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ワインマーケットパーティさんブラインド66回メモ

絶不調の波を断ち切れるか

ここのところ2回連続で絶不調。
GWのせいか、はたまた太陽フレアのせいか(←いいえ、実力です)。
この悪い流れをなんとか断ち切っていきたいところ。

②…シュワってる…!!イヤな予感

①のニュートラル系はもはや固定なのか

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかった淡いレモンイエロー、泡滓なし、粘性はやや高めか

  • 香り: ニュートラル系。第一アロマ主体のシンプル系で、柑橘〜りんごくらい。途中一瞬メロンや白桃やアーモンド(?)などのまったり感も現れたが何故か消え去った。樽は無さそう。温度上がってからヨード香も感じた

極めてニュートラルでこの時点では絞るの難しい。
ステンCH、CB、アルバリーニョ、アシルティコ、他にイタリア白系(アルネイス等)とかもありうる。あとは柑橘寄り甲州もありうるかなあ…

  • 味わい: 酸M+〜H-で結構ある。甘味L、苦味Mで塩苦味が結構ある。果実味M-、アルコール13-13.5で外観香りの印象より高め、余韻やや短め6-7。あと香にレモンピールが鼻に抜ける

決め手はないのだけれども、柑橘系シンプルニュートラル、酸高め、塩苦味強め、そして何よりアルコールが高そうと揃うと、候補の中ではアシルティコの優先度が高くなった。次点でアルバリーニョも。
迷いどころだけれども、香りのニュートラルさとアルコールの高さがより顕著な方と思い

ギリシャ(サントリーニ)/アシルティコ/2021/13.5%

ドイツ(バーデン)/ピノ・ブラン/2022/12%
×××△×

おお、ピノブラン。
言われてみれば候補に挙げるべきではあった。
てかニュートラル木なり果実系でステンシャルドネとか候補にする時にはアリゴテに加えてピノブランはセットで候補に挙げてもいいよねとさえ思う。
…が。問題はそこからの絞り込みでピノブランを残す決め手が私には無い…!
強いて、本当に強いて言えば、途中で一瞬香って消えた「メロン系まったり臭」に先日飲んだシルヴァーナーに通ずるものを感じたのはある。手がかりはそれくらい…(なお製品説明にもイエローメロンや桃などの特徴記載があった)

むしろ今回の①からの残課題は「アルコール度を大幅に見誤った」ところにある気がする。
そして今思うと最初は12.5と書いて後から修正しているので、②を飲んでから戻ってきたために相対的に高く感じてしまっていたのでは?という気もする。店長さんの罠、奥深い…!←謎の感動

②若かりし頃の記憶が…!

ブラインドのアプローチとしては本当にダメの極みなんですけど、鼻を近づけた瞬間あっ!てなるヤツです

  • 外観: 澄んで輝きのある、グリーンがかったレモンイエロー(①よりは辛うじて濃いか)、泡はあり粗く消えやすい、滓なし、粘性は低めか

  • 香り: アタック強め。「わたしはマスカットです」と猛烈に主張してくる。果実香は華やかだが、それ以外の要素はあまり感じられずシンプル&フルーティ系。樽も無いと思われる

これはやはりヤツです。第一候補は間違いなくアスティ。学生時代のバイト先で気軽に盗み飲みし過ぎてオーナーに怒られたアイツです。
一応他にも候補挙げておくとケルナーを始めとしたドイツ系交配品種(日本の泡とか)はありうる。
あとは薄い線だけどクレマンダルザスやゼクト等でミュスカや交配品種使いとか…?飲んだことないけども…

  • 味わい: 酸M-、甘味M-(しっかり残糖ある)、苦味L、果実味M、アルコール11より下(低過ぎてわからん系)、余韻短く5秒程度

なるべく先入観は捨てたいものの、そこそこの酸味と明確な残糖、低いアルコール、短い余韻。
私の辞書にはやはりアスティしかないです…

イタリア(ピエモンテ)/モスカート/NV/7.5%

イタリア(ピエモンテ)/モスカート/2020/5.5%
◯◯◯××

これは正答で良かった。
若かりし頃に刷り込まれた思い出はやはり強し。
反省はVTですかね…NVじゃないのね。というか「NVじゃないものもある」なのか…?
教本で規定確認しよ。

ちなみに超いまさらなんですけど、アスティってNVでいいのよね?VTとかあったりしちゃったりする?しないよね??(無知)

③今回の鬼門はこちら

ぜんぜんわからなんだ

  • 外観: 澄んで輝きのある(輝き強め?)、紫がかった濃いラズベリーレッド、エッジのグラデーションあまり感じられず、泡滓なし、粘性やや低めか

  • 香り: アタック強めで、最初はコンポートのイチゴやラズベリーを強く感じた。イチゴ系の甘やかさが顕著で品種特性やMCなどなんらかの背景があるレベル。…だったのだが、しばらく放っておいたらなんだか大分印象が変わり、ブルーベリーやスモモ、あとスミレのニュアンスなど。どことなくお茶感。甘やかさは樽由来では無さそうに感じて、樽は控えめか無しか…?(ここは怪しい。樽由来だった可能性もあり)

候補としては、最初は新世界系PNやベーリーAなどを挙げた。
…が、大分印象変わってしまったので、ガメ、ZF(プリミティーヴォ)、ネレッロマスカレーゼ、バルベーラ、ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュ、果てはサンソーなどの南仏系まで、もはや挙げるだけ挙げてしまった…

  • 味わい: 酸M+〜H-で結構ある、甘味L、渋味M+〜H-で見た目よりある、果実味M-、アルコール13-13.5、余韻やや短め6-7秒

いよいよわからない。
最初スモモの香りでプリミティーヴォを考えるも、決め手がない(否定するものもないけど)。
次に紫みとそれなりにある酸味、どことなくカジュアルなつくりと若さ、茶葉感でバルベーラを考えるが、これもなんだか決め手がない。
イタリア繋がりでいくとネレッロマスカレーゼもありうるけど同様に決め手なし。
ふとここで「この間、この赤とも黒ともつかない果実感で、イタ臭明確にはしないのにイタリアの線で考えて外したことあったな…?その時はガメ(クリュデュボジョレー)だったな…?」という考えがよぎる。
最後バルベーラとガメのやぶれかぶれ2択で迷ったものの、全然わからないのでエイヤで

フランス(ブルゴーニュ/ボジョレー)/ガメイ/2021/13%

フランス(ボージョレ)/ガメイ/2022/13.5%
◯◯◯△△

これは今回のグッジョブ系では…?(常にポジティブ
前回珍しくたまたま参加したWine@さんでの学びを正答に繋げられたところが喜ばしい。
かなり危うい当たり方だったので、もう少し精度を上げたい。
ちょっとクリュデュボジョレー4-5種くらい飲み比べしてみようかしら。

なお作り手サイトによるとセミマセラシオン・カルボニックをしており、かつ大樽発酵&熟成なので「MC感少しだけあり、樽は控えめ」の感覚は間違っていなかったもよう。
https://domainematray.fr/product-details/moulin-a-vent/?lang=en

よくよく考えたら、紫の濃い目色調、やや控えめ&途中で消え去りながらもイチゴ&チェリーコンポート、スミレ…と「セミマセラシオン・カルボニック」さえ頭にあればここまで動揺せずにもう少し絞り込みに精度が出せそう。
あとイタリア方面と迷いがちなのは「チェリー感、大樽感」なのだろうな多分。

なお、2月に出ていた同生産者・同VTのサンタムールのコメントと比較すると、やはりムーランナヴァンだけあってこちらの方が大分タンニン高め・がっしり系のようなのは教科書通りか。

ただ、今見るとガメイにしては紫みもタンニンも強すぎかなあ…。どちらかというとバルベーラの線が濃厚だった気もする。
まあこれはわからなかったから仕方ない。

総括

とりあえず、青春の盗み飲みの記憶頼みの②は正答していることを祈りたいw
①と③は悩んだけれども、まあダメでも次に繋げる系と考えよう。
ふと思ったのだけど、まさか「全部同じ産地でしたシリーズ」とか無いだろうか。
②が合っているとして、③が2択外しでバルベーラで、さらに①がアルネイスとかだと、ありえてしまう…さすがに無い??

振り返り総括

2週連続全ハズシ絶不調から、ギリギリ入賞で悪い波を断ち切れたと信じたい。
今回からの課題として、③のような過去の学びを生かすパターンはぜひ増やして行きたいということと、ついでにガメイの精度は上げたい。
ついでに明らかに味覚に影響及ぼしそうなもの(今回②とか)は順番後にするというのもtipsとしてはありなのかもしれない。
あとは②のVTのように、テイスティングというよりは教本知識から補填できるところは今後試験に向けては着実に押さえて行きたいところ。

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