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ワインマーケットパーティさんブラインド78回メモ

回復度70%

猛烈なアレルギーで嗅覚ゼロ(物理的に塞がってたw)の悲劇に見舞われた先週。ブラインドには一応挑戦してみたものの、ノイズにしかならないので記録には残さず。
今週はまだズビズビしているものの、7割方復活!ということで今回は記録に残してみる。

今回は赤がいずれも
涼しげラインナップでうれしみ!

①今回の鬼門オブ鬼門

禿げ上がるほど悩ましかった!

  • 外観: 澄んで輝きある、ほぼニュートラルのやや淡いイエロー、泡滓無いが大きめの気泡多数、粘性普通?

  • 香り: アタックやや強め、セミアロマティックか?、やや熟した蜜りんご、白桃、オレンジフラワー、ほんのりグラッシーか?(微妙レベル)、蜂蜜、ミネラル、ほんのり酸化ニュアンスあるやも

この時点で「何か嗅いだことあるはずなんだけどなんだかわかんない」感がスゴイ。
熟してピピドシャ無いパターンのSB、イタリア白系(ヴェルメンティーノ、フリウラーノ、アルネイス)、スペイン白(チャレッロ、ビカル、ヴェルデホ、アルバリーニョ)、フルミント、サヴァニャンなど、「何か一つでも要素がヒットする品種」を無限に挙げてしまいこの時点で暗雲立ち込める。

  • 味わい: やや強め、甘味Lだがアルコールなのか品種香なのか独特の甘苦ニュアンス漂う、酸M-〜L+でかなり低め、苦味L+〜M-で結構ある(謎の甘苦さ)、果実味M-、アルコール13-13.5、余韻やや短め6-7秒

酸が!低い!!白でここまで低い品種って珍しい。この酸の低さと独特の甘苦ニュアンス、これは…全然わからん!!!
なんか絶対知ってる気がするのだけど、なんなのかが全然わからん。
酸の低さで候補の大半が大幅に裏切られ、グルナッシュブラン(ローヌ白ブレンド)とかマルサンヌ&ルーサンヌとか酸低め系を考えるも、前者はそもそも味の記憶があまりなく、後者は果実の感じがしっくりこない。
あまりにもわからないので、もはや仕方なく

イタリア(フリウリヴェネツィアジューリア)/フリウラーノ/2022/13%

フランス(ローヌ)/ヴィオニエ/2022/13.5%
×××◯△

酸が低い品種でグルナッシュブランやらマルサンヌルーサンヌやら挙げながらなぜヴィオニエがすり抜けたのかw
一応心当たりがあり、今回「セミアロマティックかな」くらいは感じたものの、私の思う「ザ・ヴィオニエ臭(別名乙女臭)」を感じなかったので無意識に候補から外してたものと思われる。
実はヴィオニエは以前から「高価格帯のものはわかるが、低価格帯のはわからん」という課題を抱えていて、今回はまさにそのパターン。
冷静に見ると、仮に特徴香捉えきれてなくても「アロマティックさ、かなりの酸の低さ、苦味」で回答に辿り着ける系よな。
くやちい!デイリーラインヴィオニエ修行、するかあ…

これは本当にわからなんだ。
こういう時に限って「実はメジャー品種でした」とか、あるんだよなあ…

②おいしい&場所が悩ましい

  • 外観: 澄んで輝きある、ほぼニュートラル(強いていえばやや紫寄り?)の中程度のラズベリーレッド(向こう側見える)、エッジは少しだけオレンジみあるか?、泡滓無し、粘性やや低めか

  • 香り: アタックやや強め、フレッシュとやや熟したの間くらいのラズベリー、すみれ、ほんのり青み/茎みのある香り(全房…?)、樽はヴァニラ系で控えめ寄り、一瞬だけスクリューキャップ感があった気もしたが気のせいレベル

ドイツ、次点でブルとかNZとかタスマニアとか、冷涼地域のPNを極めて強く疑う。
一応他の候補を無理くり挙げるとしたら、ネレッロマスカレーゼは判別しておきたく、後は為念でガメくらいか

  • 味わい: アタックやや強め、甘味L、酸味H-、渋味M-低め、果実味M(香りの印象よりは高めか)、アルコール12-12.5、余韻取り忘れ

スパイス感などもなく、やはり冷涼地域のPNではないでしょうか。
問題は場所で、第一印象はドイツ。
もしくはブルならマルサネあたり。
以前のイメージのNZとは違うのだけも、最近NZもこんな感じの旧世界的なのあって怪しんだり(Valliとか)。
ここは素直に第一印象に従うとして、地域が悩ましい〜。ファルツやバーデンほど温暖では無い気がする。と言ってアールやモーゼルよりは温暖な気もする。一回ファルツって書きかけたけど、アルコール度も低めに感じたので

ドイツ(アール)/シュペートブルグンダー/2022/12%

南アフリカ(エルギン)/ピノ・ノワール/2022/13.5%
××◯◯×

おおっ!?南アだったか!!エルギンって本当に冷涼な味わいになるんですね。これは嬉しい驚き!
産地外したのは悔しいものの、ドイツと回答された方他にも多かったようだし、「香りの印象より(ドイツにしては)果実味高め」「ドイツだとしてしっくりくる産地が無い」などなど、疑問と考察の余地を挟めたところで良しとしたい。何気にスクリューもあってましたね。
南アは全般場数を踏みたいところ。

追記
樽はフレンチオーク古樽にて12ヶ月間熟成
全房使用率15%
…ということで、樽の特徴と全房感捉えられてたのも良かった!

ところでこちら、とってもおいしかった。
この②のせいで早々に諦めてエンジョイ勢になったとも言える。

③後から印象変わった…

  • 外観: 澄んで輝きある、オレンジがかったやや濃いラズベリーレッド(②より少しだけ濃く、向こうはギリ見える)、泡滓無し、粘性やや高め

  • 香り: アタックやや強め、やや熟したラズベリー、ドライの紅茶やローズなど「ドライ感」強め、緑茶もいるかも、皮革

ネッビオーロが第一候補。ただしネッビにしては少しフルーティ感も強いのは気になる。
他、ネッビときたらやらねばならないサンジョ判別、あと一応バルベーラやドルチェットも考えてみる(方向性違うと思うが)、ネレッロマスカレーゼも挙げておく。
あとは直近「ネッビに似ている」と習ったバガ!こちらも候補に。

  • 味わい: アタック強い。甘味L、酸味H-、渋味M+〜H-高めで収斂性も強い、果実味M-やや低め、アルコール13-13.5、余韻やや長め7-8秒

この高い酸とタンニン、対して低めの果実味のバランス、やはり素直にネッビオーロで行きたい。
バガはあるかもしれないが判別するには場数が足りなかったw
エッジのオレンジ感の割に、味わいからは少し若さも感じられる気がしてVTが悩ましかったが

イタリア(ピエモンテ ランゲ)/ネッビオーロ/2020/13.5%

イタリア(ピエモンテ バローロ)/ネッビオーロ/2018/14.5%
◯◯◯△△

(ランゲではなかったけど)OKとしたい。
今回は比較的サンジョと迷いにくいパターンのネッビだった。全部こうならいいのに!w

総括

先週よりはだいぶまともにテイスティングできた気がする。
…ので、外したら完全に言い訳できない実力の問題wせめて②の品種は合っていて欲しい。
①はほんと出てきそうで出てこなくて悔しい感じだったので、次回に繋げたいところ。

振り返り総括

今回はオーソドックスすぎて高得点の戦いだったとのことで、そんな中①を大混乱して外しているのは痛いw
…ものの。アレルギーからのリハビリ回としてはちょうど良かった気もする!
大反省はやはり①で「安価帯ヴィオニエ」どこかで修行しないとな…

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