン出身だった。
彼にキルフェボンの美味しいタルトを
伝授してもらったし
学生の身分でお店のデザート作りも
存分に出来たし、良かったと思う。

お菓子の仕事が眩しすぎて
手もつけられなかった私は
その後20年以上経ってもこうして
自分なりのやり方で続けている。
最近は有難い事に僅かながらも
仕事として復活した。

初めから順調にいく事なんて
結局ないよね、と
今朝の音声配信に深く共感したので
この話を思い出した。

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