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ワインマーケットパーティさんブラインド74回メモ

異例の構成にこれまた大博打の回答

先週は疲れてたからありえん回答になったのかと思いきや、単に博打にでがちな性格なだけの気がしてきた。
実力不足だからついヤケになりがちなんですな。わかってる。わかってるのよ!

こうしてみると①思ったより濃いめだな…

①出たなシュワシュワ

おひさしぶりの難敵シュワシュワ

  • 外観: 澄んで輝きのある、中程度のイエロー、泡あり、滓なし、粘性普通〜低め

  • 香り: アタック中程度、リンゴ(黄色/蜜あり)、ほんのり花梨ぽくもあるか、ややアロマティック系の片鱗も感じる、白い花と花の蜜、あと香でほんのりマヨっぽさがあるか?(気のせいかもレベル)

これだけだと決め手はないのだけれども、まずややアロマティックな感じと花の香り、パンドゥミ要素の低さから、シャンパーニュは積極的には考えにくい。
独特の苦味のある香りもしないので、カヴァも可能性低そう(←時々外すんだよな…)。
香りからはCBやリースリングあたりのイメージがあり、クレマンドロワール、南アのCB主体泡、クレマンダルザス、ゼクトなどが候補。

  • 味わい: 残糖は3g/L以下、ノンドゼまでありうる。酸はM-でスパークリングとしては低めに感じた。苦味はL+でほんのり程度、果実味M、アルコール12.5-13%、余韻やや短6-7秒

うーん酸が低めなのが気になるものの…カヴァ的苦味はやはり感じられず、残糖の低さからシャンパーニュも外れそう。
CBかリースリングでかなり迷うものの、黄色い果実感とリースリングとしてはかなり違和感のある酸(CBとしても違和感だけど…まあCBの方がまだ酸に幅あるイメージ)でCBに無理くり絞る。
結構ある果実味や酸のゆるさから南アも疑ってみるものの、南アのCBの泡飲んだ事ないのもあり素直に

フランス(ロワール)/シュナンブラン/NV/アルコール12.5%/残糖0g/L(ノンドゼ)

フランス(ロワール)/シュナンブラン/NV/13%/2g/L
◯◯◯◯△△

おお、良かったリースリングと迷ったけれども。
残糖は素直に最初感じた「3g以下」で書いておいた方が近かったけれども、まあ許容範囲か。
クレマンドロワール、そんなに頻繁に飲むものでもないので記憶しておきたい…

え?先週CB出たばかり?
メタ読みはしないって決めてるんでいいってことよ!

②最近アロマティック不信気味  

以前はアロマティック品種得意で結構直感で即答できたのですけど、しばらく飲まないうちに&直近何度か外したりもしてすっかりアロマティック不信になってしまったのですよ。

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかったやや淡い(または淡い)レモンイエロー、泡は無いがグラスの底に細かい気泡が多数、滓なし、粘性やや高め

  • 香り: アタック強い、アロマティック、マスカット、桃、みかん、オレンジ、(ライチがあるようなないような)

モスカート/ミュスカ、トロンテス、ゲヴュルツ、ヴィオニエが第一候補群。
結構はっきりアロマティックと思うが、セミだとするとアルバリーニョやコルテーゼもありうる香り立ち(今思えばPGもかな)。

  • 味わい: 甘味L+(明確に残糖あり。オフドライ)、酸味L+〜M-でかなり低めに感じるが甘みを考慮するとM-くらいか、苦味Mでかなりあり、果物の皮的で塩気は無い。果実味M、アルコール13-13.5、余韻やや長め7-8秒

ゲヴュルツ、トロンテス、ヴィオニエですごく迷う(今思えばミュスカも迷うべきだった)。

最初の印象はゲヴュルツだったのだが、冷静にコメント見ると実はゲヴュっぽくない(バラやライチがなくマスカットやオレンジ感)。
トロンテスは色的にも香り的にもありなのだけど、甘口飲んだ事ないんだよなあ…。
後から思ったミュスカも「こんな苦味あったっけ?」という違和感あり。
香り的には(あと低めの酸や苦味も)ヴィオニエもしっくりくるのだけど、それこそオフドライくらいの甘口ってある…?と疑問。
ここは直感に従い

フランス(アルザス)/ゲヴュルツトラミネール/2020/13%

アメリカ(オレゴン)/ゲヴュルツトラミネール/2023/13%
××◯×◯

とりあえず不信になりかけてたアロマティック系の呪いは今回はなくて良かった!ちょっとトロンテスとか次出たら危うい感はあるけれども。
場所は今の私の知識&経験では厳しいので仕方ないか。オレゴンに限らずアメリカ全般もっと飲んで行かねば。

え?先々週ゲヴュ出たばかり?
メタ読みはしないって(以下略)

③どちらがメインなのか

それが問題だ

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかったやや淡いイエロー(②より色調濃く黄色寄り)、泡滓なし、粘性普通〜やや高め

  • 香り: アタックやや強め、熟した洋梨(黄桃などさらに熟した系も?)、オイル(最初スモークや焼けたゴムかと思ったが、おそらくラノリン香)、樽(ほんのりヴァニラとスパイス)、ハーブ

セミヨン(ボルドーか、オーストラリアならバロッサのしっかり系)を極めて強く疑う。
ただ、思い込みはよくないので果実の感じからCH/CB/PB/アリゴテや、イタリア白あたりも薄く念頭には置いておく。

  • 味わい: 甘味L、酸味M〜M-、苦味M、果実味M、アルコール13-13.5、余韻やや長め7-8秒

やはり濃厚なラノリン香と味わいの強めの苦味など、セミヨン中心で良いのでは。
かつこの樽の感じ、ほんのりのハーブはボルドーブランじゃないかなー。
そうなると問題は「どちらが主か」。
確率的に言ったらSB主体で答えておくのが安牌だろうと思うのだけど、いかんせん酸が緩めで果実味もあるまったり系。青草ニュアンスも極めて控えめ。
ここは賭けに出てみたい。

フランス(ボルドー)/セミヨン主体、SBブレンド/2020/13%

フランス(ボルドー)/セミヨン/2020/13%
◯◯◯◯◯

おおSB入ってなかったのか!その点は微妙にしても、安牌に走らずきちんとワインと向き合ってセミヨン主体にできたのは良かったのでは!
ただ、正直バロッサあたりのガッツリ系セミヨンとは一度比較してみないとかなり迷う。今後の課題としたい。

総括

……えっ!?
3つともフランスになってしまったんだが!!?
無理くり変えようかとも思ったけども、これまた「メタ読みは(以下略)」ということで今回は暴挙に出てみましょう。
最近外しすぎてヤケになってる気がしないでもないけれども…じ、次回からがんばる!
ということで、今週も全外し濃厚になってしまった。

振り返り総括

……えっ!?(デジャヴ)
完全に暴挙回答のやらかし回かと諦めていたら、謎展開で今までで最高順位、正答数も最多になってしまった…!
今回からの課題は優先度順に「アメリカ(特に冷涼地域か)のテイスティング経験積む」「アロマティック不信の完全克服」「ボルドーとバロッサのガッツリ系セミヨンの判別」の3つ。
特にアメリカは急務だなー。

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