新しい資本主義?、公益資本主義?、資本主義の終焉?
資本主義の是正が叫ばれて、久しく感じるが、そもそも資本主義とは何なのか、明らかにしたのがマルクスの資本論(1867年刊行)と言われる。ドラッカーによると、1602年に設立された初めての株式会社「オランダ東インド会社」から、資本主義らしき社会制度が生まれ、「数百年経ったのちに、それが資本主義であることがわかった。ポスト資本主義社会もその只中にあり、解明されるのは遥か先」と述べている。
マルクスによると労働者により産み出された価値を資本家が奪い取り、それに不満を抱えた労働者が反旗