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合作杯参加レポ

12月2日、スタン神挑戦者決定戦が行われる裏で、総勢41名のミドルスクールプレイヤーが全国から集まる大会が開催されていた。
さしずめミドル神決定戦かもしれない。
旧枠現役の人間が圧倒的多数な中、新々枠時代のルーキーなりに殴り込んで、なんとか2勝3敗1分して帰ってきたのでレポしておこうかなと思う。


デッキ選択

さて。
本大会は主催がnayanabeさんと添削さんの2名である。そう、添削さんはヴィンテージの大会を開催する人物。すると自然、普段ヴィンテージをやっているプレイヤーが集まってくることになる。
実際、参加表明をされたヴィンテージ勢の方々がデッキの話をツイートしている様が見られた。するとわかるカウンターオースの多さ。なるほど確かに、ヴィンテージの主要デッキから組み換えやすいのはオースかもしれない。普段は正直稀にしか見ないデッキなのだが、警戒心を高めておく必要がありそうだった。
だが、大会が近付くにつれ、ヒヤリング結果等がわかってくると、最大勢力が他にいることが判明してくる。

――――そう、ゴブリンである。
最近の大会で実績が増加傾向にあるデッキだ。
太いビートダウン、青メタ能力、リソース回復力と揃ったゴブリンの軍勢に、不毛の大地・リシャーダの港による土地否定戦略を駆使するようになっている。

これらの脅威に対して取るべきデッキは、自分の手持ちならスレッショルドだろう。
ミドルスクールにおけるテンポデッキの王様。除去耐性・カウンター・除去・マナ否定のいずれもを熟す丸い選択。しかしそれだけに、有利不利より実力が出やすい。
しかし折角のお祭り。本気で勝ちたいと同時に、いろんな人に会う場なので、魂の色を見せるのも大事な要素……。というのは言い訳で、スレショは明確に練度不足だから逃げている。
というわけで例の如く、カウンターレベルを握ることとした。

使用デッキ

ランドスティル型カウンターレベル


ゴブリンが辛すぎる

カウンターレベルはテンポデッキであるが、スレショやマッドネスに比して見るとかなりコントロール寄りのデッキである。詳細は前回の記事を参照いただきたい。
するとどうだろう。ゴブリンに対してあまりにも不利。致命傷か??
サイドボードをなんとかする必要があるので、ずっと「ゴブリンはヤだ~~~~~」って言いながら検討していた。
一時は本気で赤の防御円を入れることを考えたが、継続的にマナを持っていかれてリクルートの余裕はなくなりそうだし、除去には対応しない。熱風の滑空者はブロック要員に留まる。
それに、ゴブリンだけに枠を割くわけにはいかない。オースはじめ大型クロックの脅威がある。あと多分負けたらゴブリンに当たれなくなる。マルチな対応になるカードを考えて、寒けと崇拝にすることとした。

記事として言語化してて思ったのだが、正解は寒けではなく赤の防御円、ラスゴ減らして熱風の滑空者だったかもしれない。視野狭窄ってこわいね

カウンターオースは当たったことがないので明確なメタり方がわからないが、カウンターで弾きつつ着地してしまったらディッチャ、除去は薄いだろうから崇拝で引き籠ればいいと考えた。甘い。
その際はメインのルーンの母を全部抜きすることになるので、代わりになるウィルを4枚。コントロール相手の長期戦に正義の命令、墓地対策は墓所の一発抜きよりもファイレクシアの炉による継続的な引っこ抜きの方がデッキに合うと考えた。

戦績:2-3-1

1.黒単 ○○

Krovikan Horrorやマスティコアの入った攻め気のあるミッドレンジよりコントロールみたいな感じ。
1戦目は除去あまりされず、ジョーヴァルの女王で黙らせて勝ち。2戦目はDistopiaに解呪で勝ち。

2.赤黒ゴブリン ××

1戦目、序盤に怒涛の勢いでマナリークを引き込んだため順調に打ち消していたが、後半対応しきれなくなる。
2戦目はどうしようもなく負け。
名手でポコスカ焼かれたのってどっちだったっけ……

3.カウンターオース ××

仮想敵2連続。
1戦目、最速オース設置。こちら生物出せず、ランドスティルのフリを決め込む。ドローゴーの応酬の末、黄塵地帯で割られてミシュランが尽きてしまい、ジョーヴァルの女王素出しせざるを得ず。ソープロかまえていたものの、バララクスの潮流でマナに難があり敗北。
2戦目、ウィル引けず。嘘か真かを2〜3回ほど撃たれ、その際手札に入っていた種蒔き時のことをすっかり忘れていた。オースキャスト時、手札に解呪と衝動があり、うっかり衝動を撃ってしまいタイムウォーク。次のオースに襲われることになる。
勉強不足と単純なプレミが目立つ試合だった。

4.デッドガイエール ○×-

デッドガイの相手は基本賛美天を処理できるか否かで決まる。賛美天最強。
1戦目、相手土地1キープだったらしく、盛大にマナスクしてたのでキープミスを刈れた形。
2戦目、サイドらしいカードは見られなかったが順当に生物処理できず負け。
3戦目、ナントゥーコの影に刻まれながらジリジリやってたらタイムアウト。

5.スレッショルド ○×○

基本的にはクロックの速度で劣る上に冬の宝珠が刺さるため不利なマッチ。そして見事に3戦とも序盤に冬の宝珠を置かれている
1戦目、相手緑マナが出せず。
2戦目、なんとテラーで除去られる。ソープロのライブゲインを嫌っての選択とのこと。結果肉不足で負け。熊人間こわい。
3戦目、ファイレクシアの炉を置けた。マングースを通してしまうものの、リクルートを諦めて1点パンチを繰り返し勝ち。

6.ゴブリン ××

なんでここでまたゴブリンに遭うんだよ!!
1戦目、相手スムーズな展開を見せて負け。
2戦目、ソープロ4枚当てたものの、女看守3姉妹に刻まれて負ける。その他の引きは悪そうだったのでたぶんラスゴ引けたら変わってた……はず。たらればに意味なし。

総括

まあ、勝ち星があるだけいいじゃないか。うん。全敗の大会とかザラだし。

ミドルスクールの大会は通常、多くて16人程度。
今回はスタッフの方々を含めればその3倍近い人数が集まっており、そう起こらない貴重な機会であった。
普段の大会で会っている面々は勿論、名前は知っているが直接会ったことはない人たちに会えた(会い逃しはあったらしい)り、自分のnoteを読んでくれた人がいたりして嬉しかった。
中には初めてのミドルでカウンターレベルを選んだ同志もいたので、まだまだレベルの可能性は開拓されていく……かもしれない。

余談だが、打ち上げのファーシークで「プレモダンに抵抗の宝球を採用したスタックス系レベルがいる」と教えてもらった。プレモダンは情報追えていないのでとても助かる。今度試そう。なんでティンカー相手にした時気付かなかったんだ

主催のナヤナベさんと添削さん、会場の東京MTGさん、その他関係者の皆さんには最大限の感謝を。
おつかれ様です!! ありがとうございました!!

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