「宿泊療養する方へ」 僕とコロナのn日戦争 番外編
おはようございます。
コロナ陽性、宿泊療養中の僕です。
徐々に収まりつつありますが、それでも陽性の方がいることも多いかと思いますので、宿泊療養中に困ったことや良かったことを書いていきます。
※各自治体によって宿泊療養中の対応は違いがあります。そのような方は、「事前に確認すべきこと」だけでも参考にしてみてください!
今の状況
・とりあえず14日間滞在予定
・宅配や差し入れは禁止
・三食 仕出弁当+紙パックのお茶
・1日2Lの水1本を支給
・1日1回ファミマから差し入れ有
・洗濯は自室で手洗い
(粉末洗剤をスプーン1杯分もらえる)
・WiFi完備
・窓は開けられない
・食事を取りに行く以外は部屋から外出禁止
・ゴミ出しは1日1回(配布されたゴミ袋を使う)
こんな感じです。こうやって見ると大変そうだなーって思われる方もいらっしゃるかと思いますが、自分は意外と楽しくやれてます。こんな経験できるのも人生で最初で最後かと思っているので、せっかくなら色々と楽しんでやろうと企んでおります。
事前に確認すべきこと
ここでは、宿泊施設へ行く準備をする前に何を確認しておけばいいか自分の経験を踏まえて、理由と共に書き出していきます。
①療養先について
②差入や宅配の受け取り可否について
③宿泊先で提供されるアメニティについて
④洗濯の方法について
⑤(服用していれば)薬について
⑥持ち込みNG品について
⑦個人で負担する費用について
(⑧Wi-Fi等の施設設備について)
①療養先について
こちらは基本的には各自治体ごとにホテルを1棟借り上げ方式で”軽症・無症状”の方を受け入れております。具体的なホテル名についても各自治体ごとに発表されており、各自治体HPなどで確認できます。但し、都道府県によっては宿泊療養施設を複数棟借り上げておりますので、自分はどの施設へ移動することになるのかを確認したほうがいいです。
②差入や宅配の受け取り可否について
僕がお世話になっている宿泊療養施設では、家族や友人からの差し入れ、宅配サービスやネット通販等の受け取り、配送関係は全てNGです。これはホテルへ入る前の同意書にも書かれておりました。ただ、この時には既にホテルへ到着しているため、紙面に同意せざるを得ない状況でした。なので、事前に確認してNGだと分かればもっと色々と備品準備ができたと後悔しております。
③宿泊先で提供されるアメニティについて
もしも、宿泊先が普通のホテルや旅館だった場合でも、今回はあくまでも宿泊療養施設としてお世話になります。つまり、通常とは異なるサービスを提供されるかもしれないのです。僕の後悔としては、歯ブラシや綿棒といった消耗品が無かったため、自分で準備をしておけば良かったと思いました。(フロントへ相談したら普段のアメニティを迅速に準備していただけました!本当に感謝しかありません。ただ、自分できちんと準備すればよかった...。)
④洗濯の方法について
これ重要です。基本的には14日間をホテルの一室で過ごすことになり、すべての生活を一室で完結させなければいけません。食事については毎日美味しいお弁当が朝昼晩に必ず提供されますし、睡眠についても設備は必ずありますので心配ありません。そうなると、長期生活を過ごす上で最低限必要なものは衣服の確保という点だけがネックになります。もちろん14日間分の衣服を持って行くのもいいかと思いますが、沢山の衣服よりもホテル生活を快適に過ごすアイテムを持って行く方が賢明です。では、数日分の衣服で過ごすためにも、ホテルのコインランドリーを使用できるのか、ホテルの自室で自分で手洗いをしなければいけないのか(そして、洗剤は準備してもらえるのか?)を確認したほうがいいです。
⑤(服用していれば)薬について
病院で受診した際に処方された薬があれば補充をしてもらった方がよいか確認しましょう。僕の場合は解熱と倦怠感を緩和してくれる薬を処方されたのですが、1週間分しか渡されておりませんでした。ホテルに到着して担当の看護師さんにオリエンテーションを受けた際に、保健所へ電話して薬を追加で処方すべきか相談するよう指示を受けました。電話した部署もコロナ関係全般の問い合わせ窓口だったので、ただでさえ電話がつながりにくい状況だと報道でもありますし、事前に余裕を持っている時に確認しておけば良かったと感じてます。
⑥持ち込みNG品について
この2週間を快適に過ごす上で最も重要です。自分がどうやって時間を潰すかは非常に重要ですし、時間を潰すだけでなく気持ちを切り替えるために持って行ったほうがいいものもあります。ただ、もしかしたら施設側からあまり歓迎されないものもあるかと思いますので、そこは事前に確認をしておきましょう。
⑦個人で負担する費用について
基本的には自己負担は0円となります。但し、何か欲しいものが出てきたり有料サービスを利用したくなる場合もあるかもしれません。事前に費用が発生するケースについて確認をしておきましょう。
(⑧Wi-Fi等の施設設備について)
もしも、ホテルでテレワークを行う方がいらっしゃれば業務が遂行可能か事前に設備の確認をしておきましょう
持ち物リスト
ここでは、個人的に快適に過ごすためのアイテムをどんどん紹介していきます。こちらも理由と共に書いていきますね。
1.携帯、PC(充電器も忘れずに)
2.財布(現金、保険証は必須)
3.(必要であれば...)薬
4.マイク付イヤフォン
5.衣服(最低3日分、寝巻きでOK)
6.ハンガー
7.歯ブラシセット
8.タオル(バスタオルは無くてもOK)
9.ペンと大量の紙
10.趣味のもの(本、ゲーム、刺繍道具、etc)
11.お菓子(個包装)や飲み物
12.体温計
1.携帯、PC(充電器も忘れずに)
現代人の必需品ですね。
2.財布(現金、保険証は必須)
現金払いが発生する場面もあるかもしれません。また、宿泊施設で療養している間に容体が急変してしまう可能性もあります。きちんと保険証も携帯しておきましょう。
3.(必要であれば...)薬
事前に医師と相談して宿泊療養中にも服用すべき薬があるならば、忘れずに必ず持っていきましょう。
4.マイク付イヤフォン
宿泊療養中は、本当に誰とも会話しません。仕事やプライベートで電話をしなければ全く声を発さないまま1日が終わることもあります。そうなると、心細くなるだけでなく自分のトーク力も一気に落ちてしまいます。電話>ラジオ>テレビ、これは僕が安心感を得ることができるツールの順番です。やはり誰かと会話することが一番安心します。長時間の電話もできるようにマイク付きイヤフォンは必須アイテムといえるかと。
もしも、皆さんの周りにも自宅療養や宿泊療養中の方がいらっしゃるようでしたら、電話やオンライン飲み会でも誘ってあげてください。罹患した方を心配していただくのもありがたいですが、いつも通りの皆さんで接することが罹患した方も安心できます。
5.衣服(最低3日分、寝巻きでOK)
基本は1日中を室内で過ごすので、他人の目も特に気にしないで大丈夫な環境です。(僕の宿泊施設では、”すっぴん眼鏡+ノーブラ”でお弁当を取りに来る女性もいます。お互いにマスクを付けているし特に気にしていないですが、どうしてもすれ違うたびに目のやり場に困ってしまいます...)
少し脱線しましたが、衣服は最低3日分の寝巻きを持っていけば何とかなります。
・半袖と長袖の両方あると◎
・ハーフパンツ+ロングスパッツ(股引)が◎
・スポーツウェアの速乾性が最高
・トレーナーやセーターは1着あると安心
室内の空調管理は徹底されていますので、室内で過ごすだけであれば衣服で調整することは殆どありません。但し、洗濯物の乾きが悪い時にはエアコンを付けることもありますので、そういった場合には羽織るものが1枚あると便利です。
6.ハンガー
室内で手洗い洗濯を行わなければいけない場合、干すのももちろん室内です。1日1着しか着替えをしなくても乾きが悪いと回転率も悪くなりますので、自分の家からハンガーを数本持っていくと良し、冷え性等で靴下も履く方はクリップ付ハンガーを持っていくと尚良し、と言っておきます。(僕は完全に失念しておりまして、部屋に備え付けのハンガー3本で何とかやっております。)
7.歯ブラシセット
ドタバタしていると忘れがちですよねー。ホテルのアメニティーグッズにも必ずありますので、最悪の場合はフロントに相談すれば何とかなります。
8.タオル(バスタオルは無くてもOK)
入浴後に体を拭くためのタオルと手拭きタオルさえあれば大丈夫ですので、5枚くらいあれば確実ですね。僕は普段からバスタオル無しで生きている人間ですので、もしも必要な方はバスタオルがあると便利です。
9.ペンと大量の紙(白紙でもメモでも)
メモとしても使えますが、僕の主目的は別にあります。それは、暇つぶしで勉強をする時に大量消費するからです。
資格取得のために勉強をするのもオススメですが、僕がオススメしたいのは「高校数学」です。ええー、暇つぶしに数学なんてやるの?頭おかしいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。僕も現役時代は赤点の常連でした。オススメの暇つぶしという記事で「高校数学」の魅力でも書いてみようかな。
今はYouTubeや個人のブログで、無料で優良な授業が沢山あります。問題も難易度別に沢山あるので、ペンと白紙さえあれば時間を潰せます。問題を解けた時の爽快感も格別です。数学の美しさを再発見してみては如何でしょうか。
それ以外の勉強やアイデア出しで使うのも有りだと思いますので、持って行っても損は無いかと思います。
10.趣味のもの(本、ゲーム、刺繍道具、etc)
僕は買ったものの読んでいなかった小説5冊を持ってきました。今は「西の魔女が死んだ」を読んでいます。今まで読まなかったのを少し後悔しました。めちゃくちゃ面白い。
11.お菓子(個包装)や飲み物
間食を勧めているわけではありません。テレワークや毎日同じ日常を繰り返すだけでメリハリがつかなくなりがちですので、仕事で一息ついたり火曜と木曜の昼食後は何かお菓子を食べる、といったように自分で嬉しいルールを作っておくと気分転換も兼ねることができますので是非!事前に持ち込み可か確認することをオススメします。
12.体温計
自治体によっては各自で準備をするように指示されるところもあるそうです。自宅の体温計が計測時間短いタイプであれば持って行ってもいいと思います。
最後に
色々と書きましたが、少しでもお役に立てたら幸いです。
自粛しよう!、医療従事者がんばれ!、といったメッセージは沢山あるのに、コロナに罹患した人への応援メッセージは全然無いなーと思っている今日この頃です。コロナに罹った方が悪いというような自己責任論がこのような時にも反映されているなーと感じている次第です。罹りたくて罹ったわけではないので、少しは罹ってしまった人にも配慮できるような社会になってほしいと願うばかりです。
宜しければ、サポートお願いいたします。