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ワインマーケットパーティさんブラインド79回メモ

はしご二軒目での参加はお初

今回は祝日ゆえ、普段参加できていないワイン@さんとのはしご。
はしご自体は過去にも2回程あったが、いずれもワイン@さんが二軒目だったため、パーティさん二軒目で臨むのはお初。
結構すぐ酔っぱらうので、その影響がどう出るのかw

久々?のような気がする赤2構成

①場所に激悩み

  • 外観: 澄んで輝きある、ほぼニュートラル(強いていえばグリーンがかった)中程度のイエロー、泡滓なし、粘性普通

  • 香り: アタックやや強め、やや熟した洋ナシ、ミネラル感、ミネラルとはまた別の還元臭もほんのありあったか(スクリューの可能性)、温度上昇後に香ばしさ(クッキーっぽくフレンチオーク系の樽香に感じたが、以前蜜感を勘違いしたこともあるので両方見ておく)、あと香で白い花

第一候補は素直にシャルドネとゆかいな仲間たち(アリゴテ、PB)、あと時々間違うCB

  • 味わい: アタック中程度、甘味L、酸味M+(量はそこそこあるがMLFしている感)、苦味L+(ほんのりだけ/ミネラル系)、果実味M-、アルコール13前後、余韻取り忘れ

味わいの印象からも、第一候補からの大きな変更は無し。CH第一優先。
一瞬香ばし系のCB(南アとか)も念のため疑いはしたが、マヨ香も感じず却下。
素直にCHとして場所にかなり悩む。「やや熟した」位の果実感やそこそこある酸から冷涼寄りの産地とは思う。ブルゴーニュ、NZ、AUSのタスマニア(挙げてなかったがヴィクトリア州とかも)、南アエルギン等。
ブルの線も全然ありなのだが、しいて言えば若干の線の細さというか酒質の薄さに違和感はある(広域とかなら全然ありそうだけど)。あまり絞り込みの決め手がなかったものの、気のせいレベルのスクリュー疑惑などを頼りに無理やり

ニュージーランド(ホークスベイ)/シャルドネ/2022/13%

フランス(ブルゴーニュ)/シャルドネ/2021/13%
××◯△△

あらっ下に書いた不吉な呟きの通り裏目ってブルのパターンwそして上に書いた通り「広域なら全然あり」のパターンw
冷涼CH場所特定問題、今回もはまってしまった…

なお最近、ブルと新世界冷涼産地の判別をことごとく外し続けている気もする。

②時間経過で印象変わった&今回一番悩んだ

  • 外観: 澄んで輝きある、紫がかったやや濃いダークチェリーレッド、エッジは少しだけオレンジみが出てきている、泡滓無いが、なぜか最初めちゃくちゃ気泡があった、粘性普通

  • 香り: アタック強め、コンポートのカシス、強めの樽香で、最初は古樽由来っぽい「木!スパイス!」という感じが強かった(シナモン、クローヴ、あとリアルに木)が、温度上昇でコーヒーやヴァニラ(パウダリー系の香水的な)も感じるように。赤い花。あと香でピラジン感というのとも違うのだが、ほ~~~んのり遠くに青味もいた気がする

最初は果実の熟度と樽の感じでスペインやイタリアの重め品種(サンジョヴェーゼ、アリアニコ、サグランティーノ、モンテプルチャーノ、テンプラニーリョ等)を挙げた。
あと色調からクシノマヴロ、マルベック、タナも候補に。

  • 味わい: アタックやや強め、甘味L、酸味M+で結構しっかりある、渋味M~M+でしっかりだが色の印象程ではない、果実味M+~H-で高め、アルコール13.5-14、余韻取り忘れ

味わいでかなり印象が変わり、「よく熟したCS、メルロあたりっぽいぞ…?」感が。
あと候補の中だとマルベックの記憶が無くて悩んだのだが、自分のメモ見たら香りが赤系の印象強いとのことで却下。
果実の熟れ感は温暖産地を感じさせ、かつピラジンが感じられなかったが、樽の印象が旧世界的だったので一旦ボルドー(品種はメルロー主体のボルドーブレンド)と書いてみた。
…が、やはり果実の熟れ感が気になるのと、樽は作り手次第だし後からコーヒーやヴァニラ感も結構出てきたので、地域を新世界に変更。
果実は熟した感じがあるものの、タンニンがCS系にしてはほどほどで、かつちょっと酒質薄め感のあるこの感じ。わからないなりに、以前こちらのブラインドの南アでこんな感じを飲んだ事があったなと思い

南アフリカ(ステレンボッシュ)/メルロー主体(CS、CF、プティ・ヴェルド等ブレンド)/2020/13.5%

スペイン(リオハ)/テンプラニーリョ/2019/14.5%
×××△△

あらっこれは珍しく最初の直感が正しかったパターンだ!
テンプラニーリョ、前よりは克服したと思ったのだけども、やはり苦手気味だなー。
今回まずは葉巻とか「いかにもスペイン」的な香りを捉えられていなかったのが敗因な気はするものの、やはり「ピラジンもいない、タンニンも大人しい」と感じたにもかかわらずCS系に突っ走ってしまったことも大反省だなあ。
CS修行しようと思っていたけど、テンプラも織り交ぜてやることにしよう。

なお「225リットルのアメリカンオークで20ヵ月間熟成」とのこと。新樽比率についての表記は見つけられなかったが、ワインショップの表記で一つだけ「古樽での熟成後新樽に移し替え」のような記述があったので、それがこの古樽新樽両方の特徴とも出ている所以だったりするのだろうか…?

ちなみに以前間違えたのはCS100%で、南アフリカって正直メルローやらボルドーブレンドよりCS100%とかの方が印象強いのですが、南ア不勉強すぎるのであまり深く考えないことにw
正直ピラジンも全く感じられず「CSファミリー」の線すら合ってるか怪しいし…。

③風吹いてますよね?

2週連続で吹いてますよね?

  • 外観: 澄んで輝きある、オレンジがかったやや濃いダークチェリーレッド(②よりオレンジみ強め)、エッジも明確にオレンジがかっている、泡滓なし、粘性やや高め?

  • 香り: アタック中程度(最初やや固かったかも)、赤黒中間やや赤寄り位の果実感(カゴにレッド&ブラックチェリーを盛りました、レッド多めです、という感じ)、オリーブ、トマト、古樽由来系の樽香、皮革

素直に行くとサンジョヴェーゼが第一候補。自動的にネッビオーロやアリアニコとの判別はしておく。あとモンテプルチャーノとかもあるんですかね。
とりあえずイタリアの風は吹いてるはずだ。

  • 味わい: アタック中程度、甘味Lだがアルコールによる甘味感はややあり、酸味M+やや高め、渋味M~M+、果実味M、アルコール13-13.5、余韻やや長め7-8秒

これはサンジョヴェーゼと素直に行ってもいいでしょうか…?
しいて言えば、酸味とか果実味がサンジョヴェーゼにしてはややおとなしめかなという感はあるけれども、逸脱とまでは感じず。
(おとなしめでバルベーラとかドルチェットとかもう少しがぶ飲み系品種とかも疑ってみたが、熟成感を踏まえてもやはり違うなと)

イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2018/13.5%

イタリア(トスカーナ)/サンジョヴェーゼ/2020/14%
◯◯◯△△

良かった風吹いてて。
強いていえば、結構熟成感あると思ったけど2020なのは少し外したし意外かな。

今思うと味わい的にもアルコールもうちょい高かった感。なんかもうはしごの最後で麻痺してたんですよ…

総括

ん、んん!?品種がオーソドックスすぎないか…?二週続けてこんなにオーソドックスなことある?無いね??つまりやらかしだね???
まあ今回は①・③はもし外してたら猛反省して対策をするとして、やはり一番の課題は②だろうか。産地や品種の細かい事はおいておいて「なんかCS系っぽい」という感覚の正体がなんだったのか、回答を見て考察したい。
あと今回二軒通して余韻の取り忘れが多く、大反省。酔っ払いイクナイ…

振り返り総括

今回のテーマは「裏目り」
結果的に「二週連続オーソドックス系」だったので大やらかしはなかったものの、①は不吉なコメント通りブルだったし、②は第一印象を大切にすべきだったパターン。
今後に向けてはやはりテンプラの精度上げが一番の課題。ついでに謎に新世界ボルドーブレンドと間違ったので、新世界CS修行とテンプラ修行を同時開催にしようと心に決めた。
①のCHの冷涼産地判別は…どこかではやりたいが優先度は低かな。エクセレンス終わって余裕できてからで良さそうか。

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