こんにちは。自動車ライター/インストラクターの齊藤優太です。
今回は、「車間距離」についてチャットGPTに聞いてみました。
あおり運転(妨害運転)のひとつで、違反行為でもある「車間距離不保持」の危険性とは?・・・適切な車間距離とは?・・・など、車間距離にまつわることをチャットGPTに聞いてみると同時に、自動車ライター/インストラクター/教習指導員としての知見を含めて解説します。
車間距離を詰めすぎるリスクとは?
早速、車間距離を詰めすぎるリスクについてチャットGPTに聞いてみました。
Q.車間距離が短いリスクとは?
チャットGPTの回答にもあるとおり、車間距離の詰めすぎは事故や危険な状況になるリスクが高いといえます。
車間距離が長い場合のリスクは?
次に、車間距離が長すぎることのリスクについてチャットGPTに聞いてみました。
Q.車間距離が長すぎるリスクとは?
的を得ているような回答にみえますが、車間距離を短くしたいドライバー寄りの考えといえるでしょう。
車間距離=安全マージンという考え方をすれば、車間距離が長い=安全運転になるといえます。また、交通の流れを妨げることなく、車間距離を長めにとっていれば、前方の状況が分かりやすい=認知できる範囲が広くなるため、先読みした運転ができるようになり、同乗者にも優しい運転(モテる運転)になるでしょう。
適切な車間距離とは?
では、適切な車間距離はどのくらいなのでしょうか?
Q.適切な車間距離とは?
チャットGPTの回答の最後にもあるとおり一般的な結論です。
また、注目すべきは「◯◯以上」という表現になっているということ。"以上"というのは、"あくまでも最低限"ということです。
さらに、車間距離を詰めすぎるのは「車間距離不保持」という違反になりますが、車間距離を空けすぎることによる違反はありません。
ここで勘違い(思い込み)してほしくないのは、車間距離が長いことと、交通の流れを妨げることがイコールにならないということ。
交通の流れを妨げることなく、車間距離を長くとっていれば、滞りなく車を走らせることができます。
指導員という視点からの「車間距離」
教習指導員の資格(国家資格)を持つ筆者が車間距離について聞かれた場合、「"車間距離は長めにとっておいて困ることはない"という考えのもと運転する方が良い」と回答します。
車間距離を詰めすぎると(短すぎると)、アクセルのムラが多くなったり、ブレーキを頻繁に踏んだりしなければなりません。結果、燃費が悪くなったり、ブレーキやタイヤへの負担が大きくなったりします。つまり、余計なコストがかかるということです。
そのため、車間距離を長めにとって、交通状況の先読みをして、ゆとりをもって運転操作をすることを推奨します。交通の流れを乱すことなく車間距離を長めにとって運転をすれば、ゆとりをもった運転操作により、快適で低コストな運転になるといえるでしょう。