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AWSにおける形式手法 - 前書き(2/4) AWSのサービスの内部構造は複雑

前書きの第2段落目を読んで理解できたことは次の通りです.

AWSでは, ユーザにとって使いやすい簡潔なサービスを造るために懸命に努力してきた. この外から見た簡潔さは, 表から見えない複雑な分散システムの基盤の上に成り立っている. このような内部的な複雑さは, システムを安価なサーバ機器で稼働させつつ高い可用性を実現し, しかも, 急速かつ絶え間なく増加するデータ量に対処するためである. データ量の増加の例を一つ挙げてみる. 2006年にS3(Simple Storage Service)の提供を開始した. 6年後には, S3でのデータの取扱量が1兆個に成長した. 少なくともその1年後には2兆個になり, 毎秒, 110万個のデータを出し入れしている.

AWSのサービスは, Webブラウザを介して簡単に設定できますが, 内部はかなり複雑なようです. 

以前, Elixirで複数のプロセスが協調して動作するプログラムを作成したことがあります. 構想の段階では, 簡単に作れると高をくくっていましたが, 作ってみると想像以上の難しさでした.

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