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最新HIPHOPレビュー #12 「Kamui / Kopy Cat 」
Twitterに、HIPHOPのレビューを3年以上投稿している ドラム師匠 です。レビューを書く時、あれこれ調べてから1ツイートに収まるよう文字を削っていました。でも、もっとアーティストについて伝えたいと思い、『日刊DiGG』として連載しています。今回はその12回目になります。
|Kamui / Kopy Cat (prod.MURVSAKI) |
2021/01/02 公開
ー 居心地の悪さがクレイジー ー
正直に言います。この曲を一度聴いただけでは理解できませんでした。それほどブッ飛んでます。
なかむらみなみ とのユニット・TENG GANG STARR解散後も、気鋭の若手と結成したユニット・MUDOLLY RANGERS としても活動する Kamui 。ソロ活動も精力的に行い、早くもソロ3作目となるアルバム『YC2』を'20年12月19日にリリースした。
「サイバーパンクが1番のトレンド」と豪語するだけあって、パンキッシュで近未来な世界が描かれたアルバムに仕上がっている。前MV「Runtime Error」では、ターミネーターを思わせる人型ロボットを登場させるなど、ビジュアルでも凝った演出がなされていた。そして、アルバムの中でも1番異色なのがこの曲「Kopy Cat」だ。
電脳空間に紛れ込んだようなラップはエフェクト処理され、さらに0と1の信号に置き換えられている。リズムに合わせて言葉を着地させるのではなく、ひたすらに言葉を暴走させる。
トラックは、KOHHやBAD HOP、Tohjiの楽曲を手がける MURVSAKI が担い、音というより、電子がこすれ合うような不穏なノイズを散りばめている。
制御不能となったエバンゲリオンが獣と化するように、落ち着かせない居心地の悪さが、人をクレイジーにさせる。
一度ハマったら病みつきになるので、周波数をこの曲に合わせてみて欲しい。
▼さらに一曲
🆕|MUDOLLY RANGERS /SGCR|
— ドラム師匠@🇯🇵HIPHOPを毎日紹介 / 1000レビュー達成 / 日刊DiGG (@drumshisho) April 7, 2020
元TENG GANG STARRのkamui(@kamui_datura)が若手と結成したプロジェクト。パンク愛がほとばしるフック。気持ちを先行させ、言葉になる前に歌詞を進める。重力を感じながら駆け抜けるXakiMichele(@XakiMichele)も良き。感覚で聴くのが正解。
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