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三体1 感想

いやぁ~~~~~ね、三体1読み終わった。すごかった。あまりにもウキウキしちゃって猛暑日なのに外歩いちゃったよ。 忘れないうちにこの話はさせろっ!って勢いがあるものから順に喋っていこう。

まず、今言いたいのは「宇宙SFちょっと齧ってて良かったな」ってこと。
幼年期の終り、星を継ぐもの、プロジェクト・ヘイル・メアリー。小説だけじゃない。Outer Wilds、マリオギャラクシー、インターステラー。
あと何があったっけ?

とにかく、今まで頭の中で描いてきた宇宙、誰かがバカ面白く描いた宇宙を知っている限り全部引っ張り出して、三体の世界をウキウキしながらイメージングしている。これが中々負荷が高くて、定期的に文字から目を引っぺがして情報量を抑えなければならなかった。GPUにも限界がある。

今のところ、Outer Wildsに一番助けられている。あのとき数十時間も天体をグリグリ動かしたおかげで、謎のVRゲームの解像度がとんでもなく上がった。乱紀と恒紀の周期性を探るのとか絶対俺らやったことあるって。


「三体」問題

三体問題
質量が同じ、もしくかほぼ同程度の三つの物体が、たがいの引力を受けながらどのように運動するかという、古典物理学の代表的な問題。
天体運動を研究する過程で自然とクローズアップされ、十六世紀以降、おおぜいの科学者たちがこの問題に注目してきた。オイラー、ラグランジュ、およびもっと近年の(コンピュータの助けを借りて研究してきた)科学者は、それぞれ、三体問題のある特定のケースについて、特殊解を見出してきた。後年、フィンランドのカール・F・スンドマンが、収束する無限級数のかたちで三体問題の一般解が存在することを証明したが、この無限級数は収束がきわめて遅いため、実用上は役に立たない。

「三体」P205 原注より

コレ!タイトルの三体ってどこからなんだろうと思ったら、まさかこういう問題があったとは…

現時点で気になっていることといえば、三体の英訳であるThree-Body。このBodyは主に体の意味で使われるし、何なら抽象度を高めて物体→天体という意味にも使われる。ただ、俺は死体としてのBodyもあるんじゃないの?って。

星を継ぐもの のチャーリー、Bloodborneのゴース、DEATH STRANDINGのBTがチラついて離れない。というかクトゥルフ神話はだいたい上位者の死体が出てくるのでそこからの発想か?
すでに三体世界=三太陽世界=Tri-Solarisってことは分かったんだけど、どうにも三つあるのは太陽だけじゃない気がするんだ。三体協会には降臨派、救済派、生存派の3陣営がいるし、こういう三角関係ほどほかにも出てくると思う。だって面倒だけど面白いから。

こういうこじつけで、三体世界の三太陽は上位者=高次元存在の死体とか、瀕死時のエネルギーから出来ているとか考えている。MHWのゾラ・マグダラオスの終活にも引っ張られてるな。


楊冬

なんで居ねえんだ!?出せよ!!こっちを狂わせる役割だろうが!?!?
まぁそれは置いといて、重要そうな人でもポンポン故人になるのはVRゲームで出てくるからとか思ってたけどそんなことはなかったね。ライトノベルなどの文脈に則るなら絶対復活しそうなポジションだろうから…


人間の可能性

最後に蝗害で〆るの めっちゃいいね…
三体人と地球人。技術力の差は果てしなく、文字通り次元が違う。それでも地球人にはまだ、僅かながらの勝機があることが文明の加速度と恒星の安定性から保証されている。言うなれば人間の可能性ってやつだ。 もうね、完全にあったまった。マジでどうやって人類はあがくんだろうね。



元々はアークナイツのシナリオ、孤星を読むにあたってSF巡りをやろう、という流れから読み始めたが、予想以上に頭ぶん殴られる感覚を味わってしまった。
こうなったら8月で三体完走したいね! 次は黒暗森林いくぞ!


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