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ワインマーケットパーティさんブラインド76回メモ

気を取り直して

先週は①③ともひどい間違い方をしてしょんぼり(←その割には飲みまくっていたよな)
今週はなんとか頑張っていきたいところ!
なお今回は特に有名人の方々複数お見かけしたのですが、「やっぱりこうだよね」みたいな呟きが複数聞こえたので、精度勝負になりそうですね…(雲の上の世界すぎて無縁w)

色調淡め白、濃いめ白、赤の
(色的には)スタンダードラインナップ!

①ヤツのかほり

  • 外観: 澄んで輝きある、グリーンがかったかかなり淡いレモンイエロー、泡滓なし、粘性やや低め

  • 香り: アタック強め、アロマティック(or少なくともセミアロマ)、マスカット、青草、白い花。しばらく放っておいたらさらにアロマティック度強まり自分用語で言うキラキラ石鹸香(別名乙女臭)も。あと香にジュニパーベリー。ケルナーによくある「クローバーをすりつぶした時の香り」は感じない

ケルナー、加えて一応仲間たち(リースリングは無いと思うがリースリングリオンとかミュラートゥルガウとかはあるかも)、次にトロンテス。
最初はアロマティックかセミか迷い、青草控えめの熟SB、アルバリーニョ、コルテーゼ、ガルガーネガ、ヴェルメンティーノ、アルネイス、シルヴァーナーなども候補には挙げてみた。

  • 味わい: アタックやや強め、甘味L、酸味H-かなり高くてシャープでもある、苦味L+ほんのりあり青草系、果実味M-〜L+、エキス分は薄め、アルコール12.5〜13、余韻やや短6-7秒

ここまででケルナー、トロンテス、ヴェルメンティーノを残す。あと乙女臭とジュニパーベリーからだけの薄い線だがシルヴァーナーも念のため。

トロンテス第一候補。淡め&グリーンみのある色調、マスカット系の香りと何よりジュニパーベリーのあと香、高い酸と薄いエキス分、短めの余韻など、総合的に強く疑われる。
ケルナーは独特の「クローバーをすりつぶした時の香り」が無いことと、酸がここまでシャープではない印象で優先度下げ。
ヴェルメンティーノは私自身の経験値がまだ不十分なことと、ケルナー同様「クローバーをすりつぶした時の香り」がないこと、あともう少しエキス分厚めのイメージあり下げ。
シルヴァーナーにしてはいかんせんアロマティックみが強すぎるので下げ。

アルゼンチン(北部地方/カルチャキ・ヴァレー)/トロンテス/2022/12.5%

アルゼンチン(カファジャテ)/トロンテス/2023/13.5%
◯△◯△△

これはOK。地域も北部地方までは合ってるので良しとしたい。
アルコール度が随分ずれたのが気になるけれども、これ30周年含め当日飲んだもの全部アルコール度高めだったからだろうな。

②ワナ…?

諸事情で最近よくお世話になっているあの品種だと思うのですが、ワナでしょうか。

  • 外観: 澄んで輝きある、ほぼニュートラルのやや淡いイエロー、泡滓なし、ほんのすこーしだけグラス壁面に気泡あった、粘性普通〜やや高め

  • 香り: アタック中程度、フレッシュなりんご、花梨など「黄色いけど酸っぱい系果実」の香りが濃厚、マヨネーズもかなりはっきり、樽はないかごくごく控えめか。スワリングするとほんのり石鹸臭もある。白胡椒は無い

これはかなりCBを疑う。
次点でPB、ついでなので一応CH/アリゴテは挙げてはおく。
他は熟れて青草の無いSB、同じく熟れ気味のグリューナーなどは挙げてみる。

  • 味わい: アタックやや強め、甘味Lと思ったがほんのーりだけ残糖あるやも、酸味M+〜H-で量は結構あるがやや丸みを感じる。苦味L+〜M-で果皮系の苦味。果実味M-、アルコール12.5程度、余韻取りわすれw

うーん、味わいもCBの仮説を裏切らない。豊富な酸、ほんのーり感じる残糖的なもの(果実味かもだが、いずれにしても)。
何より香りの黄色い果実とマヨがかなり特徴的に感じたこともあり、素直に

フランス(ロワール/サヴニエール)/シュナン・ブラン/2022/12.5%

ニュージーランド(マールボロ)/ピノ・グリ/2022/13%
×××◯△

ピノグリだったのか!!NZのピノグリは多分初めて飲んだ。
強いてコメント中からPG要素を探すとすれば、スワリングして出てきた石鹸臭と、果皮系の苦味くらい?
先日のイタリアといい、ピノグリは本当にスタイルの幅が広いな〜。アルザスの典型的ピノグリ以外ブラインドで正解した試しが無いかも。一度キャラの違うピノグリ5-6本揃えて飲み比べしてみたい。
なおブラインドは関係ないけどNZのピノグリ好きなタイプの可能性ある。他にも飲んでみたい。

ブラインドでのステレンラストとクレマンドロワール、先日のコソ練でのステレンラスト別キュヴェにヴーヴレと、最近それなりの頻度で飲んだので、当たっていてほしい…!
…が、逆に言えばブラインドで直近2回も出たばかりなので、流石にもうないのかなw
メタ読みはしないと決めてるのでいいんですけど!

③今回の鬼門

特に最後の二択でグラスに残った雫まで舐めとる勢いで迷った!

  • 外観: 澄んで輝きある、紫がかった濃いラズベリーレッド(orやや淡めのダークチェリーレッドかなあ。グラスの向こうはギリ見えるか見えないか)、エッジはほんのりピンク程度、泡滓なし、粘性やや高〜高め

  • 香り: アタック強め、当初はカシスリキュールのような黒系寄りで甘やかな果実を感じたが、その裏にプラムのような酸味のあるニュアンスも。コーヒー、ヴァニラ。ピラジンは無さそう。少しだけ生物を感じるような弱イタ臭とも言える香り(ほーんの少しだけ揮発酸もあったかも)、胡椒やユーカリは感じず。温度上昇後は赤系寄りのプラムニュアンスが強まり、海苔もほんのり(緑茶&紅茶感にも感じられ迷うところ)

当初カシス感と樽から新世界のピラジン弱めのCSやメルロ、他に胡椒弱めのシラーやマルベックなどを候補に挙げた。
…が!赤系のニュアンス強まってからはZF/プリミティーヴォやネッビオーロに傾く。

  • 味わい: アタック中程度、甘味Lだがアルコール由来の甘味は感じる、酸M〜M+でそこそこ高い、渋味M+(〜H-まであるか?)で結構ある、果実味M、アルコール13.5〜14.5くらい、余韻長く9秒〜

当初の候補から大幅に修正し、ネッビオーロとZF/プリミティーヴォが主たる候補に。
(他、バルベーラやネレッロマスカレーゼ、ガメなども少し考えた)
ほんのり感じるイタリアの風からネッビorプリミティーヴォに絞ったものの、そこから悩みに悩む。
ネッビは高めのタンニンと緑茶感などは合致するが、甘やかしっかりめの樽感と「枯れてない感じ」が気になり(いずれもそういうつくりもあると言われたらそれまでだが…)、酸もやや緩いような。
プリミはプラム&海苔や樽感などは合致するが、プリミにしてはややタンニン高く果実味が控えめにも感じる。
悩ましいものの、第一印象(甘やかな樽とやや黒要素もある果実感、海苔)とアルコールの高さなども考慮し

イタリア(プーリア)/プリミティーヴォ/2021/14%

アメリカ(カリフォルニア)/ジンファンデル/2019/14.8%
××◯△△

おお、ネッビと迷ってる場合じゃなかった!危ういw
そうかリッジかあ。旧世界との誤答も納得。
これはまあ危ういながらも品種正答できたことを良しとしつつ、産地判別についてはイタリアのプリミティーヴォあまり飲んでいないので、そちらの数をこなすのが近道かな。

総括

先週の大外しから少しでも挽回なるか。
今回は②が正解できたら練習の成果が出て嬉しい。
逆に③は激悩みしてしまったので、いずれにせよ今後の課題という感じ。

振り返り総括

今回は前回ほど酷い外し方はしておらずとりあえずホッ。
②はかなりCBぽさを感じていたので残念なものの、NZのPG初見だったこともあり、「PGにもこんなパターンがある」ということをまずは押さえた上で、どこかでPGバラエティ修行したい。
個人的にPGとアルバリーニョが「バラエティ広すぎて品種としての共通点が捉えきれない」トップ2になりつつある…。
③はアメリカのZF云々よりプリミティーヴォ側をの経験値増やすことを今後の課題に。
あとは今回、VTやアルコールのズレが目立った気がする。仕方ない面もあるが、せめてアルコール度の精度はもう少しどうにかしたいもの。

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