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ワインマーケットパーティさんブラインド82回メモ

完膚なきまでの惨敗

いやもう今週は我ながらひどかった。
自分用のメモとして書いているとはいえ人目に触れるところにこの回答をさらしていいのか?と悩むくらいのひどい回答。
今週は全ハズシ「かも?」ではなく「確定」である。
あまりのわからなさと、そもそも時間が足りなかった事もあって、あまりきちんと考えずやけくそ気味で出してしまったことも反省しておきたい。

最近赤2パターンが増えて来て、こんなところからも
夏の終わり、秋の訪れを感じられますねえ…(しみじみ)

①最近立て続けに外してるやつ

  • 外観: ほぼニュートラルの淡いイエロー、泡滓無いが大きな気泡はあり、粘性普通~低め

  • 香り: アタック普通、青りんご~洋ナシ、ほんのりナッティさ、花の蜜。後からチェックした項目としてマヨ、ヨードのいずれも感じず

外観香りのみからの候補挙げが難しいニュートラル系パターン。
とりあえずCH(アリゴテやピノブランのチェックも含め)、ロワールCB、イタリア白(ガルガーネガ、アルネイス)を挙げてみた。

  • 味わい: 甘味L、酸味M+(量は多めでシャープさもそこそこあるが持続性は普通程度)、苦味L+~M-(ほんのり塩?うま?苦味あり)、アルコール12-12.5%、余韻やや短め6-7秒。あと香/フレーヴァーの青りんご感がかなり強い。やや薄めの酒質

前言撤回。味わいを取っても難しいタイプだったw
塩苦味から前述の候補にアルバリーニョを、また青りんご感からシルヴァーナーとミュスカデを追加。
また、青りんご繋がり&先々週のトラウマから「私の認識範囲外のリースリング」も疑ったり、ついでに薄めのキャラでミュラートゥルガウも。
なんだか「直近何度か間違ったパターン」なのだが、ドンピシャが出てこない。薄い記憶によればミュスカデ、ロワールCB(薄めのつくり)、イタリア白(ガルガーネガ)あたりで間違った時の感触のような気がするが、定かでない。
とりあえずあきらめて「薄めの酒質、ほんのりの苦味(ただしシュルリー感は温度上がっても全然取れなかったが…)、酸が主体だが持続性は高くない感じ」などの複数の点から

フランス(ロワール)/ミュスカデ/2022/12.5%

日本(宮崎県)/甲州/2023/11%
×××△×
おお、甲州。
悪い間違い方ではないと思うものの、ミュスカデと甲州間違いがちな割に、甲州を候補に挙げてなかったのは失態(なお仮に挙げてても今回のは甲州は最後に残せていなかったと思うが…)
いつも悩ましい甲州とミュスカデだけど、今回の場合アルコール度の低さがちゃんと取れていたら疑問を挟めた気はするので、その辺は以降に生かしたい。
とりあえず今回は「青りんごっぽさ」から「確かこんな感じで直近ミュスカデと間違えたはず」というルートでミュスカデを挙げたわけだが、甲州でもそのパターンがあることは記憶しておかねば。

②今回最大の暴挙&反省

バカなことして後から後悔しまくるパターン。
若気の至りならぬ中年気の至り…

  • 外観: オレンジがかった中程度のダークチェリーレッド、泡滓は無いがやや曇った質感(細かい滓が溶け込んで舞っている系?)、エッジはややオレンジがかっている、粘性普通~やや高め

  • 香り: アタックやや強め、ブラックチェリー、スモーク、葉巻、鉛筆芯(最初感じたがすぐ消えた)、なめし皮。温度上昇後に一瞬青味(ピラジンなのか、茎っぽいのか…)を感じた

第一印象は完全に「イタリアスペイン系」。
特に一番疑ったのはテンプラ。
次点でサンジョ or アリアニコ (一応ついでにネッビもチェックはする)。
(一瞬南仏系も挙げようとしたがやめた)

  • 味わい: 甘味L、酸味M、渋味M- (量は中程度だがこなれている)、アルコール13-13.5、余韻やや長め7-8秒

なんとも言語化しにくいのだが、飲んだ時の第一印象が「熟成ボルドーっぽい」。
香りの要素は完全にイタリアスペイン系だし、飲んだ要素からも別にそれにすごく反する感じは無いのだが、これはもう全くの直観的な何か。
ただしボルドーだとしたらかなり熟成したものになりそう。
今でもどう考えても第一印象のテンプラの方だったと思うし、さらに言えば「結構なバックVTのボルドーが、ブラインドに出て来る価格で、さらにブラインドに必要な量確保できることある?(いやない)」というメタ的な突っ込みもあったのだが、やけくそだったこともあって本能(?)に従い

フランス(ボルドー)/カベルネ・ソーヴィニヨン主体(他メルロ、プティヴェルド等)/2016/13.5%

フランス(ボルドー)/メルロー主体85%(他CS10%, CF5%)/2012/13%
○○△×△
bneeeeee!!!!!②暴挙とか言っといて、今回唯一の救いがこちらになってもーた!
CS主体で書いてしまったのでハズシはハズシなものの、「ボルドーブレンド」で部分点なのでまあギリ良しとしたい。
年号は2016でも大分思い切って書いていたものの、2012かあ。というか「ブラインドで出せるような熟成ボルドーなんてあんまないだろう」というメタ的邪念はあっさり打破された。なるほど、コートドボルドー系ってこんなバックVT普通に手に入るものなの…?(というか、2900円でこの熟成感味わえるなら欲しいw)
メルローとCSの判別は今回もダメ。正解された方の判別ポイント聞いてみたい。

③辞書にないやつ

  • 外観: オレンジがかった濃いラズベリーレッド(②よりは透過性がある)、エッジはほんのりオレンジ(ニュートラルな薄赤味くらい)、粘性普通~低め

  • 香り: アタック中程度、なんだか独特の香り(摘みたての土付きのバラや牡丹に薄紫の果実と咳止めシロップを混ぜたような香り)。ちなみにこの香り先週のマルベックにもいたけど何なのか。
    しいてセオリー的果実に例えればカシスリキュール系か。スモーク、スイートスパイス&ハーブ(甘草とか)、ヴァニラ。ほんのーり胡椒もいるかも

→脳内辞書のどれにもひっかからず、しいて言えば消去法的に南仏系(グルナッシュ/GSMブレンド等)、一応シラー主体や、カリニャンなども。

  • 味わい: 甘味L(残糖は無いが甘やかなニュアンスはある)、酸味M+でそこそこある、渋味M+でそこそこある、アルコール13.5-14%、余韻やや長め7-8秒

うーん、飲んでみても直観からも要素分析からもこれという候補が無い。
しいて言えば、候補に挙げた「GSMブレンド」を否定する要素は無く、かつここまでピンとくる品種などが無い時は「辞書にないやつ(品種がそうかはわからないが、少なくとも何らかの要素でレーダー範囲外にあるもの)」でなければ「ブレンド」を疑うべきという点からも理屈には合う。
とにかく時間がなくやぶれかぶれ気味だったこともあり

フランス(ローヌ)/グルナッシュ主体(他シラー、ムールヴェードル等)/2020/14%

イタリア(カンパーニャ)/アリアニコ/2018/13.5%
×××△△
時折発生する「イタリアの風と南仏の風を誤認するパターン」がここに。
確かに黒系果実、スモーク感でアリアニコも疑っても良かったはずなのだけど、今まで飲んだなけなしのアリアニコ経験(2~3回しかないがw)だともう少しイタリア感強かったので、挙げられなかった。
アリアニコは判別云々以前にとりあえずもう少し回数飲んでみてからという感じだろうなー。

とにかくさっさと提出して試飲したかったのよ…

総括

やぶれかぶれで適当すぎの上に、三問ともフランスになってしまうという大暴挙w
今回は多分、②を死守すべきところだった。正直時間不足によるやぶれかぶれの影響が大きく、今から大反省(だって試飲も買い物もしていきたかったんだもん…)。
①はおそらく直近数回外しているパターンだと思われるのでシンプルに克服する系で、多分初めましてこんにちはの③はぜひ今後につなげたい。

振り返り総括

得点的にはひどいはひどいものの、①がありがちな間違い(甲州とミュスカデ判別)、②がボルドーブレンドの主体間違いで部分点と、思ったほどではなかった。ふう…
甲州ミュスカデ判別、CSメルロ判別ともにすぐ解決する気はあまりしないので、まずはアリアニコをもっと回数飲んで正答率上げるのが今回の優先課題だろうか。
それ以前に今回は集中力が悲惨だったので、「集中しろ」が最大の教訓かもしれない気もするけども…。

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