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【PONTA MUSEUM】村上ポンタ秀一追悼企画展

2021年10月30日、ライブハウス鶴ヶ島ハレで行われた「村上ポンタ秀一追悼企画展」に行ってきました。

日本を代表する名ドラマー、ポンタさんのドラムセットや資料、愛用品などを展示し、ポンタさんのアシスタントをしていた方々やドラムマガジンなどでポンタさんのインタビューを担当していた方と色々なお話をさせていただきました。

ドラムセットについて

ポンタさんのドラムセットには、ポンタさんのこだわりが凝縮していました。

特別なペイントがされた外装に目が行ってしまいますが、注目すべきはシェルの内側とエッジ部分。
内側はブラックのペイントがされ、音、つまり、空気の振動がコントロールされていることがわかります。内側の塗装はマットブラックです。
ブラック塗装の上に"Masterworks"ステッカーが貼られていることから、メーカーの工場出荷時に既にペイントされていたと言えます。

そして、ベアリングエッジはゴールドの塗装がされています。
これもデザイン上のこだわりのひとつなのでしょうか。

別のセットを見てみると、内側にブラックの塗装がされているだけではありません。
なんと、内側に絵が描かれています。ポンタさんだけが見れるシェル内部の絵。こうした細かな部分にまで手をかけているのを見ると、デザイナーさんとポンタさんが妥協せずにドラムを作り上げたんだなぁ感じます。

ポンタミュージアムに展示されていたトランペットは、タモリさんが元の所有者であることは有名ですよね。
フジテレビ「笑っていいとも!」のコーナー"テレフォンショッキング"にポンタさんがゲストで登場したときにセッションしていたトランペットです。

ポンタさんといえば葉巻。これは実際にポンタさんが吸っていた葉巻です。

他にもカーボンプライのセット、クリスタルビートのセットなどが展示されていました。

最後に

村上ポンタ秀一
1951年1月1日~2021年3月9日(70歳)

未だに信じられません。かつて、アシスタントをやりたいと連絡をしたとき、見ず知らずの若造の僕に優しく接してくれましたね。
今でも電話したときの会話を覚えています。

僕が「ポンタさん、申し訳ございません。こちらの事情によりアシスタントはできなさそうです。せっかくご連絡いただいたのに本当にすいません。」と話すと、
ポンタさんは「そうか。わかった。それにしても初めてだったよ。ちゃんと断りの電話入れてきたやつ。連絡がないまま消えちゃうやつが多いからさ。またライブやるから遊びに来いよ。」と話してくれました。

ポンタさん、約束を守れなくてすいません。今になって、アシスタントをやらなかったこと、すごく後悔しています。

ポンタさんのドラムに触れたとき、ポンタさんのこだわりを直に感じられました。本当に命をかけて音楽と向き合っていた実感しました。ポンタさん、本当にありがとうございました。あなたは、僕の人生を変えてくれたひとりです。

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